体入(体験入店)ではわからないキャバクラの実態【体験談】

最近の若い女性が憧れるという「キャバクラ嬢」という仕事。高収入を求めて、気軽に夜の世界に飛び込む女性が多いようです。

しかしこうした仕事の求人広告や募集サイトにある「ノルマ無し」「高収入」「アットホームなお店」「お酒が飲めなくても大丈夫」などの言葉を安易に信じてはいけません。

実際、この世界には、入った人しか知りえない、危険やリスクがたくさんあるのです。

夜の世界でキャバクラ嬢として働いた経験がある女性がその裏事情を語ってくれました。

体験者の情報

名前:白石 ひより(仮名)
性別:女性
当時の年齢:18~20歳
当時の職業:キャバクラ嬢(フリーター)
当時の月収: 30万~70万円
勤続年数:およそ2年
勤務地:神奈川県内

キャバクラの華やかな世界に潜む闇

最近「キャバクラ嬢」は、その華やかなイメージから、若い女の子が憧れる仕事になっています。

「綺麗なドレスを身にまとい、お客様と楽しくお話をしながらお酒を飲むだけで、高いお給料がもらえる!」と思っている女性が多いのでしょう。

そして私もその憧れを持って夜の仕事を始めた一人でした。

実際、私がこの仕事で稼いだお給料は、週3~4日出勤の場合は平均30~40万円、週6出勤の場合は平均60~70万円くらいで、かなりの高収入でした。

しかし一方で、非常にハイリスクな仕事でもあるのです。

キャバクラの募集広告には「高収入」「ノルマ無し」など、応募する女の子に都合のいいことばかりが書かれています。

その上、面接や体入(体験入店)の時までは、店長やスタッフも優しくしてくれるので、すぐにこの世界の現実は見えてきません。

ところが、しばらく留まってみると、実際にはノルマやセクハラ、いじめなど、数々のデメリットがあることを思い知らされることになるのです。

ここでは、およそ2年間いくつかのお店でキャバクラ嬢として働いた私が、この仕事のマイナス面を、経験をもとにお話します。

このアルバイトをすることになったきっかけ

私がキャバクラでアルバイトをすることになったきっかけは、母親が家に男を連れ込んで、一緒に住み始めたことです。それで家に居づらくなり、一人暮らしをはじめることにしました。

もちろんお金が必要なので、「手っ取り早く大金を稼げる」と思い、夜の世界に飛び込んだのです。

でもそこには思いもよらない落とし穴が待っていました。

「ノルマは一切ありません!」を信じないで

キャバクラ嬢の募集広告には、「ノルマは一切ありません!」とよく書かれています。「ノルマがないなら、楽だし、私にも出来るかも...」と安易に考える人もいるでしょう。

私も「ノルマがなければ、待機しているだけで時給が発生するのだから、こんなに楽な仕事はないのではないか?」と最初は思っていました。

しかし実際に働きはじめて指名のお客様が増えてくると、最初は何も言わなかったオーナー・店長・ボーイなどが「今日は指名のお客様が来るのか?」と確認してくるようになるのです。

来るのであれば「何人来るのか?」と聞かれ、人数が少ない、一人も来ないとなると、営業の電話やメールをするように、プレッシャーをかけられます。

一方、指名が取れない子に対しては、店長やボーイの態度は冷たくなり、口調もきつくなります。「バックルームで営業電話かけてこい!」と怒鳴られたり、閉店後に説教されることもあるのです。

しかも、指名さえ取れればいいという訳ではありません。

私は指名を5本取った日に呼びだされて、「可愛い顔してるんだから、もっと客呼び込めよ!できるだろ!」と、声を荒げられ、後ろから蹴り飛ばされたこともあります。

募集の時に「ノルマはない」と謳っていても、客商売ですから、結局は暗黙のノルマがあるのです。ですから「また呼び出されて蹴られるのではないか」という重圧がその後も付きまとい、精神的にかなりこたえました。

お客さんのセクハラ、枕営業の要求

入店の際にはたいてい「お客様がセクハラ行為を働いた場合は遠慮なく申し出てね」と言われます。

しかし「セクハラ行為が起きても、私はお店に守られている」と安心してはいけません。「女の子と楽しくお話をして、一緒にお酒を飲むだけ」というお客さんは、ほとんどいないからです。

例えばお客さんから「彼氏はいるの?」と聞かれても、キャバクラ嬢は(たとえ彼氏がいても)「いない」と答えます。接客業ですから、それがお客さんへのサービスです。

しかしお客さんはこれを聞くと、女の子に対して自分の恋人のように接しても構わないと勘違いしてしまうのです。

私は常連のお客さんに、ブラジャーやスカートの中に手を入れられたり、胸や太ももを触られたり、無理やりキスをされたりしたことがあります。

ところが、セクハラ行為が行われた場合でも、お店は売り上げが大切なので、見て見ぬふりをするのが現実です。特に大金を落としてくれる常連のお客さんには強く言えません。

私はお客さんに注意するどころか、逆に私の方が「お客様を怒らせないように、気をつけて」と注意されたことがあります。もちろん触られてもお給料は増えませんし、嫌な思いをするだけでした。

また枕営業をしている同僚のお客さんにつくと、「あの子はさせてくれるのに」と憤慨されることもあります。店側も「枕営業は禁止」と公言しながら、実際は何も言いません

ストーカーへエスカレート

お客さんが「ストーカー化」してしまうことがありこれも深刻な問題です。

私たちがメールや電話でお客さんに営業をかける時、お金を使いたくないお客さんが、お店ではなくほかの場所で会おうと提案してくることがあります。

同伴のお誘いをしてみても、「お店に出勤するまでなら...」とどうにかお店に行かずに会おうとするのです。

こういうタイプの人は、メールや電話がしつこかったり、やきもち焼きで面倒くさかったりする上に、徐々にストーカー化してしまうことがあります。

そしてひどい場合には、毎日、何十回ものメールや着信があり、こちらが返信しなかったり電話に出なかったりすると、怒り出すのです。

さらにお店が終わる時間に外で待ち伏せしたり、自分の彼氏のような態度を取られたり、後をつけられて家を知られてしまうという事態に陥ることもあります。

こちらは「お店の中のお付き合い」と割り切っていても、お客さんにはそれが通用しないのです。

陰湿な女のいじめ

入店の際に「ここのお店の女の子たちは、みんな優しくて仲がいいから安心してね」とスタッフに言われることがありますが、これも安心してはいけません。

女の子同士、表面上は仲良く見えますが、キャバクラはお客さんの指名を奪い合う下克上の世界ですから、いじめが多いのです。

私も入店したてのころは周囲に優しくしてもらっていましたが、指名を取るようになってからは、先輩や同期の子の態度が豹変し、いじめを受けました。

例えば、お店では「ヘルプ」として、別の女の子を指名したお客さんの席につくことがあります。

その時は「ヘルプ」ですが、後日、そのお客さんから改めて自分が指名をいただくことがあります。すると「お客様を取られた」ということになり、もともと指名を受けていた女の子から嫌がらせを受けたことがあります。

また「ナンバーワンの座が危うい」「自分より若い」「自分より経験が浅いのに、人気がある」などの理由でいじめは起こります。

「あの子は枕営業をしている」「あの子は○○さんのことを、こんな風に悪く言っていたから、指名するのはやめたほうがいい」など、私もデマを流されたりしました。

他にもドレスや靴を捨てられたり、席を立ち上がった時に足をひっかけられたりしたこともあります。

飲みたくもないのにお客さんの前で「○○さんはお酒が強いから」と無理やり一気飲みをさせられたり、稼いだお金を全て抜き取られるようなこともありました。

女同士が牽制し合いながら接客をするので、精神的にもかなり疲れる仕事なのです。

ドレスやヘアメイク、携帯代にお金が消えていく

接客のためにさまざまな経費がかかることもネックです。お店側が負担してくれるのであれば問題ありませんが、たいていのお店では衣装代や携帯代は自己負担になります。

特に身なりを気にしなければならない仕事なので、ドレス代やヘアメイク代などには、かなりのお金がかかります。

毎日同じドレスは着られませんし、常連のお客様の好みに合わせたものを購入したり、イベント時はそれにあった衣装をその都度揃えたりしなければいけません。

ヘアメイクもセットするのに毎回お金が掛かります。

店で専属の美容室やヘアメイクさんを押さえている場合は、1回500円~1000円程度ですが、それがない場合は大変です。

自分でセットするか、さもなければ毎回美容室に行かなければならないので、2000~3000円の出費になります。爪もきれいにしなければいけないので、ネイルサロン代もかかります。

私の場合は、お給料から天引きされる、店のヘアメイク代以外に、こうした衣装・美容関係に毎月4万~5万円程度かかっていました。

さらに一番出費がかさんだのが、営業に使う携帯電話代です。

私はプライベート用と仕事用と、2台の携帯電話を使い分けていたのですが、プライベート用の料金が2万円の一方で、仕事用は一番多い月で8万円にもなりました。

お店から支給されてもいいのではないかと思いましたが、申し出ることはできませんでした。

お酒や不規則な生活リズムで、体調不良に

この仕事をすると、健康的な生活を送れなくなってしまうことも大きなデメリットです。

キャバクラの募集では、「お酒を飲めない子も大丈夫!」などと求人誌には書かれていることがありますが、実際はそういうわけにはいきません。

私は、お酒を飲みたくなかったので、ソフトドリンクを頼んでいましたが、お客さんに気づかれて焼酎などを足して飲まされたことがあります。

さらに、お客さんが開けたボトルやシャンパンなどもっと強いお酒を飲まなくてはならないこともあるのです。そのせいで、二日酔いで体調を崩してしまうこともたびたびありました。

また昼間寝て、夜働く昼夜逆転の生活も体にこたえます。そして日光を浴びないせいで体調不良になっただけでなく、精神的にも不安定になってしまったのです。

結局、心が落ち込んだ状態が長引いてしまい、仕事も辞めざるを得なくなりました。

体や心までも蝕んでしまうのは、この仕事の一番恐ろしい部分だと思います。

恐ろしいリスクがあることを忘れないで

私の体験談を元に、一見華やかに見えるキャバクラ嬢のマイナス面を見てきましたが、いかがだったでしょうか?

厳しいノルマ、セクハラ、ストーカー、いじめ...。これらは、ある意味、社会勉強になるのかもしれませんが、あまり経験したくないものですし、経験しなくてもいいことだと思います。

もちろん全てのお店が、私の体験談に当てはまる訳ではありませんが、逆に私の体験よりはるかに恐ろしいこともたくさんあるかもしれません。

この仕事は短時間で大金が手に入るなど、メリットがあることも確かです。しかしそれとひきかえに、数々のデメリットや、リスクがあることを忘れないでほしいと思います。

華やかで、憧れる世界かもしれませんが、もしあなたが働くのであれば、メリットだけを見るのではな、デメリットきちんと踏まえ、リスクを覚悟して臨むことが大切だと思います。

夜のお仕事については、以下の記事でも詳しく特集しております。

→ オトクなアルバイトの探し方!知らなきゃ損する!複数サイト利用術

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