私のキャッシングカードを不正利用して18万の借金を作っていた母【体験談】

どんなに信頼している間柄でも、お金が絡むと拗れます。

それが例え家族でも、悲しい結末になるのです。

これは私が人生で一番信用していると思っていた人から受けた、裏切り行為についての実話です。

体験者の情報

名前:田中 由紀
職業:OL
年齢:23歳
理由:カードローンの返済
金額:18万円
時期:2005年5月ごろ

引越し代にカードローンを利用

それはまだ私がOL としてバリバリ働いている頃のことです。
私の母はシングルマザーで、我が家は母一人子一人のふたり暮らし。
裕福ではありませんが、母のパートと私の給料で、それなりに暮らしていました。

ある時、住んでいたアパートが取り壊しなることになり、私たちは急いで引っ越しをします。
新しいアパートの家賃は7万円。
駅からもそう遠くはなく、お互いの仕事場にも近いので、私たちは気に入ってこの部屋に決めました。

しかし、急な引越しで、前家賃・敷金・礼金で合計35万円ものお金を取り急ぎ用意しなければなりません。
私たちだけでは難しく、この時はアイフルから5万円ほど借りることにしました

それでも残業などをして2ヶ月で完済します。
もう借りることもないだろうと、その後はすっかりカードローンのことは忘れていました。

覚えのない請求

ある日、出勤途中に知らない番号から着信がありました。
知らない番号からは出ないと決めているので、留守番電話になりそのまま相手はメッセージを残します。

メッセージを確認してみると、アイフルから、「今月の支払いがまだされていないのでお願いします」という内容です。
私にはまったく身に覚えのない話でした。

もしかしたら私は犯罪に巻き込まれたのではないか
すぐに折り返し電話をしました。

「今携帯に返済が遅れていると連絡があったのですが、借りたお金は既に返済しています。

何かの間違いではないですか?」

「確認いたします」と言われ、住所や生年月日などの本人確認の後、

「今月返済予定の金額について、まだお支払いの確認が取れておりません。
いつどこでご返済されたか覚えていらっしゃいますか?」と言われます。

いつ返済したかって、あれは10ヶ月くらい前のことで、まったく覚えていません。
覚えているのは、完済して借入金が0になったこと。

「いや、返したのは多分、去年の夏かその終わりごろだと思いますけど、でも全額返したはずです。
借りた5万円を2回に分けて支払いました。ちゃんとその時に借入金の表示が0になりました」

通勤途中の路上で周りを気にしながら小声で会話していました。

「いえ、今年の1月から再度お借り入れして頂いている分についてなのですが・・・」

電話口の女性も、私の返答から何かおかしいと気づいたのでしょう。言葉を濁していました。

「1月?再度?いえ私はお金なんて借りていません!」

青ざめる私。

「もしかするとカードの紛失などで、どなたかがお客様のカードを使用したことも考えられます。
こちらで確認して、再度ご連絡いたします」

カード会社からの意外な返事

その日、私は仕事どころではなく、上司に事情は隠したまま、会社を欠勤させてもらいました。
とにかく私が借りていないことは確かです。
しかし犯罪や法律に詳しくない私は、自分に支払いの義務があるのではないかと不安でたまりませんでした。

そしてとりあえず家に帰り、アイフルからの折り返しの電話を待ちました。
しかし、いても立ってもいられず、彼氏に電話をして事情を説明しました。

実は私の彼氏は司法書士を目指していたので、こういう問題は私より詳しかったのです。
彼は「支払いの必要はない」と説明してくれました。
私はほっと胸を撫で下ろします。

そこへようやくカード会社からの連絡が来ました。

「やはりお客様のカードを利用して、どなたかが借り入れされていることは事実です。
しかし防犯カメラに映った人物は、明らかにお客様とは年齢が異なるようですので、誰かがカードを不正に利用し、借り入れを行ったものと思われます」

一体誰が?私は首をかしげました。

「そうですか・・・・私はどうすればいいのでしょうか?」

「もちろん支払いの義務はございません。しかし被害届を出して頂くことになります」

「分かりました。カードは偽造とかされていたのですか?」

「いえ、その件なのですがお客様自身のカードを紛失したということはありませんか?」

考えても見ませんでした。
しかし、カード類はいつも財布に入れっぱなしですが、財布を無くしたことはありません。

「確認してみます」と携帯を保留にし、急いで財布を開けました。

すると、カードローン会社のカードだけがありません

「すみません!カードがありません!財布に入れておいたのに・・・」

「そうですか。誠に申し上げにくいのですが、この借り入れされた方が、お客様の知り合いということはありませんか?」

「え??」

犯人は誰だ?

カード会社の人は説明を続けました。

「このカードを使用して、1月から継続的にお金が借りられているのですが、先月まではしっかり返済されています。不正引き出しの場合は、借りれるだけ一度に借りて返済などしませんから、何かあるのではないかと思っておりまして」

「どういうことでしょうか?」

「1月に借りた金額が2万円、そして翌月に2万円返済されています。
しかし返済後に再度2万円、その後は最低返済額のみの返済ですし、再度借りることを繰り返しています。総額は今日現在で18万円ほどです。
返済しながら借りているので、今日までまったく不正利用だとは思わなかった訳ですが、それにしても最初の月に借りた金額の全額を翌月の返しているのは、ただの不正利用とは異なります」

頭がパニックでした。
確かに変なことする人だとは思いますが、犯罪者の心理が私に分かるはずもありません。

私は混乱しながら尋ねました。

「あの、つまりその不正利用した人は、誰にもばれないように一度はすべて完済したって事ですよね?
それに味を占めて今度はもっと借りたって事ですから、別に不思議ではないのではないですか?」

「申し上げにくいのですが、一度完済しているお客様の最高貸付額は50万円です。
もとからお金を拝借するつもりであれば、最初に50万円借りてそのまま逃亡すると思います。
お客様に知られず、迷惑をかけずにお金を借りたかった、こういったケースの場合、身内の方がお客様のカードを不正に使用しているケースが多いのです」

頭を殴られたような気分でした。
身内に犯罪者がいる?
しかしわざわざ私の財布からカードをこっそり盗み、お金を借りていたなんて信じられません。

というのも、それが可能なのは、母と彼氏の二人しかいないのです。

「どんな人だったとか分かりますか?先ほど私とは年齢が一致しないって言いましたよね?」

私がドキドキしながら尋ねると、カード会社の人は落ち着いた声で答えました。

「はい、年配で白いダウンジャケットを着た、髪の短い女性です」

間違いなくそれは母でした

母の裏切りに不信感

「一度こちらで確認して、折り返しお電話してもよろしいですか?」

声が震えそうになるのを堪えながら、私は電話を切りました。

「もう母に間違いない」と思いましたが、「もしかしたら、違うかもしれない」とも思い、母の帰りを待つことにしました。

急いで確かめたい気持ちもありましたが、母を慮って仕事中には電話はしませんでした。

「今日カードローンの会社から電話があったの、返済が遅れてるって。
私は借りてないけど誰かが借りたんだって」

私は帰宅した母にそう切り出しました。
すると、母はすぐに自分が借りたと認め、謝ったのです。
私は、やはり本当だったと思って愕然とし、情けない思いで涙が出てきました。

すぐにカード会社に電話をして謝り「必ずお金は返済します」と約束します。

さらに、そのカードはもう使えないように、そして新しいカードも作れないようにしてもらったのです。

完済には、それから半年位かかったと思います。

その後も母に対しては不信感が残りました。
しかし母も本当に反省していたので、今はもう何も無かったことにしています。

もしこれが彼氏だったらと思うとぞっとします。
あの時は、母か彼氏しかありえませんでしたが、私はたった一人の家族である母だから許すことができたのです。

もしこれが彼氏だったら、被害届を出すことになり、大事になっていたでしょう。

しかし母だと分かった時のあの衝撃。
母一人子一人で、一緒に支えあって生きてきた母に対し、「裏切られた」という思いが頭をかすめました。
どんなに親しい間柄でも、お金は人間関係を破滅させる恐ろしいものだと改めて思います。

それから貴重品の管理も大切ですね。
私のように自分の持ち物に無頓着な方は、気をつけて頂きたいです。

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