離婚でお金に困ったときに役だった学資保険の生存保険【体験談】

結婚12年目。
私は離婚を決断し、2人の子どもを連れて家を出て行くことになりました。

そこで発生したのが「費用」の問題。

引っ越し代はもちろん、生活に必要な家電、日用品の調達にもお金がかかります。

必要だったのはトータル43万円!

このとき、足りない資金調達に役立ったのが学資保険の生存保険です。

今回は、このときのことをお話していきます。

体験者の情報

名前:佐藤 笑美(仮名)
性別:女性
当時の年齢:35歳
当時の職業:無職(現在は某会計事務所勤務)
お金に困った理由:突発的な引っ越し

新生活に必要なのは43万円

結婚12年目。
私は離婚を決断しました。

住み慣れた家を去るのは、夫ではなく私と子どもたちのほうです。

本当にまっさらな状態からのスタートになりました。

まずはアパート探しから。
できるだけ安い物件を、と思っていましたが、アパートの敷金・礼金だけでも15万円はかかります。

そのうえ、新たに家電や日用品を全てそろえる必要がありました。

金額の大きいものは、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・ガス台・炊飯器・ポット・こたつ・パソコン・ストーブなど。また、これらにともないテレビ台やこたつ布団、敷き毛布、寝具類も必要でした。

もっと細かいものをあげると、キッチンに置くゴミ箱・リビングの座布団・カーテン・食器類など。

普通に生活するだけで、これほどのモノが必要だったのか、と思うほどの量でした。

これが私ひとりだったら、ギリギリ最低限の生活でOKです。我慢できます。

しかし、子どももいるのでそうもいきません。
あまりに不自由な生活はさせたくありませんでした。

それでも、離婚を決断したのは私ですから、自分で何とかするしかありません。

引っ越しまでの時間は限られています。
私はまず、必要なモノを書き出すことにしました。

そして、一体全部でいくら必要なのか?
いろいろなお店へ足を運んで金額をメモしました。

一日中、足を棒にして歩きまわり、ほぼ3日でおおよその金額を把握できたのですが、なんと、家電だけでも28万円必要ということがわかったのです!(もちろんすべて最低ランクのものです)

アパートの敷金・礼金を加えると、トータル43万円。

これをどうやって調達するか、それが問題でした...。

43万円をどこから持ってくる?

「43万円...そんなお金あったかな...」
私はすぐに自分の貯金を確認しました。

普通貯金にあったのはわずか20万円ほど。
食費や家賃もかかるのに、これでは全然足りません。

このほかに、積立貯金は230万円くらいありました。
自分でちまちま貯金していたのと、子どもが小さいときから毎月1万円 積立貯金をしていたのです。

これを切り崩せば...とも思いましたが、親として、子どもの将来のための貯金は絶対に使いたくありませんでした。

また、お金に困るたびにこの積立貯金を使っていたら、いつまでたっても教育資金は貯まらないのでは、という不安もあったのです。

結局、子どものための貯金には絶対に手を出さないことにしました。

では、どうやってお金を捻出すればいいのか。

銀行から借りる?
手軽なキャッシングを利用する?
親を頼る?

いろいろ検討した結果、どれも答えは「ノー」でした。

無職のシングルマザーに銀行がお金を貸してくれるわけがない。

キャッシングは、借金からなかなか抜け出せない知人を見ているので、私も同じようになるのが怖い。

また、実の娘とは言え、一度は家を出た身。親に心配はかけたくない。

どれも選べず、八方ふさがりの状態でした。

思わぬ収入!学資保険で30万円を受け取る

ある日、私宛に一通の手紙が届きました。
日本郵便会社から届いた子どもの学資保険についての案内です。

それによると、なんともうすぐ一時金が出るというのです!

子ども2人は、どちらも生まれてすぐに18年満期型の学資保険に加入していました。

2件とも契約者は私。
3ヶ月に1回の自動引落しで約98,000円、月々にすると2人で約33,000円積み立てていたのです。

そして、この学資保険のなかに「生存保険」というものがありました!

届いた手紙は「もうじき生存保険で一時金が出ますよ」という通知だったのです。

生存保険のおかげで、被保険者、つまり子どもが12歳と16歳の時点で生存している場合、保険金の10%を受け取ることができます。

当時、上の子が11歳だったのですが、もうすぐ誕生日がきて12歳になる予定でした。

私が2人の子どもにかけていた学資保険の満期保険金(満期にもらえる保険金)はそれぞれ300万円なので、30万円の生存保険金を受け取ることができます。

これは本当に助かりました...

結局、上の子の学資保険の生存保険金(30万円)で、なんとかもろもろの支払いに間に合わせることができたのです。

ちなみに、この生存保険を受け取れるのは、保険契約者である親です。私の場合は、自分が保険契約者になっていたので、スムーズに保険金を受け取ることができました。

仮に保険契約者が元夫であれば、この30万円は夫のほうにいってしまうところでした。保険の名義変更の交渉など、ややこしいことをせずに済んだのでよかったです。

積み立てのススメ

今回、学資保険のおかげで、困窮した事態を乗り切ることができました!

これから先、ずっと今と同じ生活ができるという保証はありません。お金に関しては、ありすぎて困るということは絶対にないのです。

特に子どもがいるなら、お子さんが小さいうちにできるだけ貯金をしておくべきです。

自動引き落とし型の定期預金や学資保険など、強制的に積み立てなければいけない状況にしておくと、より安定して貯金できると思います。

そして、現在の我が家の状況はというと、幸い、私はいま安定した職に就いています。

決して裕福とは言えませんが、子どもと3人楽しい生活を送っています。

子どもの将来のため、今も学資保険と月1万円の積立貯金を並行して続けていますよ。

学資保険(貯蓄型)ってどんな保険?(編集より)

今回の体験者である佐藤さんは、学資保険の生存保険金で無事ピンチを乗り切ることができましたね。

では、「学資保険」とはどのような保険なのでしょうか?最後に、編集から少しだけ補足したいと思います。

学資保険(貯蓄型)ってどんな保険?

佐藤さんが契約されている学資保険(貯蓄型)は、子どもの教育資金準備を目的として加入する積立保険です。

親が保険契約者となり、子どもを被保険者として加入します。
分類上は生命保険ですが、学資保険では満期時に保険金の支払いを受けることができます。

満期は子どもの年齢を基準にして設定され、保険会社によって15歳、17歳、18歳、20歳、21歳、22歳などのコースが用意されています。

また、親が亡くなったり、高度障害になってしまった場合、それ以降の保険料の支払いが免除されるという特徴があります(保険料の免除を受けても、満期になれば保険金を全額受け取ることができます)。

さらに、オプションとして「育英年金」を付けると、親である保険契約者に万が一のことがあった場合、その時点から満期までの間、育英費用を受け取ることができます。

満期まで、毎年1回、20万円・30万円といったまとまった金額を受け取ることができるのです(満期に受け取れる保険金等に加えて)。

さらに、被保険者である子どもに、死亡保障や医療保障を付けられるコースもあります。

なお、死亡保障をつけていなくとも、子どもが亡くなった場合、それまでに支払った保険料に相当する金額の返還を受けることができます。

学資保険シミュレーション

今回の体験者である佐藤さんと同じような条件で保険に加入した場合をシミュレーションしてみましょう。

23歳で子どもを出産し、出産と同時にかんぽ生命の「はじめのかんぽ」に加入した場合を考えてみます。

商品名 かんぽ生命「はじめのかんぽ 学資祝金付17・18歳満期学資保険」
満期 18歳に設定
基準保険金額(満期に受け取る保険金のこと) 300万円
保険金受取人 契約者
被保険者(子ども)加入時の年齢 0歳
被保険者の生年月日 2014年10月1日
保険の契約日 2014年10月5日
支払う保険料(毎月) 17,610円
支払う保険料(総額) 380万円
受け取れる保険金・祝い金 小学校入学時...15万円の祝い金(基準保険金額の5%)
中学校入学時...30万円の祝い金(基準保険金額の10%)
高校入学時...45万円の祝い金(基準保険金額の15%)
18歳(満期)...300万円の満期保険金

総額390万円

学資保険のメリット

学資保険は、毎月 一定額を積み立てていくタイプの保険です。保険料は自動引落で支払うタイプが多いので、貯金が苦手な方にも向いています。

また、普通の貯金と異なり、「ついお金が足りなくて使ってしまった」ということもないので、確実に、一定の資金を積み立てていくことができます。

さらに、学資保険に加入していると、税金(所得税・住民税)面で優遇されます。保険料が生命保険料控除の対象となるのです。

所得税で最大40,000円まで、住民税で最大28,000円までの控除を受けることができます。

確定申告や年末調整の際は、保険会社から送られてくる控除証明書を忘れずに提出するようにしましょう。

学資保険のデメリット

ここまで読む限り、学資保険はいいことづくめのように思えますが、実はデメリットもあります。

まず学資保険(貯蓄型)は、場合によって元本割れすることがあるのです。つまり、受け取る金額よりも支払った金額のほうが多くなってしまうのです。

特に、かんぽ生命の学資保険は、返戻率(支払った保険料がどのくらいもどってくるかの割合)が他社のそれより劣っており、元本割れしやすいと言われています。

さきほどあげた例によると、支払う保険料が380万円であるのに対し、受け取る保険金の総額は390万円。この場合、返戻率は102.5%です。

ほとんど同じ条件でシミュレーションした結果、ソニー生命保険「学資保険(無配当)III型」の返戻率は約106.2%、日本生命保険「ニッセイ学資保険こども祝金あり型」の返戻率は約107.8%、アフラック「夢見るこどもの学資保険」の返戻率は約105.9%となりました。

いずれもかんぽ生命の「はじめのかんぽ」より返戻率が良いですよね。

学資保険を検討するなら、必ず「保険金、保険料の総額がそれぞれいくらになるのか」シミュレーションをして、元本割れがないか確認しましょう。また、できるだけ返戻率の高い保険を選びましょう。

次に、学資保険は契約時に保険料、および保険金の額が決定するため、インフレに弱いという性質を持っています。

物価が上がっても、受け取れる保険金額は変わらないので、インフレになると損することになってしまいます。

いかがでしたか?
学資保険にはメリットもデメリットもあるので、ちゃんと把握したうえで加入を検討してくださいね。

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