キャッシングの審査テクニック!通らない理由と対策

同じ年収でも、キャッシングの審査に通る人、通らない人がいます。

キャッシングの審査基準は複雑なので、なぜ自分が落ちたのか、なぜ限度額が思ったよりも低かったのか分からない人も多いのではないでしょうか。

「キャッシングの審査ってどうやって決まるの?」

実は、キャッシングの審査には、意外と知られていない基準があるので、何が基準になるのかを知っておけば、同じ年収でも審査に通る人と通らない人に分かれる理由が理解できると思います。

ここでは、キャッシングの審査では何が重要視されるのかをまとめてみました。これから審査に臨む人は必見です。

  • 目次
  • あなたは審査に通る人?通らない人?
  • 融資は「属性スコアリング」で決まる?
  • 初めてローンを組む人が審査に有利とは限らない理由
  • 事故者リストは存在しない!?
  • キャッシングの審査に通る人になるためには

あなたは審査に通る人?通らない人?

独身の人と結婚している人では、どちらが審査に受かりやすいと思いますか?答えは、結婚している人です。

では、キャッシングが初めての人と経験がある人ではどうでしょうか?答えは、経験がある人です。

どうしてこのような違いがでるのでしょうか?

それは、キャッシングの審査は年収以外にも非常に多くの審査項目があるからです。

キャッシング業界は、競争の激化と規制強化の中、いかに優良な顧客を探し出すかが成功のカギとなっています。

「年収」や「正社員かどうか」などの分かり切った要素だけをみて判断していては、他社に差をつけることはできません。

よって、顧客のさまざまな要素を考慮して審査する必要があります。それを、「与信スコアリングシステム」と呼びます。

与信スコアリングシステムには、「職業」「年齢」などの"属性"に基づくものと、「借入状況」「返済実績」などの"信用情報"に基づくものがあります。

融資は「属性スコアリング」で決まる?

キャッシング業者は、まず申し込んできた人の属性を点数化(スコアリング)して、融資が可能か、可能ならいくらまでかを判断します。

業者間で多少の違いはありますが、共通しているのは以下のようなものです。

勤務先

公務員 > 大手企業 > 中小企業 > 自営業 > アルバイト > 無職

最強なのは公務員、次に大手企業のサラリーマンです。パートやアルバイトでも自営業くらいの扱いをしてもらえますが、無職の場合、審査に通る可能性はほとんどありません

雇用形態

正社員>契約社員>派遣社員>アルバイト

正社員が有利なのは言うまでもありませんが、最近はパートやアルバイトでも収入があれば申し込みが可能です。

また、勤務先が重要視されるので、派遣やアルバイトでも勤務先が大企業であれば可能性が高まります。

年収

400万円以上>200万円~400万円未満>200万円未満

年収は400万円もあれば十分です。それ以下でも借りられますが、総量規制の対象になる業者(消費者金融は全て対象内。銀行は対象外)では、年収の3分の1までしか借りられません。

健康保険証の種類

公務員の共済保険>大手企業の組合保険>中小企業の社会保険>国民健康保険

健康保険の種類は年収よりも重要な要素です。自営業や派遣・アルバイトの融資が厳しいのは、国民健康保険の信用力が低いからです。

勤続年数

10年以上>5年~10年未満>1年~5年未満>6カ月~1年未満>6カ月未満

長ければ長いほど有利です。一般的に、6カ月に満たない場合はかなり厳しいでしょう。

住居形態

本人名義の持ち家>家族名義の持ち家>官舎・社宅>賃貸>公営住宅

住居形態は、経済状況をあらわすだけでなく、「夜逃げ」の可能性の目安になります。そういう意味で、持ち家の評価が高くなります。

公営住宅は過去のデータから貸付リスクが高い属性とされています。

居住年数

10年以上>5年~10年未満>3年~5年未満>1年~3年未満>1年未満

長いほどよいです

家族構成

独身・家族同居>既婚・家族同居・子なし>既婚・家族同居・子あり>既婚・同居なし>独身・1人暮らし

一般的に、借金でまわりに迷惑がかかる人が多い人ほどきちんと返済する傾向があると言われています。

したがって、家族と住んでいる人のほうが評価は高くなります。逆に独身の1人暮らしは警戒されます。

ただし、子どもがいると生活費がかかるため、返済能力が低いとみなされる場合があります。

初めてローンを組む人が審査に有利とは限らない理由

前述の例で、キャッシングが初めての人は、経験の多い人よりも有利ではないというお話をしました。

借金経験のない人の方がまっさらな良いイメージがありますが、キャッシング業界における評価はそうではありません。

キャッシング業者は、長期間、繰り返し取引(借入)をしてくれる顧客を求めています

そのため、取引実績があり、取引期間が長く、それでいて複数の借金を抱えていない人が審査で高い評価をうけます。

これが、はじめての人が有利とは限らない理由です。

前項では「属性スコアリング」の審査基準をみましたが、ここでは顧客の信用力をみる「信用情報スコアリング」についてみていきます。

取引実績

4回以上 > 1~3回> はじめて

意外なことに、キャッシングを利用した経験のある人の方が、ない人よりも高い点数になります。

取引期間
(※以前キャッシングをしていた人、もしくは現在している人の場合)

13カ月以上 > 7~12カ月> 6カ月未満

キャッシングの取引期間も長ければ長いほど評価が高くなります。

現在の借入残高
(※以前キャッシングをしていた人、もしくは現在している人の場合)

取引実績はあった方がよいのですが、現在の借入れは少ない方が有利です。

総量規制対象の業者であれば、年収の3分の1が債務になるような貸付けはできないので、それに近い状態だと難しいです。

また、総量規制対象外でも、50%近いようだとまず無理でしょう。

他社借入件数

0~1件 > 2~4件> 5件以上

他社借入「総額」ではなくて「件数」であることがポイントです。

信用力の低い人は1社から借りられる限度額が小さいため、あちこちから借りることになります。よって、同じ借入総額でも、借入件数が少ない方が信用力の高い顧客だと考えられます。

たとえば、1社から100万円の借り入れがある人と、4社から25万ずつの借り入れがある人では、前者のほうが圧倒的に信用度が高い人ということになります。

また、一般的に5件以上の借入がすでにある場合は新規の借入は難しいでしょう。

事故者リストは存在しない!?

よく、事故者のリストがあると聞きますが、実はそんなリストは金融業界には存在しません。

では、そのように呼ばれているリストとはなんでしょうか?

キャッシングに申し込む前に必ず知っておきたいのが、信用情報機関の存在です。

信用情報機関とは、その人が「過去にどれだけ借入をしてきたか」、「返済をきちんとしてきたか」がわかる情報を提供する機関です。

もし過去に3カ月以上の延滞を起こした場合、「事故情報」として登録されます。

これが事故者リストとよばれているものの正体です。この事故情報(延滞の情報)は5年間保存されます。

また、債務整理(任意整理・個人民事再生・特定調停・自己破産)をした場合も事故情報として登録されます。夜逃げなどで裁判所から失踪宣告された場合も事故扱いです。

保存期間は信用情報機関の種類によりますが、5年間から10年間は記録されます。

さらに、短期間に多くの申し込みをすると、その情報が登録されます。

1ヶ月以内に3件以上申し込んでしまうと、その後 新規で借入れを申込んでも断られることが多いようです。ちなみに、申込みの記録は6カ月間保存されます。(どの信用情報機関でも)

銀行やクレジットカード会社、消費者金融は、必ずどこかの信用情報機関に加盟しています。あなたが過去にどれだけ借りてどれだけ返してきたかは、どこの金融機関に行っても筒抜けです。

不都合な情報だからといってウソをつくと、審査がますます難しくなりますよ。

なぜここで事故情報の話をするかというと、せっかく属性や信用情報のスコアを高める努力をしても、いちど事故情報を登録されてしまうと登録情報を消されるまでの5年や10年もの間、まともな業者から借りることはできなくなるからです。

そうならないために、返済が滞るような無理な借入れをしないようにしましょう。

なお、信用情報や信用情報機関についてはこちら、また、事故情報についてはこちらで詳しく解説しています。

キャッシングの審査に通る人になるためには

ここまで、どんな人がキャッシングの審査で有利になるかをみてきました。

有利になる条件にあてはまっていればいるほど、審査にパスしやすくなるといえるでしょう。しかし、勤務先や社会保険の種類など、自分ではどうにもできないような属性も多いですよね。

実は、自分でどうにかすることができて、審査でも重要になってくるのは「属性スコアリング」ではなくて「信用情報スコアリング」です。

信用情報なら、過去の金融機関との取引実績(クレジットヒストリー)をきれいにしておくことで、審査に通りやすい人になれます

クレジットヒストリーをきれいに保つために大切なのは、以下の点です。

  • 返済の延滞は絶対にしないこと
  • 適度に借りてきちんと返す実績を積むこと
  • 借入金額よりも借入件数を少なくすること
  • いちどにたくさんの申込みをしないこと

このように、自分で信用力を高めることは可能です。キャッシングの審査に通る人になるために、自分の信用情報は常に意識するようにしましょう。

キャッシングの審査基準については、『キャッシングの審査基準・内容を徹底調査レポしてみた』の記事でも詳しく検証しておりますので、こちらもよろしければご覧になってみてください。

【この記事の筆者】
正岡 さな(仮名)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元外資系経営コンサルタント、現在は2児の母をしながら在宅フリーランスで働く。得意分野は「お金」。好きなものも「お金」。売る側の論理ばかりが多いキャッシングに関する情報を、買う側の視点から徹底解説します。

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