「内職って話はよく聞くけれど、具体的にどんな仕事なの？」

「内職の仕事って詐欺みたいなものが多いんでしょ？」

「きちんとしてる内職の求人ってどこで探せばいいの？」

このご時世、育児や介護などで外に出て働けない方も多いですよね。

そんなときに『内職』が頭に思い浮かぶ人も多いはず。

でも、内職ってあまりいいイメージがないですよね？

給料が雀の涙ほどだったり、詐欺まがいの求人がされていたりするので、それらが内職全体のイメージを悪くしているのかもしれません。

たしかに、内職の求人をみていると、まず稼げないであろう求人や、完全に詐欺とわかる求人がたくさんあります。

けれども、その一方できちんとした内職もあるんです。

大切なのは、それを『見分ける目』。

きちんとした内職を見分けられれば、詐欺に遭うことなんてないわけですから。

こんにちは。
当サイト、ファイグーの編集者として、日々さまざまなお仕事を内職の皆さんにお願いしている内田です。

ネット上には、「初心者でも稼げる！」「だれでも簡単にできる！」と宣伝している内職の求人がありますよね。

最初に結論をいってしまいますが、このような求人はほぼ詐欺と断定して差し支えないです。

こういう怪しい求人に申し込んでしまうと、最終的に数万円～数十万円のお金をだましとられる可能性があります。

絶対に申し込まないようにしましょう。

さらに、最近の内職詐欺の手口は狡猾（こうかつ）になってきています。

私たちのように日々内職の仕事を発注してる側からみても、一見すると詐欺とわかりづらい手法が増えてきているんですね。

そこで、今回は『絶対に選んではいけない内職の特徴』をお伝えしていきたいと思います。

私どもファイグー編集部は、これまで10年に渡り、内職のお仕事を発注してきました。

今回はその経験をギュッと圧縮してお伝えしていきます！

選んではいけない内職の特徴を知っておけば、被害にあう確率はグンと下がるはず！

今回の記事が少しでも内職選びで迷うフリーランスの方々の助けになればうれしいです。

それではいきましょう！

• 目次
• そもそも内職ってどんな仕事？
  • 内職の報酬相場
• 絶対に選んではいけない内職の特徴
  • なにかと理由をつけてお金を要求する
  • 絶対に支払ってはダメ！
• 内職の探し方！最近はクラウドソーシングサイトが主流
  • 大手クラウドソーシングサイト3選
  • クラウドソーシングサイト利用時の注意点
• まとめ

そもそも内職ってどんな仕事？

内職の報酬相場

ここで、代表的なお仕事とその報酬の相場を表にまとめてみました。

相場をみるかぎり、「楽して稼げる仕事はないんだな」とわかりますよね。

『未経験可』『初心者OK』といっただれでもできるお仕事は、どうしても報酬が安くなりがちです。

たとえばライティングの場合、文字単価0.5円だとしたら、2万文字書いてようやく1万円の報酬になります。

もちろん、報酬はピンきりなので一概にいえませんが、家事・育児などのスキマ時間に行うなら、月に1～2万円が限度でしょう。

むしろ、月1万～2万円くらい稼げれば上々くらいに思っておいたほうがいいと思います。

高額報酬・高時給を希望する方にはオススメできないですね。

絶対に選んではいけない内職の特徴

なにかと理由をつけてお金を要求する

悪徳業者は、なにかと理由をつけてお金を要求してきます。

「こんなの払うわけないじゃん！」と思いますよね？

でも、引っかかってしまう人が多いのは、手口が非常に狡猾（こうかつ）だからです。

いくつか代表的な手口を紹介しましょう。

狡猾な手口1 先に報酬を支払う

最初からお金を要求されたら、だれでも警戒しますよね。

しかし、先に報酬を受け取っている状態だったらどうでしょう？

すでに数千円程度の報酬を受け取っている状態なら、警戒心もうすれるのではないでしょうか。

そのうえで、「このままどんどん収入が伸びていきますから、◯◯万円なんて1～2ヶ月でもとが取れますよ」なんていわれたら、うっかり払ってしまうかもしれないですよね。

狡猾な手口2 『収入保証』『返品保証』で安心させる

『収入保証』や『返品保証』をうたって、利用者を安心させる手口も多いです。

実際は収入が保証されることはありませんが、『保証する』といわれると、つい安心してしまいますよね。

狡猾な手口3 褒めて持ち上げる

利用者を褒めて持ち上げるのもよくある手口です。

このケースの場合、求人に応募した後、ライティングやデータ入力などの簡単なテストをさせられます。

そして、「あなたには才能がある！」「あなたならたくさん稼げる！」「こんなに◯◯だったのははじめて！」このようにあなたの気持ちを持ち上げ、その気にさせるのです。

もちろん、そんなこと思ってもいないわけですが、褒められると悪い気はしないですからね・・・。

狡猾な手口4 『期間限定』『人数限定』であせらせる

「あと◯日◯時間で募集終了」「先着◯◯名さま限定募集（残り◯名さま）」など、ありもしない時間制限や定員をもうけて利用者をあせらせます。

考える時間や調べる時間を奪うための卑怯な手口ですね。

絶対に支払ってはダメ！

普通に考えれば、「仕事をするためにお金を支払わないといけない」なんておかしいですよね。

どんなに魅力期な仕事であっても、お金を要求されたら絶対に支払わないようにしてください。

ちなみに、内職関連の詐欺については、以下の記事で詳しく紹介しております。

また、実際に被害にあった方の体験談もありますので、こちらもあわせてご覧くださいね。

内職の探し方！最近はクラウドソーシングサイトが主流

大手クラウドソーシングサイト3選

ここで、大手クラウドソーシングサイト3つを簡単に紹介しましょう。

さきほど紹介した『データ入力』『ライティング』『テープ起こし』『アンケートの回答』『商品のモニター』の案件は、いずれのサイトでも募集されています。

クラウドソーシングサイト利用時の注意点

ここで、クラウドソーシングサイトを利用するにあたっての注意点をいくつか紹介します。

手数料5%～20%が引かれる

仕事を受ける側は、報酬から5%～20%をサイト側に支払わなければならないので、注意が必要ですね。

また、受け取った報酬を口座に入金するときも振込手数料がかかります。

こまめに入金すると損してしまうので、注意してくださいね。

依頼内容をよく確認すること

依頼者側は、たくさんの応募を集めるため、仕事のタイトルを盛っていることが多いです。

でも、よくよく詳細を読んでみると「全然ちがう・・・」となることが少なくありません。

応募する前に、依頼内容をよく確認するようにしましょう。

少なくとも、下記のことは事前にチェックしておきたいですね。

• 詳細な仕事内容、仕事量、仕事をする期間や時間帯
• 納期
• 報酬
• 報酬の支払時期
• 応募資格
• 選考方法

わからないところがあったら、契約の前に問い合わせをして、疑問点を解消しておきましょう。

依頼者の評価を確認しよう

クラウドワークス・シュフティ・ランサーズはいずれも信頼できるサイトですが、そこに掲載されている依頼者がいずれも信頼できるとはかぎりません。

悪質な依頼者がまぎれている可能性があります。

そこで、応募する前には、必ず依頼者の評価・評判を確認するようにしましょう。

多くの場合、依頼内容のページには依頼者の評価（5点満点）や、過去の発注数が載っています。

リスクを避けたいなら、以下の依頼者の案件は応募しないようにしましょう。

• 評価が付いていない依頼者
• 評価の数（発注数）が数件など、少ない依頼者
• 3点以下など、評価が低めの依頼者

一方で、これまでの発注数が多く評価も高い依頼者は、比較的信頼できます。

まとめ

おもな内職の種類と報酬の相場

絶対に選んではいけない内職の特徴

• 登録料、ホームページ作成費用、マニュアル費、教材費など、なにかと理由をつけてお金を要求する業者（お金を要求されても、絶対に支払ってはいけない）

利用者を信用させるためのたくみな手口

• 先にいくらか報酬を支払う
• 『収入保証』や『返品保証』をうたって、利用者を安心させる
• 利用者をたくさん褒めてその気にさせる
• 『期間限定』『人数限定』をうたって利用者を焦らせる

クラウドソーシングで内職を探すときのポイント

• クラウドソーシングサイトの大手はクラウドワークス、ランサーズ、シュフティ
• 報酬の5%～20%が手数料として引かれるので要注意
• 仕事を探すときは、タイトルだけで選ばず、依頼の詳細（仕事内容、仕事量、仕事をする期間や時間帯、納期、報酬、報酬の支払時期、応募資格、選考方法）をよく確認すること
• 応募する前に、依頼者の評価や過去の発注数を確認すること（評価が付いていない依頼者、発注数が少ない依頼者、評価が低めの依頼者は避ける）