更新日:2021/04/17
リボ払いは怖いですよ。こんな年まで返済することになるなんて【体験談】
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評価を設定してください ×「友達から、リボ払いはやばいから、クレジットカードは一括払いだけにしておいたほうがいいといわれました。なにがそんなに危険なんでしょうか?」
「リボ払いにした記憶がないのに、勝手にリボ払いになっています・・・」
「分割払いとリボ払いではなにが違うのでしょう?」
支払いが重なったときに便利なクレジットカードのリボ払い。
毎月の支払額を一定におさえられるので、急場しのぎには便利ですよね。
そんなリボ払いですが、便利な一面がある一方で、その裏には非常にコワい一面もあります。
もし、あなたがその危険性を知らずにリボ払いを利用しているとしたら、あっという間に払えないほどの借金を抱えて、借金地獄へ落ちてしまうかもしれないのです・・・。
こんにちは。
当サイト、ファイグー編集部でキャッシング(カードローン)利用者や金融業者元社員にインタビューを続けて早4年が経つベテラン編集者の田中です。
この記事をご覧になっているということは、
「リボ払いがよくないのはなんとなくわかるけど、なにがどう危険なのかよくわからない」
と不安に感じているのかもしれませんね。
今回取材をした相馬さん(仮名)もあなたと同じ。リボ払いについてよく知らないまま利用をはじめてしまったひとりです。
「リボ払いだったら、月々の返済もせいぜい1~2万円。このぐらいなら大丈夫だろう・・・」
リボ払いについて、相馬さんはこんなふうに思っていたそうです。
しかし、このリボ払いをきっかけに、借金総額は150万円に・・・。
20歳から40歳までの20年間、借金返済に消耗する生活を過ごすことになります。
「自分の青春はリボ払いで終わった・・・」
相馬さんはこうもおっしゃっていました。
いくらなんでも大変すぎますよね・・・。
なぜこのような悲劇が起きてしまうのでしょう。
それは、クレジットカード会社が安易にリボ払いを勧めていることにも原因があります。
「リボ払いに変更することで10,000ポイントプレセント!」
あなたもこんなキャンペーンをご覧になったことがありませんか?
こんなふうに積極的なキャンペーンをおこなうのは、リボ払いがカード会社にとっておいしい商売だからです。
もちろん、どんなリスクがあるのか、十分な説明もなし。
これじゃ騙される人がいるのも仕方がないですよね・・・。
それならということで、今回は先ほど紹介した相馬さんをはじめ、そのほかのリボ払い経験者にもインタビューを実施。
なぜリボ払いによって途方もない借金を抱えてしまうのか、具体的に解説していきます。
「軽い気持ちでリボ払いを利用する方がひとりでも少なくなればいい」
今回はそんな思いで執筆しました。
また、すでにリボ払いを利用している方に向けて、借金問題を解決する方法もお教えしていますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
それでは本編にまいりましょう!
-
田中 靖子編集者
編集・ライター歴20年。読み手にわかりやすく、正確・誠実に情報を伝えることをモットーにしています。ファイグーでは読み手が求める情報をいかに適切に把握し、発信できるかを日々模索中。ささやかでも生活に役立つヒントをお届けできたら幸いです!現在は保育士とのダブルワーク中。高校球児の母。朝5時起きで白飯大盛弁当づくりが日課です。
青春はリボ払いで終わった・・・返済に追われた20年(体験談)
今回お話をうかがったのは相馬重則(仮名)さん、45歳。
とても真面目な印象の男性ですが、20歳から40歳まで借金返済に追われる生活を送ってきたそうです。
今回は相馬さんがはじめてキャッシングをしたきっかけと、20年にわたる返済生活の原因になった『リボ払い』について、当時を振り返りながらお話いただきました。
体験者の情報
名前:相馬 重則(仮名)
性別:男性
当時の職業:大学生~会社員
当時の年齢:20歳~40歳
借入件数:クレジットカード3件
利用時期:1988年ごろ~2008年頃
借金の合計額:およそ150万円
クレジットカードを作ったことがすべてのはじまり
― 最初にキャッシングをしたきっかけは?
大学生の頃、たまたま訪れた西武百貨店でセゾンカードの入会キャンペーンをやっていたので、なんとなくカードを作りました。
そのカードにキャッシング機能が付いていたので、遊ぶお金のために2~3万使うようになりました。
当時はお金に困っていたわけではありません。
実家暮らしでしたし、コンビニや単発バイトで月に5万円くらい収入がありましたから。
少し足りないときに使うという感じでしたね。
― キャッシングの金利や枠はどのくらいでした?
金利は27%でしたね。
今から思えばずいぶん高いですけど、そういう時代でした。
キャッシング枠は、学生なのに30万円もありましたね。
当時は保証人さえいれば、借りることができたんです。
私の場合、保証人の欄に母の名前を勝手に書いて、それで審査に通りました。
母への本人確認とかもなかったですね。
バブル崩壊で失業・家族の入院をきっかけに膨らむ借金
― 30万円分、すべて借りてしまったのはなぜでしょうか?
就職3年目、26歳の頃に、バブル崩壊の影響でリストラされてしまったんです。
リストラされる前は責任ある仕事も任されていて、月収も30万円ほどありました。
でもそれが途絶えてしまい、生活費のためにカードでキャッシングするようになったのです。
すると、あれよあれよという間に30万円の枠いっぱいまで借りてしまいました。
でもそのときは、「リボ払いだったら、月の返済もせいぜい1~2万円だから大丈夫だろう!」と安易に考えてしまったんですよね・・・。
― 30万円の枠を使い切ったあとは、どうしましたか?
今度はオリコカードのキャッシングを使うようになりました。
オリコカードは、オリコで自動車のローンを組んだときに、自動で付いてきたものです。
こちらもキャッシング枠は30万円だったのですが、すべて生活のために借りてしまいましたね。
しかもこの頃、両親が病で倒れてしまって、医療費の負担も大きかったんです。
自分も貯金を切り崩して、どうにかお金を捻出しようとしたのですが、それでも厳しくて。
― 別のカードにも申込みしたのでしょうか?
はい。とにかく生活費が足りなくてジャックスカードに申込みました。
ジャックスカードもキャッシング枠が30万円分ありましたが、これもすぐに使ってしまいましたね。
最終的に医療費が100万円以上に膨れ上がり、実家も手放すことになってしまって。
家を失ってからは、家族でアパートに引っ越したんです。
リボ払いの無限ループ!毎月返しているのに元金が減らない・・・
― その後の返済は順調でしたか?
私の就職先がなかなか決まらず、半年~1年ほど失業していたので、かなりキツかったです。
月々の負担をおさえられるリボ払いでも、セゾン・オリコ・ジャックスの3社を合計すると月6~7万円返済が必要でしたからね。
さらに、転居先のアパートの家賃も払わなければならず、家計は常に火の車です。
リボ払いだと返済総額も見えにくいので、「いつまでも返済が終わらないのでは?」と不安なまま返済を続けていましたね。
― その後、お仕事は見つかったのでしょうか?
実は、その頃の自分は精神的に追い詰められていて、電車も乗れないような状態でした。
正社員になるのはとうていムリで・・・。
1年後にはどうにか外で働けるようになりましたが、派遣の仕事しかありません。
特別なスキルを持っているわけでもないので、契約更新が難しく、3ヶ月ごとに仕事が変わるような生活でした。
そんななか、月6~7万円返済するのは本当に大変でしたが、こんな生活が2年ほど続きました。
― 結局支払いはどうなりましたか?
実は、2000年頃親戚が亡くなって、いくらか相続があったんです。
その遺産により、合計100万円の借金を、一旦すべて完済することができました。
― でもそのあと再びキャッシングをしてしまったんですよね?
はい。相変わらず仕事が安定せず、生活が苦しかったのでキャッシングしてしまいました。
幸か不幸か、3枚ともキャッシング枠が50万円まで上がったんですよ。
おそらく一度完済したため信用ができたんでしょうね。
それからというもの、カードのキャッシングで生活費・家賃をまかなうようになり、数ヶ月のうちに枠いっぱいまで借りてしまいました。
気がつけば合計150万円の借金。
本当にバカだったと思います。
このときも返済はすべてリボ払いにしていました。
そして、返済が苦しくなればまた借りるという自転車操業状態になっていたので、いつまで経っても元金が減りません・・・。
結局、それから8年近く返済を続けることになります。
相続で借金を完済!約20年のリボ払い生活から解放される
― 現在も返済を続けているのですか?
実はまた相続が発生して、2008年に200万円近いお金が入ってきました。
その遺産で再び完済することができたので、もう借金はありません。
その頃にはもう40歳になっていましたけどね・・・。
― クレジットカードは今も手元にあるのですか?
そうですね、まだ手元にあります。
ただ、ときどきネットショッピングに使うぐらいのもので、キャッシング枠を使うつもりはありません。
― 現在、お仕事は順調ですか?
はい、おかげさまで。
35歳までは派遣の仕事しかできなかったのですが、今は正社員として働いているので、それなりに安定しています。
ただ、余裕のない生活を送ってきたせいで結婚できず、40歳を過ぎた今も独身です。
よくよく考えると、クレジットカードを作ってから20年近く返済に追われてきたんですよね・・・。
債務整理をしなかったのは誤った思い込みのせい
― 途中で債務整理(※1)を検討しなかったのですか?
当時、身近に破産(※2)した人がいて、できれば自分もそうしたかったんです。
でも、「破産できるのは300万円以上の借金がある人」と、どこかで聞いたことがあったので、「自分の場合は金額が中途半端だからムリだ」と思いこんでいたんです(※3)。
結局、債務整理に関する知識がなかったせいで、機会を逃してしまったんですね。
※1
合法的に借金を整理すること。債務整理の詳しい説明はこちら。
※2
裁判所に破産を申し立て、免責が認められれば、すべての返済義務がなくなります。ただし、自分の財産はほぼすべて手放すことになります。
※3
この認識は誤りです。破産できる金額に決まりはありません。
― 過払い金請求(※4)はしたのですか?
一応、司法書士にお願いして、10万円ほど返ってきました。
当時はちょうどメディアで過払い金請求が取り上げられるようになった時期で、たくさんの司法書士がその看板を掲げていました。
それで自分も申込みしてみたんです。
ところが、どうも担当の司法書士があまりよくなかったみたいで・・・。
本来は私(依頼主)に有利になるようクレジットカード業者と交渉するものだと思うのですが、担当の司法書士は業者の意見を丸呑みしてしまったんです。
業者に、「うちは違法な金利なんて取っていない!」といわれたら、カンタンに折れてしまいました。
今思えば、弁護士にお願いしたほうがよかったのかもしれませんが、「150万円未満なら司法書士に依頼するもの」と思い込んでいたんです(※5)。
これも自分の知識不足ですね。
※4
法律で定めている上限金利を超えて支払った利息を返還請求する手続きのこと。
※5
過払い金請求は、金額に関係なく弁護士に依頼することができます。
― 今、当時を振り返って思うことはありますか?
私の場合、リボ払いしながら延々借入れを続けてしまったのが、一番マズかったのではないかと。
そのせいで、20年も返済を続ける末路をたどったのですから・・・。
まとめ
最後に今回のポイントをまとめていきましょう。
リボ払いが怖い理由
- 手数料が高い(銀行カードローン並みの年15%)
- 月々の支払額が低くおさえられているため、返済が長期におよび、手数料もかさむ
- 支払残高が減るにしたがって月々の支払額も低くなるため、返済が長期におよび、手数料もかさむ
- 月々の支払いがラクになるので、どんどん使ってしまいがち
- 自動リボ払いに設定されていると、カードを利用した分がすべてリボ払いで決済されてしまう
リボ払いから脱出する方法
- 自動リボ払いになっている場合は、その設定を解除する
- 余裕のあるときに繰上げ返済をしたり、月々の支払額を増額する
- 自力での完済が難しいときは債務整理を検討する
いかがでしょうか。
恐怖のリボ払いについて、なぜ怖いのかおわかりいただけたと思います。
すでに利用している場合は今後一切使わないようにして、できるだけ早い完済を目指しましょう。
ずるずる使い続けてしまうと、あとで多額の手数料を払って後悔することになりますよ。
最後になりましたが、ほかにもリボ払いの特集を組んでいる記事がありますので、あわせて読んでみてくださいね。
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リボが怖いんじゃないよ
利用する側のアタマ次第
リボをやたら悪い悪いと言われてるが、賢く使えばいいだけじゃん。
大変な時とか便利に使ってきたくせにリボのせいにする考えを改めよ。
お前がだらしないだけだよ。
頭が悪いて…
失業だとか色々事情があるからしかたないだろ
まぁリボ払いは借金なんだけど。
説明が不十分。
ポイントがお得だとか、月々支払う金額が少ないとか、メリットにもならないんだけど、お得なように装ってる。
クレカなんて一回払いオンリーでポイント貯まったら、その分を支払いから引いてもらう以外に使用用途はない。
この人も親も余裕ある時に貯金をしてなかったみたいだし、親族の遺産もそんなに多くないし、一族的に浪費しちゃう傾向があったのでは?
27%で10万円しか戻らなかったって…司法書士さんにピンハネされた?
失業なんてまったく理由にならない。貯金は?今の給料で生活できないならもっと生活水準下げろ。こんな事もわからないからバカなんだね、給料安いんだね。これ以上生活水準下げられない?だからって借金かよ。
一回払いしかしたことない。遊びで数万円も使うとかも理解できない。付き合いで飲みでも数千円でしょ。
クレカは、ショッピング一括払いでも借金です。
だから、一括のみの利用でも取引高が上がると信用もあがる。
キャッシングなんて愚の骨頂としか思えない。
しかし、リボはどう考えても悪い。
というか、業者の説明が悪徳商法の勧誘のように甘い言葉ばかりで返済について十分な説明がされてない。
リボの広告で最終的な支払額の説明を私は見たことがありません。
まぁ、業者にとってはとにかく利息を支払えよということなんでしょうが。
60万ほど借りて、15,000円ずつ返していた。4,000円が利息だったかな?減らなすぎワロタ。
自分で苦労もせずに借金返済できたからまた繰り返す。少しは苦労して自力で全額返済すれば同じことは繰り返さない。
頭悪すぎて返されへんかっただけやん。
爽やかで優しい雰囲気って。ただのおっさんじゃん。
リボをお得に使いこなす方法、それは使わないこと。
リボ払いこえぇって思ってコメント見たら、そんなコメントなくて驚いた。
リボを賢く使うとか笑。でもこういう人たちのおかげでポイント還元キャンペーンがあるんだなぁ。
過払い金請求でも騙されて、結局は情弱だと損するって記事かね?
リボと分割の違い教えて。
リボ怖いわ~。
マイラー上級者だと繰り上げ返済の手間をかけることも厭わないので、リボ利息を払わずに(あるいは最小化して)特典だけをゲットしてクレカ会社の思惑の裏をかけたりもできるが、金融リテラシーの低い目先の欲望に踊りがちな平均的日本人では残債を積み上げるばかりでクレカ会社のカモになるのがオチでしょうな。
リボはどれだけ借りて(買って)も月々の支払いは一定。設定額以上の請求はなし。
分割は、一回分の支払い額が他の支払いにプラスされる。
買い方次第で月々の請求額が変わる。
手数料がかからない一括が望ましいけど、分割なら多少は金をこれだけ借りてるんだという実感が出やすいから歯止めになる、らしい。
いつの間にやらリボ払いになってるケースが怖い。
カードで2万円ほどの買い物をしたんだけど、いつも使うカードが使えなくて(限度額に引っかかったのではなくデビットカードとして使えるものでは引き落としできなかった)、銀行で作ったカードを使ったら知らぬ間に5,000円のリボ払いになってた。
あまり使ってはいなかったけれど、それでも以前に使ったときはリボじゃなかったのに!
気が付いてからあわててリボじゃなくて一括にしたけれど、すでに利息払ってたよ。
20%の利息ってなんだこれ、詐欺みたいなもんじゃんかと思ったよ。
リボが恐ろしいのはそうなんだが、この人は150万も借金したのが、そもそもの原因。こんなのリボじゃなくても苦しいよ。
リボ払いすると人生ほぼ終わります。絶対ダメです。私はたまたま一括で支払いますが、ほぼ元金減りません。絶対やめた方がいい。