夜のお仕事の現実。セクハラ、いじめ、ストーカーなど華やか世界の裏側

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華やかな店内、綺麗なドレス、高いお酒を飲みながら素敵な男性たちと楽しくおしゃべりするだけ。さらにお給料も高い夢のようなバイト。

「水商売のアルバイト」といえば、こんな華やかなイメージを持つ方も多いと思うのですが、その実態はどうなのでしょう。

華やかなイメージや高時給に釣られて水商売のアルバイトを始めてみたものの、働き始めたら「こんなはずじゃなかった!」と思われる方も非常に多いようです。

今回は、実際に働いてみないとわからない水商売アルバイトの意外なマイナス面を、実際の事例と共に紹介していきたいと思います。

これから水商売のアルバイトをはじめてみようかなと思っている方は特に必見です。

ちなみに、ホステスさんのお仕事の実態(仕事内容、お給料など)については『ホステスアルバイトの時給、勤務時間、通勤、良い点、大変なところ』で特集しています。

  • 【目次】
  • 肉体的にしんどい、意外に体力が要る
  • いじめやセクハラなど精神的に辛い
  • 出費が多くてバカバカしい
  • お付き合いに時間がとられてプライベートがない
  • 変な人につきまとわれる

私自身、20代の頃水商売のアルバイトをいくつか体験したことがあります。

フリーのデザイナーという仕事柄、ヨーロッパやアメリカに仕事を兼ねて旅行に行ったり、デザインのサンプルになる商品を買ったり、身につける洋服や小物に気を遣ったりしていたので、日常的にある程度お金が必要でした。

デザイナーの収入だけではとてもまかないきれないので、水商売のアルバイトを並行して行なっていたのです。

働いたのは、銀座と赤坂のクラブ、六本木のスタンドバー、西麻布のパブ、青山のスナックなど。いずれも毎日アルバイトをしていたわけではありませんが、1ヶ月に稼げる金額は、多い時で20万円ほどでした。

ちなみに、同じお店に長く勤めると人間関係でトラブルがおきやすくなるので、1年以上同じお店に勤めたことはありません。

私が感じた水商売のメリットは、お給料が高いこともそうですが、様々な職業を持つ友人関係が広がったこと。

今回の記事は、水商売の現場で働いていた時の経験、友人から聞いた話、お店で聞いた話などをもとに執筆しております。したがって、紹介するエピソードは基本的にすべて実話になります。

肉体的にしんどい、意外に体力が要る

高給に惹かれて始めた水商売のアルバイト。

きれいな衣装を着て、笑顔で接客していればいいだけだと思っていたら、意外に体力が要るようです。

高いヒールが体にダメージ

OLの給料だけでは生活するのがやっとなので、夜のアルバイトをしようかと探していたところ、男性の友人が「感じの良いお店があるよ」と教えてくれました。

それが都内の中心地にある、とあるガールズバー。

友人いわく、客層もスーツ姿のサラリーマンが多く、シャツとスカートの制服で、「いやらしい感じはないよ!」とのこと。

席に座って接客することにはなんとなく抵抗がありましたが、「カウンターでお酒を作って話をするだけなら私でもできるかも」と、高時給に惹かれてすぐ働き始めました。

ところが、お店では高いヒールを履かなければならないルール。最初の1時間は我慢できましたが、2時間過ぎるともう足が痛くて痛くて...。

お店の先輩に聞いたら、やはり足が疲れてむくむとのこと。「そのうち慣れてくるよ!」とは言われたのですが、私は1週間でギブアップ。

足が疲れるだけではなく、腰痛にもなってしまい、マッサージに通わないと身体が持ちません。結局マッサージ代もバカにならないので、辞めてしまいました。

酒やけで声がしゃがれる

キャバクラのアルバイトを始めて1年半。

時給も高く、お店には満足していました。

しかし、少し前から声に異変が...。

風邪を引いているわけでもないのに、声が枯れてハスキーボイスになってしまったのです。

いわゆる「酒焼け」というような感じの声で、最初はすぐ治るかなと思っていたのですが、一向に良くなりません。

お医者さんに行ったところ、「お酒を飲みながら賑やかに声を出すことは、喉に負担をかけしまう」とのこと。私の場合はそれに加えてタバコがありました。

お客さんとの会話がもたないとすぐタバコを吸うクセがあり、1日のアルバイトで1箱以上吸うようになっていたのです。

まだ20代の前半なのに、中年女性のようなしゃがれ声...。

この声が定着してしまうのが怖くなり、将来のことを考えて辞めることにしました。

お酒の飲み過ぎで胃潰瘍に

都心部のとあるクラブでアルバイトをしていました。

本業はモデルなのですが、26歳を過ぎて若い時ほど稼ぐことができなくなり、将来が見えないなと思っていた頃に、街で勧誘されたのです。

ママと会って提示された時給は6,000円

しかも私だけは特別に、お客さまの立て替えやノルマもなしという条件です。「いてくれるだけで華があるから」ということなので、OKして働き始めました。

接客はそれほど苦痛ではなく、モデル時代に培った立ち居振る舞いが美しいとそれなりに指名客も増えていきました。

しかし、シャンパンから水割りまで、1日のおつきあいで飲むお酒の量がハンパじゃありません。

強制ではないのですが、「もう飲めない」なんて言ったら場がシラケますし、私自身、お酒が嫌いではなかったので日に日に量が増えていきました。

そんな日々を続けていたら、ある日、胃の激痛で倒れてしまったのです。お酒の飲み過ぎとストレスで、胃潰瘍と診断されました。

いくらお給料が良くても、身体を壊しては何にもならないですね。2 週間の入院をきっかけに、お店は辞めることになりました。

精神的に辛い!いじめやセクハラをうけることがある

よく「女ばかりの職場は人間関係が大変だ」と言いますが、実際クラブやキャバクラでも女性スタッフ同士のいさかいやいじめなどがあるようです。

また、お客さんとの距離が近い分セクハラを受けることも多いのだとか。

軽く見られることにウンザリ

「どうせ水商売でアルバイトするなら、きれいなドレスで着飾って、美しさをアピールしたい!と思い、お客さんが多い都心のキャバクラでアルバイトを始めました。

そこそこの外見の私は、ドレスとヘアメイクでもっと美人度アップ。お客さんにも「君、美人だね~」と褒められることが多く、最初は楽しくアルバイトしていました。

お店も、サラリーマンなど大人の男性が多く、落ち着いた雰囲気で下品なことはほとんどありませんでした。

しかし、一見大人でインテリジェンスな感じの人ほど、酔ってくると露骨にホテルに行こうと誘ってくるんですよね。

やんわり断ると、「キャバ嬢のクセにきどるな!」とか、「どうせ、陰で営業してるんだろ」などと言われてしまいます。

先月も「ホテルに付き合うなら指名してあげる」と言われ、断ったらいきなりキレて怒鳴られてしまいました。

こんなことが度重なるうちにストレスがたまり、結局辞めてしまいました。

女性同士の陰湿ないじめ

お水の世界は、女の園。昔から女性同士の足の引っ張り合いや、いじめがあることは、なんとなく聞いていました。

でもキャバクラのアルバイトは「みんな若いからそんなことはないかな〜」と軽く考えていたのです。

私がアルバイトをしていたお店は芸能人もよく来る有名店。お客さんも女の子も多く活気がありました。

働き始めてからすぐ指名が入り、あっという間に数を伸ばしていったのです。

ところがそれに嫉妬した周囲のキャバクラ嬢たちから、いじめを受けてしまいます

最初は無視されることから始まりました。

気にしないように明るく振る舞っていましたが、それも気に入らないのかいじめはエスカレート。

お店から借りたドレスではなく、自分で用意したドレスを着ているときにかぎって、酔ったふりしてわざと濃い色のお酒をこぼされるのです。

しかも私のお客さんに「あの娘はお客さんと寝てお金をもらっている」「性病のお医者さんを紹介してって言われた」など、ありもしないことを吹き込むのです。

ストレスまでためて「何のために働いているのだろう」と思ったら、急に虚しくなりお店を辞めました。

辞めてから偶然街で出会ったお客さんに「同僚たちが君のこと、お財布やアクセサリーを盗むクセがあると言ってたよ」と聞いた時はさすがに頭に血が上りました。

もう二度と足を踏み入れることのない世界ですが、悔しい気持ちでいっぱいです。

お触りあり?のガールズバー

ガールズバーはキャバクラと違い、カウンター越しでお酒を作って話をするだけなので、セクハラはないだろうと思い、アルバイトをはじめました。

ところが実際に働き始めてみると、セクハラは日常茶飯事でした。

このお店では、制服のシャツのボタンを胸元がチラっと見えるくらいまで開けるのがルールだったのです。

すると、ちょっと前かがみになった時に平気で手を差し入れてきたり、写メで写真を撮ろうとしたりするお客さんがたくさんいました。

こちらもあまりキツくは怒れないので上手に逃げるようにしていますが、中にはしつこく触ってくる人もいます。

ひどい時は男の店長が注意をしてくれるのですが、やはりお客さんなので見て見ぬふりをする時もあるのです。

酔ったお客さんにいきなり胸元に深く手を差し入れられ、乳房を触られてしまったこともありますが、この時も店長は軽く注意しただけ。

このままセクハラがエスカレートしていくとイヤなので、お店を変えました。

出費が多くてバカバカしい

水商売のアルバイトは時給が高い一方で、出て行くお金も多いようです。

少しでも自分を華やかで美しく見せるために、エステ、ネイル、美容院は欠かせません。それに加えてドレス代もかかる場合があります。

さらにお客さんへのプレゼント代、お客さんと連絡をとる携帯電話の料金も意外とかさみます。

アルバイトのつもりが、経費がかさんで本末転倒になってしまったという「金銭的なマイナス面」の事例をご紹介しましょう。

気がつくとドレスの山

私は昼間は重役秘書の仕事をしています。容姿だけではなく、知識や会話力には自信がありました。

そこでキャバクラよりももっとグレードの高いアルバイトが可能だと思い、思い切って都心のクラブでアルバイトを始めたのです。

私はアルバイトなので、高価な着物やドレスを着る必要はないと言われたのですが、やはり仕事用のスーツというわけにはいきません。

そこで何枚か、結婚式の二次会などに着ていくようなドレスワンピースを購入。合わせて靴やアクセサリーなども用意しました。

すると、普段の髪型ではバランスが悪いので、ヘアメイクサロンでセットをしてもらうことに。

結局、ヘアメイク代・衣装代・ネイルサロン代・エステ代などをお給料から引くと、残りはほんの2~3万円

毎回気を遣う上に、普段は着ることもないドレスが増えていくのがバカバカしくなってしまい、半年で辞めてしまいました。

人気を保つために自腹でプレゼント

私はお店の中では人気のあるキャバ嬢だったのですが、その分出費も多いです。

アルバイトといっても努力次第でお給料上がるので、努力を惜しまずさまざまな気配りをしています。

例えば、いつも指名してくれるお客さんの誕生日に高価なプレゼントをあげたり、オフの日にレストランでごちそうしたり。

バレンタインデーには有名パティシエのチョコ、クリスマスにはネクタイ・ソックスなど、挙げてみたらきりがありません。

ある時、こうした出費を改めて家計簿アプリで確認してみたのです。

すると、本当にバカにならない金額を使っていることに気がついてしまいました。

もちろん指名数をキープできる見返りもありますが、このままお水の道で生きていくつもりもありません。私は急に虚しくなり、疲れを感じてしまいました。

今、体調不良を理由にお店を休んでいますが、このまま辞める予定です。

バイト代がネイルサロン代に消えてしまう

時給2,000円のガールズバーでアルバイトしています。

他のアルバイトよりも稼げるし、お店は制服なので衣装代もかからなくていいかなと思って勤め始めたのですが、意外なところで出費がありました!

お酒を出す時に、お客さんの目につきやすいのが手元です。

そのため、指先をきれいに見せるためにネイルにお金をかける女の子が多く、みんなネイルサロンに通っています。

私も誘われて行くようになったのですが、そのネイルサロンは1回2万円ほどします。

また、ヘアスタイルをセットするのに美容院にこまめに通ったり、エステでお肌を磨いたり。

他の女の子がキレイにしていると、自分もキレイでいたい!とライバル意識が芽生えてしまうのです。

結局、1ヶ月7~8万円は稼げても、サロン代だけで3~4万円消えてしまいます。手元に残るのは3万円ほど。

なぜバイトのためにサロン通いしなければならないのか自分でも分からなくなってしまったので、もっと経費のかからないアルバイトを今探しているところです。

お付き合いに時間がとられてプライベートがない!

水商売の場合、働くのは店内の時間だけとは限りません。

いかに常連さんを作るかにかかっているので、普段のお付き合いも大切な仕事になります。

アルバイトとはいえ「時間なので帰ります!」と、お客さまを置いてさっさと帰ることは許されません。お店以外の時間でも、電話やメール、食事などのお付き合いがあります。

「アルバイトだと思って気軽に始めたのに、こんなに時間を取られるなんて!」という「時間的なマイナス面」の実例を紹介しましょう。

副業のつもりが本業までおろそかに

昼間は会社で働いていますが、収入を増やすため、軽い気持ちで水商売のアルバイトをはじめました。

ところが働きはじめてから「何ヶ月も本指名を取れないと、クビになることがある」という噂を聞き、私は焦ってしまったのです。

もちろん指名が多くなれば時給も上がり、キックバックもあるでしょう。しかし、ただ店内で感じ良くしているだけでは指名は取れません。

そこで始めたのが、お客さんへのメール攻撃。会社の昼休みを利用して、「会いたいな」という営業メールをたくさんのお客さんに送るのです。

しかも「恋人に送るような感じで」と同僚からアドバイスされていたので、一斉送信ではなく、一件一件個別に送らなければなりません。

結構時間がかかってしまい、メールを送るだけで休憩時間が終わってしまうこともありました。もちろん来てくれた人には、「昨日は楽しかったね」など、さらに個別にメールを送ります。

また、売れっ子キャバ嬢を見習って、新しいお客さんの名前や特徴、好みなどを細かく記録する「仕事用メモ」までつけるようになりました。

こうして営業に長い時間を割くようになったのです。結局、本業の昼間の仕事が疎かになってしまいました。

軽い副業のつもりだったのにこれでは本末転倒なので、もう辞めるつもりです。

オールでカラオケに付き合わされる

大学進学で上京。一人暮らしを始めたとき、近所のスナックに「女性スタッフ募集」の張り紙を見つけ、アルバイトをするようになりました。

都心のキャバクラは田舎者の私にはちょっと怖いイメージがありましたが、ここなら近所なので歩いて帰れます。ママさんも気さくな人で、楽そうな仕事だなと思いました。

時給は1,800円で、仕事は夜7時~11時までということでした。

ところが、お客さんはみんな常連さんばかりで、11時になってもなかなか帰りません!カラオケが始まってしまうと、明け方になってしまうこともあります。

引き止められると帰りづらいので、朝までお付き合いすることも多くなりました。その分、時給をもらえるのはいいのですが、疲れて学校を休んでしまうこともあります。

こんなことが続いてしまうと良くないなと思い、学業を理由に結局辞めさせてもらいました。

休日もパーティーや食事、ゴルフに付き合わされる

アルバイトだから、本職のホステスさんほどでは大変ではないだろうと思って始めたクラブでの仕事。

ところが、店外で先輩のホステスさんとお客さんに付き合わなければならない時間が長過ぎます。

しかし自分を可愛がってくれるお姉さま方に誘われると、オフの時間でも断れません。

店から強制された訳ではありませんが、お姉さま方が誘われたアフターの食事には付き合っていました。

お姉さま方は、お客さんからホテルに誘われないよう、二人きりになるのを避けるために私を連れて行くのです。

こういう時はお客さんから、美味しいお寿司やフグなど高級料理をごちそうしていただくこともありました。しかし、私は正直早く帰ってお茶漬けでも食べてさっさと寝たいんです。

休みの日もゴルフに付き合ったり、お客さまのパーティーに華を添えるためにお姉さま方と一緒に参加したりするので、プライベートな時間はほとんどありません。

もちろん全部奢ってもらえますが、私にはこういう時間は苦痛なだけです。その上身体もキツくなってきたので、お店は辞めてしまいました。

変な人につきまとわれることも...

いろいろな人との出会いがある水商売のお仕事。

昼間の世界では絶対に出会うことのない業種の人と出会うのは刺激になりますが、その反面出会いたくない人と出会ってしまう確率も高くなります。

一見ちゃんとした紳士でも、お酒が入ると性格が変わってしまう人も多く、また客と接客スタッフという立場を忘れ、ストーカーまがいの行動をしてしまう人もいるようです。

危ない人に追いかけられてしまい、お店を辞めることになったという実例をご紹介しましょう。

勘違いされて、ストーカーまがいの行為に発展!

キャバクラは仮想恋愛の場所です。お客さんをいい気分にさせて、俺のこと好きなのかも!?とちょっと期待をさせて、指名をしてもらう。

そのためにはヨイショしたり、恋人のように甘えたセリフを言ったり、時にはメールで「寂しいな」なんてつぶやいてしまうこともあります。

こういうことは、キャバ嬢ならみんなやっていることなのですが、お客さんによっては勘違いしてしまう人もいるのです。

ある男性の場合、最初は頻繁にお店に来るだけだったのですが、そのうち毎日何度もメールが来るようになりました。

やがて休みの日にデートに誘われたり、お店が終わるまで待っていたりと、徐々にしつこくなっていったのです。

お店の人と相談をして2 週間休みを取り、男性には「入院したけど、入院先はプライベートなので教えられない」と言ってもらいました。

すると数週間後にはメールも来なくなり、もう大丈夫かなと思って安心していた矢先。

久しぶりにお店に出勤しようとしたら、駅で男性にバッタリ...。

いつか来ると思って毎日待ってた」と言われ、ぞっとします。

その場は「お店を辞めるので挨拶に来ただけ、田舎に帰る」ととっさにウソをついて、走って逃げました。

しかし待ちぶせ行為がエスカレートしたら、今後どんな目に遭うか分かりません。ストーカーは怖いので、本当にお店は辞めることにしました。

ガールズバーでストーカーに遭う

ガールズバーならカウンター超しの接客なので、お客さんと親しくならないで済むと思っていました。

ところが、私目当てで熱心に通ってくるお客さんが現れます。最初は良かったのですが、だんだん私を独占するようになったのです。

他のお客さんにお酒作ったり話をしたりすると、必ず邪魔をしてきます。店長がやんわりとたしなめてくれるのですが、彼は平気な様子。

そんなある日、お店の外で待ち伏せされました。その時強引に腕を取られたので、私は思わず悲鳴を上げてしまいます。

他のお客さんが引き離してくれたのですが、それで恨まれてしまったようです。

次の日もお店に来て、大声で私の悪口を話し始めました。

結局その人は出入り禁止になり、お店には来なくなったのですが、その後私の家のポストに脅迫状まがいのラブレターがたくさん入るようになったのです。

その手紙には宛名も切手もなく、直接投函したものでした。私は怖くなったのでお店を辞め、家も引越しました。

追跡されていたら困るので、今は弟のアパートで同居しています。その後は半年以上何もないのでもう大丈夫だと思いますが、もう水商売のアルバイトはこりごりです。

アットホームなスナックは密度が高いので勘違いも多い?

近所にお料理が自慢のアットホームなスナックがあり、「手が足りないからアルバイトして!」と頼まれたので夜だけ働くことになりました。

カウンターの中だけの仕事なのでお客さんに触られるようなこともなく、楽しく働いていました。

ある日、ママが急用で外出した時のこと。いつも店の隅で静かに飲んでいる、ある常連さんと二人きりになります。

ほとんど話したことがなかったので気まずくてテレビを付けたら、たまたま大きな事件があり、それをきっかけにおしゃべりが弾みました。

以来、お店に来ると私とよく話すようになり、やがてママが「お似合いね」などと冷やかしはじめたのです。すると彼は、「私が自分に好意を持っているのでは」と勘違いしてしまいました。

私が終わる時間までずっと残っていたり、他の人と話していると睨んだり、用もないのに私を呼んだりするようになりました。

朝晩偶然を装って近所で出会うことも多いのですが、明らかに待ち伏せです。

ある日、昼間会社を早退して家に戻ったら、その人が私の部屋の前にいて、無理やりドアをこじ開けようとしているところを発見してしまいます。

怖かったので、ママに電話をしてお店を辞めさせてもらい、しばらく友人の家に逃げました。

そして1ヶ月後自宅に戻ったら、ポストに袋に入った指輪と「待っている」というメモが!

これ以上エスカレートしたら本当に怖いことになると思い、指輪はママから返してもらうように頼み、アパートは引き払って実家に戻りました。

一見紳士風に見える人でも要注意

ホステスのアルバイトをしている時、会社の重役で独身、しかも外見もかっこいいお客さんと仲良くなりました。

店外で二人きりになっても、身体に触ったりホテルに誘うこともなく、紳士的な人でした。

ある夜、食事の後に「今日は運転手付きの会社の車で送ってあげるから」と言われ、家の近くまで送って貰うことになります。

ウトウトとして気がついたら、車はラブホテルの駐車場に到着していたのです!しかも運転手はいなくなっていて、肩を抱かれ強引にホテルの部屋に引きずり込まれます。

「もういい加減にいいだろう!」と、いつもの紳士的な態度から豹変!ほとんど脅しです。

怖かったのですが、騒いだりすると逆上しそうだったので、「一緒に暮している妹に、今夜は帰らないと電話させてね!」と軽い調子で言い、携帯が聞きとりづらいふりをして部屋から抜け出すことに成功しました。

靴は室内に置きっぱなしでしたが一目散に逃げ、家まで追いかけられたら怖いので、その日は友人の家に逃げ込んだのです。

もちろんお店は急病になったことにして辞めました。

男性って外見だけではわからないものだなと実感。やはり時給の高いアルバイトにはリスクがつきものですね。

ハイリターンにはハイリスクがつきもの

水商売を経験した結果、思わぬリスクを抱えて仕事を辞めることになった人たちの体験談をご紹介しました。

しかし水商売のマイナス面はこれだけではありません。

水商売の仕事は世間的に偏見が多く、アルバイトをしているというだけで、彼氏や友人・家族から大きな誤解を招く恐れもあります。

またこうしたお店の経営には、暴力団など反社会的な組織が関わっていることもあり、気がついたら犯罪に巻き込まれてしまうという可能性もあるのです。

「高収入」に惹かれて気軽な気持ちで始めるには、あまりにリスクが高すぎると思いませんか?

これから水商売のアルバイトをはじめてみようと思っている方は、こうしたリスクがあることも知った上で、よく考えてみて下さいね。

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