友達に貸したお金が返ってこない!個人間の貸し借りに要注意【体験談】

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「友達に貸したお金が返ってこない...」

あなたにも経験がありませんか?

お金の貸し借りにトラブルはつきものですが、相手が友達となると、しつこく催促できませんよね

今回は、お金にルーズな友人にお金を貸してしまった男性の体験談を紹介します。

結末を先に話してしまうと、彼はお金を回収できたものの、その友人との関係は壊れてしまったそうです。

さらに、後半では、「法的な手段でお金を取り戻す方法とその問題点」や「借用書の書き方」について解説しています。

これから友達にお金を貸す予定がある、ないしは、すでにお金を貸してしまった時に、とても役立つ内容になっていると思います。

体験者の情報

名前:秋田 正吾(仮名)
性別:男性
当時の年齢:19歳
友人に貸した金額:1万5000円

お金にルーズな友人からの金の無心

あれは僕が19歳のときの話です。

当時、仲の良い仲間たちとサッカーチームを作り、月2回ほどのペースで活動していました。

そのなかに、1つ年下の後輩で、小学校から仲良くしていた友人Aがいたのです。

Aは後輩ですが、小学校からの付き合いなので、先輩後輩の区別なくフラットに付き合っていました。

ある日、そのAがお金を貸してほしいと言ってきます。

A 「悪いんだけど1万5000円貸してくれない?絶対返すからさ!」

僕 「イヤだよ。Aって他の友達にも借りているのに、まだ返していないんでしょ?」

そうなんです。

Aはお金にルーズなところがあり、すぐに人からお金を借りる奴でした。

お金だけじゃなく、モノも借りっぱなしで返さないとのウワサです。

僕はAにお金を貸した人を何人か知っていましたが、最終的に貸した側が諦める結果になっていたようです。

一方、僕は泣き寝入りするタイプではないので、もしAが返してくれないなら何かしら行動を起こします。

そうなれば、僕とAの友人関係はぎくしゃくしてしまいますよね。

僕は、お金を返してもらえないことより、友人関係が悪化することを恐れていました。

返さない人ほど「絶対返すから」というもの

ちなみに、Aがお金に困っている理由は「パチスロで負けてしまったから」とのこと。

負けが込んで熱くなった結果、財布の中身を使い切ってしまったそうです。

熱くなる気持ちもわからないことはないですが、不足分を借金で補うのは言語道断です。

Aに「絶対に返すから」と言われたとき、「絶対に返すのなら最初から金融会社に借りればいいのでは?」と思いました。

しかし、その後もしつこくお金を貸すようせまってくるA。

本当は貸したくなかったのですが、結局、根負けして貸すことにしたのです。

もちろん、返してもらう日もしっかり決めて約束しましたが、私の心は不安でいっぱいでした。

案の定、返してもらえない借金

それから1ヶ月ほど経過し、約束の返済期日がやってきましたが、案の定 返済されることはありませんでした。

とはいえ、僕は消費者金融ではありませんし、友人間の貸し借りであまり大ごとにしたくありません。

期限が過ぎても、2、3日は様子をみるつもりでいました。

ところが、Aはそれから1週間経っても何の連絡もよこさなかったのです。

こちらからの電話にも出ない始末。

気づかないふりをしているのか、本当に忙しいのか。

いずれにせよ、貸している側からすると完全に無視されているように感じます。

このことで、Aに対して大きな不信感を抱くようになりました。

直接家まで行って取り返そう!

いくら友人といえど、いや、友人だからこそ、Aの態度が許せませんでした。

電話に出て謝るならまだしも、知らないふりしてやり過ごそうなんて...!怒りが湧いてきます。

こうなったら もう強制的に返してもらうしかありません。

幸いにもAの家には何度も遊び行ったことがあり、住所は知っていました。

そして、本人がシラを切るなら、親御さんに相談するつもりでした。

「友人相手にここまでするなんて冷たすぎるかな」とも思いましたが、そもそもAの態度がひどすぎます。

ひどく腹が立っていたので、そこまで気が回りませんでした。

Aのお母さんが肩代わりしてくれた借金

後日、Aの住むマンションに向かいます。

どうしても1人で行く気になれなかったので、仲の良い友人にもついてきてもらいました。

それにしても、お金を返してもらうために家まで行かなければならないなんて...。

Aの家の前でインターホンを押す時もイヤな気分は消えませんでした。

ピンポーン♪

Aの母 「はい」

インターホンから聞こえたのはAのお母さんの声でした。

僕 「こんにちは。◯◯◯ですけど、Aはいますか?」

Aの母 「いないよ、どうかしたの?」

僕 「実はAにお金を貸しているのですが、連絡がとれないんです」

Aの母 「ごめんね!今そっちにいくから!」

こうして出てきてくれたAのお母さんと少し話しました。

それによると、Aは僕だけじゃなく、他の人にも同じようなことを繰り返しているそうです。

結局、お金はAのお母さんがその場で返してくれました。

そして、「もう絶対お金とか貸さないでね」とのこと。

今回のようなことが何度も起こるらしく、お母さんはかなりうんざりした様子です。

ちなみに、ついてきてくれた友人も、Aに貸したままだった物がいくつかあったようで、便乗して取り返していました(笑)

※編集より補足
法律上、Aさんの親がAさんの借金を肩代わりする義務はありません。親が子どものしたことに責任を持つのは、11歳か12歳の小学生まで(事例にもよります)。それ以降、親が法的な責任を問われることはないのです。

返してくれないのは向こうなのに...!理不尽な罪悪感

それにしても、なんで僕がこんなにイヤな思いをしなくてはならないのかと、心底うんざりしました。

自分はお金を貸しただけ。

返してもらうのは当たり前のことなのに、催促するとなぜか罪悪感を感じます。

たとえば電話のとき。

返してほしいから電話をするだけなのに、なぜかすごく申し訳ない気持ちになります。

そして、僕からの電話を無視するAも気まずいし、ばつが悪いのでしょう。

これまでは遊んだり連絡をとったりしていたのに、お金の返済期日を過ぎてからは全く姿を現さなくなりました。

お金のトラブルは、どちらの立場にとっても気持ちのいいものじゃないです。

こんなことになるのに、なぜ、友人・知人からお金を借りるのか本当に疑問です。

お金のトラブルが招く友人関係の破綻

結局、Aとはその後一切の連絡をとらなくなりました...といいたいところですが、そうはなりませんでした。

Aのお母さんからお金を返してもらった数日後、Aから電話がかかってきたのです。

A 「ごめんねー。返すつもりはあったんだけどさー」

これまで何度電話しても出なかったのに、お金の問題が済んだ途端、何ごともなかったかのように電話してきたのです。悪びれる様子もなく。

そのとき思いました。

このAという人間は信用に値しないと。

長年積み上げてきた信頼関係は、お金のトラブルで全て壊れてしまいました。

Aにとって、自分はどうでもいい存在なのだと感じましたし、お金のトラブルを通して信用できない面をまざまざと見せつけられました。

愛を誓い合った夫婦でさえ、離婚するときは財産の取り分で揉めます。

血の繋がった家族でも、遺産相続では他人同士より醜く争います。

Aとの一件を通じて、「大切な友人とはお金の貸し借りをしないほうがいい」と、改めて強く思うようになりました。

いかがでしたか。

個人間のお金の貸し借りでトラブルになるケースは非常に多いようですね。

運良く法的手続きで回収できたとしても、友人関係は崩壊してしまうでしょう。

一番は、「お金の貸し借りをしないこと」ですよね。

昔から、お金を貸すならあげるつもり貸しなさいといいますが、たしかにそういう心持ちでない限り、お金を貸すのは止めたほうがいいのかもしれません。

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