自転車撤去アルバイトの実態。時給、勤務時間、大変な点【体験談】

自転車で通勤・通学している人たちにとってはありがたくない、自転車の撤去。

行政は町の景観を守ることと、視覚障害者用の点字ブロックを塞がないという理由で、放置自転車を定期的に撤去する作業を行っています。

そもそも日本は駅周辺に自転車置き場が少なすぎるため、各地でこうした事態が起こっているのですが、この撤去作業を行っているのは、実は行政の人間ではありません。

行政が雇った運送業者、さらにその業者が雇う派遣のアルバイトが行っている仕事なのです。

自転車撤去のアルバイトがどのような仕事なのかを見てみましょう。

体験者の情報

名前(仮名):佐々木
アルバイトをしていた時期:2010年01月~2011年12月
時給(報酬):840円×8時間分=6,780円

自転車撤去のアルバイトの実態とは?

私がこの仕事をしていた大阪は、他の都市よりも自転車利用者が圧倒的に多い土地でした。

私は繁華街やオフィス街を巡って、放置された自転車を撤去させる作業を、不定期に行なっていました。

自転車撤去は肉体労働で、非常に大変な仕事ですが、実は実労時間が短いという美味しい面もあります。

そうした仕事の中身や時給、そもそも仕事をどうやって見つければいいのかなど、体験者だけが知る自転車撤去の実態をお話ししましょう。

このアルバイトをはじめたきっかけ

私は元々IT関係の仕事をしていましたが、ストレスからうつ病を患い、会社を退職しました。

その後、派遣会社に登録しましたが長期間の仕事ができる自信がなかったため、「超短期」「1日だけ」のような仕事をすることにします。

派遣会社への登録は、インターネットや、駅に無料で置いてあるタウンワークを見て応募しました。そして登録の際には、健康維持も考えて、体を動かす仕事を希望していたのです。

また、単発の仕事を途切れずもらうため、「グローバル」や「ヒューマントラスト」など複数の派遣会社に登録していましたが、結果的には「パートナー」という派遣会社が一番仕事を手配してくれました。

そのパートナーからの単発バイトの1つが自転車撤去作業だったのです。

仕事が発注されるまで

自転車撤去のバイトは、広告などの一般募集はありません。派遣会社を通じてでないと、自分では見つけることのできない仕事です。

撤去作業を行なっているのは、行政から委託を受けた運送会社です。

その運送会社が人手不足の時に、さらに派遣会社に人員を募集し、派遣会社が登録者に仕事を依頼するので、私のような派遣は孫請けの形になります。

この仕事は不定期に入ってきて、また1日中拘束されるため、派遣登録している人の中でも、定期的な仕事をしていない人に声が掛かりました。

そして依頼の連絡は大体、仕事の前日でした。

仕事内容

繁華街などに放置された自転車を撤去する仕事です。

まず朝7時半に繁華街などの自転車が放置されやすい現場に集合して、ミーティングを行います。そして行政の指示で、放置自転車に「撤去警告」の札を付けていくのです。

その後、行政の広報車と、自転車撤去作業の札を下げた拡声器付のトラックが「この辺りは自転車放置禁止区域です」と警告のアナウンスを流し、持ち主に移動を呼びかけます。

一定の時間が経過し、それでも放置されたままであれば、目印となる札をつけた自転車を、私たちが撤去していくのです。

これらの自転車はトラックに積み込み、集積所に運びます。このトラックへの上げ下ろしも、派遣の仕事でした。

8トン搭載のトラックでも、自転車は前後に並べていくと30台乗せるのが限度です。

上積みすればもっと乗せられますが、無理には乗せないという指示でした。

トラックに積みこむとそのまま同乗し、集積所へ向かいます。そしてトラックから自転車を下ろし、集積所の管理人の指示に従って自転車を並べていくのです。

こうした作業が午前と午後の2回に分けて行われました。

時給

時給は840円でした。肉体労働の割には安く感じるかもしれませんが、待機時間が長いので、ずっと仕事をし続けるということはありません。

給与の支払いは、私の登録した派遣会社では基本的には月末締めの翌月25日払いでした。あるいは当日の作業完了後、その場で日給をもらえる場合もあります。

また「仮払い制度」というものがあり、指定銀行の指定口座であれば振込料を自己負担で1週間単位で支払ってもらえるという方法もありました。

交通費

交通費に関しては、現地集合の場合は支給されませんでした。ただし1000円を超えた場合は、超過分だけ支払われます。

また派遣会社集合の時は、会社の車で現地まで連れていってもらえました。さらに帰りも運送業者の人が、派遣会社まで車で送ってくれることもあり、こういう時は交通費がかからずに済みました。

現場までの交通費の有無は、自分の収入に大きく響くので、人材派遣会社と契約をする前に必ず確認したほうがいいでしょう。

勤務時間

朝7時半に集合し、午後4時に終わりました。

ただし、自転車撤去は朝と、午後2時の2回と時間が決まっていて、午前中に撤去した自転車を集積所で下ろした後は、昼食を兼ねて午後2時まで車内で休憩です。

拘束時間は長いですが、作業時間は短い仕事です。

このバイトのいいところ

上記のように実作業の時間が短いことです。

拘束時間は8時間ですが、大半が待機時間で、勉強をしようが音楽を聞こうが比較的自由でした。

また午後4時には仕事が終わるので、その後の時間を居酒屋などのバイトと掛け持ちしても基本的には大丈夫です。

このバイトの大変なところ

早起きが苦手な人は難しい

朝7時半の集合なので、早起きが苦手な人には向いていません。

ただし規則正しく早起きをしたい人にはいいでしょう。

かなりの重労働

自転車は結構重たいので、体力を使います。

また作業をすると分かるのですが、トラックの荷台は予想以上に高い位置にあり、自転車を荷台に上げる時は、かなり筋力を使います。運動不足の人はほぼ確実に、翌日 筋肉痛になるでしょう。

自転車の扱いに気を遣う

自転車を粗雑に扱うことは厳禁です。

自転車を持ち主に返却する時に、傷が付いていたり部品が足りないと、トラブルになってしまいます。運送会社の人はかなり神経を使っていて、「とにかく傷をつけないように」と指示されました。

作業中に持ち主が現れると積み直し

トラックへの積み込みは、自転車の前と後ろをぴったり組み合わせて、隙間なく押し込んでいくのですが、その時に持ち主が帰ってくると面倒でした。

例え積み込んだ後でも、「返してくれ」と言われた場合は、持ち主に返却しなければならないからです。

要求された自転車が、荷台の前の方に積まれていると、その1台だけ引き出すのは至難の業でした。

ですから、とにかく撤去したらすばやく積み込んで現場を離れ、集積所に持っていくという、手早さが求められる仕事でした。

コニュニケーションが苦手な人も厳しい

作業の間の待ち時間は何をしてもいいのですが、車の中で待機していなければならないので、運送会社や派遣会社の人と一緒の時は、初対面の人とコミュニケーションを取ることになります。

人見知りの人には苦痛な時間かもしれません。

自転車撤去アルバイトのこぼれ話

集積所の管理人が威張っている

自転車集積所の管理人は初老の人が多いのですが、なぜか妙にいばっていました。

そして荷降ろしの作業は一切手伝わず、いつも私たちに偉そうに指示するのです。

放置自転車の行方

集積所では、自転車を撤去された日時と場所ごとに分けて保管しています。

しかし一定期間内に持ち主が引き取りに来なかった自転車は、二束三文の価格で業者に買い取られます。50台を一まとめ、という単位で売却するそうです。

管理人によると、自転車はベトナム等に輸出されているとのことでした。

高価な自転車は違法に取引き

信じられないくらい高価な自転車も、多数放置されています。

集積所によっては高価な自転車だけを別にして分けられたりしていたので、これらを専門に買い取る業者もいるようです。

ただし高価な自転車だけ集積所から買い取るのは、条例違反だと思いますが・・・。

自転車撤去は赤字の事業?

大阪の場合は、自転車1台の引き取りに4000円の費用がかかっているそうです。

集積所用地の確保、集積所の管理人の人件費、そして撤去作業にあたる作業員の人件費を考えると、行政として利益が出ているかどうかは微妙な事業です。(雇われた私が言うのも何ですけれど...)

→ オトクなアルバイトの探し方!知らなきゃ損する!複数サイト利用術

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