クレジットカード支払いを滞納すると、こんな結果になる【体験談】

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利用停止・解約・契約不可クレカの滞納は絶対NG!

  • 最短で引落日の翌日にはカードが使えなくなる!
  • 電話・郵便で督促がある!
  • 遅延損害金がかかる!
  • カードを強制解約される!
  • 新しいカードが作れない!
  • もっと深く理解したい場合は、下の記事を読んでね!

最近は、銀行やデパートなどで勧誘され、気軽にクレジットカードを作る人が増えています。

「今なら1万円分のポイントがつきますよ!」

あなたも一度はこんな風に声をかけられたことがあるでしょう。

たしかにクレジットカードは便利ですし、持っていて損はありませんが、万が一、支払いを滞納(延滞)してしまうと、後でとんでもないことになるかもしれません。

というのも、たった一度のクレジットカードの支払い遅れが原因となって、それから何年もカードを使えなくなってしまうことがあるからです。

今回の体験談の主人公、田中さんもその一人。

田中さんはたった一度の滞納で、その後、5年間にわたって、クレジットカードが使えなくなってしまいます。

他社のクレジットカードはもちろん、その他のローンの審査にも落ちるようになりました。

かなり厳しいペナルティですよね・・・。

しかも、滞納を続けていると、カードを強制解約になるばかりか、最悪の場合は裁判になることもあります。

たかがクレジットカードの滞納と思っていると、後で痛い目をみることになりそうですね。

また、今回の記事の後半では、田中さん以外の滞納者6人にインタビューを実施し、以下の点についてくわしく話を聞きました。

体験談よりも具体的な対処法を知りたい場合は、先にこちらから読んでおくといいかもしれません。

この機会にぜひ正しい知識と対処法を学んでおいてくださいね!

たった一度のクレジットカードの支払い遅れが原因で数年間もカードを使えなくなった田中さん

学生時代、私はろくにアルバイトもせず、クレジットカードで支払いを済ませていた時期がありました。

気づけば、利用残高は30万円以上・・・。

収入がないため分割払いも難しく、そのまま支払いを滞納するようになってしまいます。

3ヵ月後、バイトを増やしてどうにか支払いを済ませましたが、それで一件落着とはなりませんでした。

予想もしていなかったペナルティがあったのです。

今回は、私がうけたそのペナルティについてお話したいと思います。

体験者の情報

名前:田中 直樹
性別:男性
職業:学生
年齢:22歳
滞納したもの:セゾンカード、光熱費
滞納金額:6万円(セゾンカード)+3万円(光熱費)
滞納時期:2011年2月~2011年6月

気軽に作ったクレジットカードが生活を一変させた

大学1年生の春、私は実家を離れて上京し、一人暮らしをはじめました。

両親からの仕送りは、生活費5万円に家賃6万5,000円をくわえた11万5,000円です。

しかし、実際に生活をはじめてみると、計算どおりにいかないものですね。

生活費5万円のうち、友達と遊ぶのに月3万円ほど使う生活をしてしまいます。

遊びに3万円かかると、残りの2万円で交通費や食費をまかなわなければなりません。

そこで、とりあえずアルバイトをはじめようと思い、週3日、時給1,000円の居酒屋でアルバイトをすることにしました。

無事にアルバイトの面接は合格したのですが、店長から、「給料はみずほ銀行で振込むから、できればみずほ銀行の口座を作ってほしい」とお願いされます。

仕方なく、数日後にみずほ銀行へ行き、口座開設の手続きをしていたところ、窓口の女性から「クレジットカード(セゾンカード)は作りますか?」と聞かれたんです。

「あると便利かも・・・」と思った私は、軽い気持ちで作ることにしました。

今から考えると、これがすべてのはじまりだったんですね・・・。

しかし、当時はそんなことを知る由もなく、申込み後もしばらくクレジットカードのことを忘れていました。

アルバイトで月7万円ほど稼ぐようになっていたので、必要なかったんです。

高額セミナーがきっかけでカードを利用するように

ある日、当時流行っていたクーポンサイト『グルーポン』を何気なくみていると、『速読体験セミナー』なるものを発見。

かねてより私は「いつか速読を習って本を高速で読めるようになりたい!」と思っていたので、すぐさま詳細を調べてみました。

内容は『980円で速読を体験できる』というもの。

「安いし、応募してみるか」と思い、気軽な気持ちで申込みしたのです。

そして、セミナー当日。

会場は池袋の会議室で、参加者15人ほどでした。

しかし、その内容は、速読のメソッドをほんのちょっとだけ体験するもので、初心者向けの内容です。

わかってはいましたが、「所詮は980円か・・・」とガッカリしてしまいました。

そうこうしているうちに、セミナーも終盤に差し掛かります。

終了まで残り10分、私が少しずつ帰り支度をしていると、

「本気で速読を学びたい方はこちらのセミナーを受講してください!」

講師からこんな営業が。

そのセミナー、いくらすると思いますか?

なんと総額20万円です!!

「受講すれば1分間で1万字読めるようになりますよ!」

セミナールームにそんなセールストークが飛び交います。

正直、私は魅力的に感じましたが、そんな高額セミナーを受講することなどできません。

あきらめようとした矢先、「クレジットカードでの分割払いも可能ですよ!」とクロージングトークが。

私はみずほ銀行で契約したセゾンカードのことを思い出します。

「速読を習得するのが夢だったし、10回の分割払いなら1ヵ月2万円だからなんとか払えるかもしれない!」

そう思って、清水の舞台から飛びおりるつもりで受講することにしたのです。

遊ぶ時間のためにバイトに行かなくなる

速読のセミナーに通いだしてからしばらくして、私はアルバイトに行かなくなりました。

授業は忙しいし、遊ぶ時間がもっと欲しかったのです。

もちろん、まだセゾンカードの分割払いが残っていましたが、「バイトで貯めた貯金が10万円もあるから大丈夫」と高をくくっていました。

愚かですよね・・・

案の定、収入はゼロになり、代わりに遊ぶ時間が増えたため、支出は増える一方。

さらに、現金がないときは、カードで支払いをするようになっていたのですが、これが負のサイクルに拍車をかけました。

セゾンカードの返済や光熱費を滞納するように

アルバイトもせずに遊び続ける生活をしばらく続けていましたが、「これ以上はマズイ!」と、さすがの私でも思うようになります。

とはいえ、どうしてもアルバイトには行きたくありません。

節約を徹底しようと、それ以降はできるかぎりお金を使わないようになりました。

そんなある日、携帯電話に1件の着信が入ります。

知らない番号だったので無視しましたが、留守電を聞いてみると、クレディセゾンという会社からでした。

内容は、「残高不足で先月の引き落としができなかった」というもの。

セゾンカードからは毎月2万円の引き落としがありました。

しかし、使うばかりで稼いでいませんから、銀行口座の残高が2万円を切ってしまっていたんです。

本来ならすぐに払わなければいけませんが、当時の私は節約して色々なものを我慢しているところだったので、どうしてもお金を使いたくありませんでした。

幸い(?)クレディセゾンからの催促電話は一度だけだったので、支払いすることなく放置してしまいます。

しかし、その1ヵ月後ぐらいでしょうか。

忘れた頃にまたクレディセゾンから同じ内容の留守電が入ります。

「今度はさすがに払わないとマズイ」と思いましたが、「バイトでお金が貯まってから支払おう」と安易に考えてしまい、また電話を無視。

実はこの時期、食費を1日100円以内におさめるほどお金がなかったうえに、ガス代(3,000円)、電気代(4,000円)、水道代(5,000円)などの光熱費も滞納していたのです。

そのため、クレジットカードのほうを支払いたくても支払えない状態だったんですね。

毎日かかってくる催促の電話

カードの支払いを滞納しはじめて2ヵ月が経った頃、クレディセゾンからこんな留守電が入ります。

「田中直樹様。クレディセゾンの○○です。延滞している6万円はいつお支払いいただけますか?よろしければこちらにお電話ください」

こんな電話が土日も含めて毎日かかってくるようになりました。

また、文書でも「○月△日までに支払いをしない場合、督促専門の部署に依頼する」という通知が送られてきます。

さすがにヤバいと思いました。

さらに、光熱費も3ヵ月滞納したため、集金人が直接家に来て、「本日、滞納分を支払っていただかないと供給を止めます」といわれてしまいます。

私はあわててコンビニへ行き、光熱費の滞納分(合計3万円)を支払いました。

少し前からアルバイトを再開していたので、なんとか光熱費をだけは払えましたが、これも無視していたら大変なことになっていたと思います。

週7日のバイトでようやく返済

光熱費の滞納分を支払ったため、またお金がなくなり、休みなしでアルバイトすることになります。

平日の昼は授業を受け、夜は居酒屋で働き、土日は1日中、派遣のテレフォンオペレーターをする。

こんな生活を2週間も続けました。

居酒屋のバイトは時給1,000円、テレフォンオペレーターのバイトは時給900円で1日7時間働いたので、2週間でおよそ8万円の収入になります。

こうして、カードの支払いを滞納しはじめてから3カ月後、ようやく滞納分のお金が貯まったのです。

私はこれまで無視し続けていたクレディセゾンに、ようやく自分から電話しました。

「クレジットカードの未払い分を支払います」と伝えると、担当者が女性から男性に代わります。

おそらく上司でしょう。

男性担当者は、かなり強い語気で「田中さん!今までの滞納分をお支払いいただけるということですね。ちなみに、お持ちのセゾンカードはもう使えないので破棄してください」といわれました。

私が「もう二度と使えないんですか?」と聞き返すと、「はい。使えません」とダメ押しされます。

とてもショックでしたが、催促に応じなかったうえ3ヵ月も滞納したので無理もありません。

とりあえず、指定された口座に滞納分を振込み、滞納を解消しました。

このとき返済したのは、遅延損害金も含めて約7万円です。

これから5年間もカードを作れなくなる!

あとで調べてみたところ、

クレジットカードの支払いを2ヶ月以上延滞してしまうと、今後5年間はクレジットカードやローンなどの審査に通らなくなるそうです。

どうやら、一生クレジットカードが使えないということはないようですが、ガッカリですね。

軽いノリでクレジットカードを作った私は、このシステムを知りませんでした。

もうカードの支払滞納は絶対にないようにしたいです。

そのためにはお金の管理をきちんと行うことが重要ですね。

今回のことで身に染みました。

ふたたびクレジットカードを作るときは、どんなルールがあるのか、きちんと下調べをしてから作るようにします。

まとめ

最後に、今回の6名のお話からわかったポイントをまとめましょう。

  • 滞納すると、早ければ引落日の翌日にカードを止められてしまう
  • 引落日の翌日~1週間以内には電話での催促がある
  • 携帯や自宅への電話に応じなかった場合、勤務先に電話がかかってくる可能性もある
  • 引落日から数えて1週間~2週間以内にはハガキでの催促がある
  • 電話やハガキによる催促に応じないと、封書が届く
  • 滞納が61日以上になると、信用情報機関に「長期延滞」の記録が残る
  • 1ヵ月~3ヵ月程度滞納すると、カード会社から強制解約される
  • 強制解約されると、信用情報機関に「強制解約」の記録が残る
  • 長期延滞や強制解約の記録が消えないうち(最長5年間)は新たなカードを作ることはできない
  • 強制解約後、カード会社が債権を債権回収会社に移すと、今度は債権回収会社から催促をうけることになる
  • 一部は裁判に移行することもある(裁判所から支払催促申立書が届いたら絶対に無視してはならない)

いかがでしょうか。

今回のインタビューを通じてわかったのは、時間が経つほど状況は悪くなるということ。

すぐに払えない場合も、できるだけ早い段階でカード会社に相談しましょう。

放置しても遅延損害金がかさむだけですし、クレジットカードやローンの審査にも悪影響をおよぼします。

すでにカードの支払いを延滞中の方は、思い切って自分からカード会社に相談してみましょう。

最後になりましたが、クレジットカード滞納後の流れは下記の記事でも解説しています。

こちらもぜひご覧になってみてくださいね。

また、クレジットカードの延滞前にできる対処法を知りたい方は下記をご覧ください。

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