SMBCモビットの金利について。急いで申込む人が失敗する金利のカラクリ

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SMBCモビットの申込前は金利に要注意!!

「難しい説明はいらないから、モビットでお金を借りると利息がいくらかかるのか教えてほしい!」

キャッシングやカードローンの利用前にまず気になるのは、やはり金利ですよね。

ムダな利息は1円でも払いたくないものです。

カードローンの利息は『借入額×金利』によって計算できます。

そのため、借入額が同じなら、できるだけ金利の低いところから借りたほうが利息は安くなります。

つまり、金利の高いモビットより、低金利の銀行カードローンのほうが支払利息は少なくなる・・・

というカンタンな話ではないんですよ。

実はこの支払利息、『借入額×金利』で計算した金額よりも高くなったり、安くなったりすることがあるんです・・・。

こんにちは。
当サイト、ファイグーの編集部で、2年ほどカードローンの記事を編集している松田です。

この記事をご覧になっているということは、あなたはこれからSMBCモビットへ申し込もうとしていて金利について知りたい、もしくは、自分がいくらの利息を払うのか気になっているんだと思います。

ただでさえ高いカードローンの金利ですから、気にしないほうがおかしいですよね。

しかし、実際にモビットを利用している方にお話をうかがうと、自分がいくらの利息を払っているのかよく知らない人が多いんです。

また、モビットからいわれるがままの金額を毎月返済している人もずいぶんと多いんですね。

すごく損をしているとも知らずに・・・。

なぜ、そんな人が多いのかというと、第一に公式ホームページの説明がわかりづらい。

たしかに金利3.0~18.0%と説明されていますが、だいぶ幅がありますし、実際に申し込んでみないと何%になるのかわかりません。

当然、オトクな返済方法についても触れられていないです。

これじゃ知らないうちにたくさん利息を払ってしまいますよね・・・。

そこで今回は、まず「SMBCモビットに申込んだら実際の金利は何%になるのか?」からお伝えしていこうと思います。

これは当サイト、ファイグーのインタビュアーが実際にインタビューしてSMBCモビット利用者の情報をもとにデータを集計しました。

そして、「利息がいくらかかるのか?」についても、シンプルに利息総額がわかるようにまとめまています。

もちろん、できるだけ利息を安く済ませる方法についてもきっちり解説していきますよ!

重要なのは、金利だけじゃありません。

利息を抑えたいなら、金利だけをみていてはダメなんです。

この記事は、モビットの利用前に知っておいてほしい金利と利息の話をギュッと凝縮した内容になっているはずです。

SMBCモビットをいざ利用してみてから「利息が高くて損をした・・・」なんてならないためにも、どうぞ最後までお付き合いください!

それではいきましょう!

この記事のアドバイザー情報

  • 松田 一郎 編集者

    松田 一郎編集者

    博多生まれ横浜育ち。アラフィフの3児の父。出版社に12年勤務後、フリーランスに。結婚後、住宅ローンに教育費、生命保険に国民年金などなど、否応なしにかさんでいく家計を少しでも節約すべく、お金の勉強をはじめました。自分の体験や節約術が、同じような悩みを抱えている方々のお役に立てばという思いを込めて、ファイグーの記事制作にいそしんでいます。フィナンシャルプランナー2級技能士。日本サッカー協会公認D級指導員。

下限金利に注意!SMBCモビットで最初から低い金利は設定されない

わるきち

SMBCモビットって、金利は3.0~18.0%ダロ?てことは、金利3.0%で借りられることもあるんだよな?

うーん。

絶対にないとは言い切れないけど、金利3.0%でモビットを利用している人って会ったことないんだよね。

にゃんきち
わるきち

いやいや、金利って審査で決まるよな?

オレぐらい優秀だったら、審査で金利を低くしてもらえると思うゼ!

ムリだと思うけどなぁ。

じゃあ、試しに申込んでみたら?

にゃんきち

(申込み中)

どうだった?

にゃんきち
わるきち

・・・18.0%だった。

オレ、そんなに信用ないのかな・・・。

いや、まったくそんなことないよ。

だって、新規で申込んだら高確率で18.0%の金利になるからさ。

にゃんきち
わるきち

・・・へ?そうなの?

SMBCモビットの実質年率は3.0~18.0%

どの利率が設定されるかは、審査によって決まります。

そう聞いて、「ってことは、金利3.0%になる可能性もあるってことだよね?」なんて思う人は多いはず。

たしかに金利3.0%ならキャッシングの中では超低金利。

大幅に利息を節約できますよね。

でも、キャッシングの審査は残念ながらそんなに甘くないんです。

SMBCモビットの金利は上限金利になるケースがほとんど

SMBCモビットへ新規で申し込むと、ほとんどのケースで上限金利が設定されると思っておいてください。

「なんでそんなこと言い切れるの?」

なぜそう言い切れるのかというと、実は、当サイト(ファイグー)では、キャッシングやカードローンの利用経験者に日々インタビューを行い、クチコミや審査結果の情報を集めているからです。

今回は、その中からSMBCモビットの審査通過者66名のデータを抽出して、「初回で設定された金利は何%だったか」をまとめてみました。

限度額100万円未満なら金利は18.0%

まずは、審査後に設定された限度額が100万円未満だった53名のデータをみてみましょう。

初回で設定された金利 人数
16.0% 2名
17.0% 0名
18.0% 51名

一目瞭然ですよね。

53名中51名、実に96%の人が上限金利で契約をしています。

限度額100万円未満の場合、ほとんどの人が金利18.0%に設定されてしまうということです。

限度額100万円以上なら金利は15.0%

次は、審査後に100万円以上の金利が設定された13名のデータをみていきます。

初回で設定された金利 人数
13.0% 2名
14.0% 1名
15.0% 10名

13名中10名に金利15.0%が設定されていました。

「なんだ、金利を低くしてもらえる人もわりといるんだね」と思った方、それは違います。

SMBCモビットなどの貸金業者は、利息制限法にのっとって金利を設定しているんですね。

利息制限法とは?

利息制限法とは、借入額ごとに設定できる金利の上限を定めている法律です。

借入額 上限金利
10万円未満 20.0%
10万円以上100万円未満 18.0%
100万円以上 15.0%

つまり、SMBCモビットで限度額が100万円以上に設定された場合、上限金利は自動的に15.0%まで下がるわけです。

ここで先ほどの表をもう一度ご覧いただきたいのですが、13名中10名に上限いっぱいの高金利が設定されていますよね。

すなわち、SMBCモビットを利用すると、金利は基本的に上限金利の18.0%(または15.0%)になるということなんです。

SMBCモビットは高金利?競合他社の金利と比較してみた

わるきち

そうか!

モビットは金利を高くされちゃうから、ほかのところへ申込んだほうがいいんだな!

うん、上限金利14.5%の銀行カードローンに申込んで契約できれば、モビットよりは低金利になるね。

とはいえ、ほかの大手消費者金融に申込むなら、金利はそんなに変わらないよ。

にゃんきち
わるきち

・・・へ?

大手消費者金融なら上限金利は18%くらいだから、モビットと変わらないんだよね。

しかも、上限金利が設定されやすいっていう傾向もいっしょなんだ。

にゃんきち
わるきち

じゃあ、別にモビットでもいいってことだよな。

って思うでしょ?

でも、モビットにはひとつ、大きな欠点があるんだ。

にゃんきち
わるきち

もったいぶらないで早くおしえてくれー!!

次は、SMBCモビットの金利が他社のカードローンにくらべて高いのかをみてみましょう。

種類 業者名(商品名) 金利 限度額
消費者金融 SMBCモビット 3.0~18.0% 1~800万円
アコム 3.0~18.0% 1~800万円
プロミス 4.5~17.8% 1~500万円
アイフル 3.0~18.0% 1~800万円
ノーローン 4.9~18.0% 1~300万円
レイク 4.5~18.0% 1~500万円
銀行 三菱UFJ銀行カードローンバンクイック 年1.8%~年14.6% 10万円~500万円
三井住友銀行カードローン 年1.5~14.5% 10~800万円
みずほ銀行カードローン 2.0~14.0% 10~800万円
りそなプレミアムカードローン 3.5~12.475% 10~800万円
住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース) 1.59~7.99% 10~1,200万円
PayPay銀行カードローン 1.59~18.0% 10~1,000万円

上限金利で比較すると、消費者金融はどこも似たり寄ったりですね。

一方、銀行カードローンの金利は上限14~18%と幅があります。

そして、SMBCモビットの上限金利18.0%は、同業他社と比べて最高水準です。

ちなみに、SMBCモビットを含む大手カードローンの金利を一覧で比較したいときは、こちらの記事をご覧になってみてください。

無利息期間がない大手消費者金融はSMBCモビットぐらいのもの・・・

上限金利で比較すると、SMBCモビットとほかの大手消費者金融との間に大きな差はありません。

しかし、SMBCモビットには無利息期間がないんですよね・・・。

種類 業者名(商品名) 上限金利 無利息期間
消費者金融 SMBCモビット 18.0% なし
アコム 18.0% 契約日の翌日から30日間(初回のみ)
プロミス 17.8% 初回借入日の翌日から30日間(初回のみ。メールアドレスの登録、及びWeb明細の利用登録が必要)
アイフル 18.0% 契約日の翌日から30日間(初回のみ)
ノーローン 18.0% 借入日の翌日から7日間
レイク 18.0%
  • 契約日の翌日から30日間(初回のみ)
  • 契約日の翌日から180日間(初回のみ、5万円まで)
銀行 PayPay銀行カードローン 18.0% 初回借入日から30日間(初回のみ)

先ほどの比較表で上限金利が18%近くだった7社のうち、6社は無利息サービスがあります。

無利息期間があるということは、短期間で完済すれば無利息で済むこともあるということです。

また、たとえ短期間で完済までいたらなかったとしても、無利息期間分の利息は節約できます。

でも、SMBCモビットには、この無利息期間のサービスがありません。

SMBCモビットでお金を借りたときの返済シミュレーション

わるきち

モビットのお得感がビミョーなのはわかったけどさ。

それでも、すでにモビットを利用している人だっているだろ?

みんな心の底では自分がいくら返済するのか気になっているんじゃないか?

なるほど。たしかにそういう人が多いかもしれないなぁ。

ちなみに、「決められた金額だけ毎月返済すればいい」とか思っていないよね?

にゃんきち
わるきち

・・・え?ダメなの?

うーん。ダメじゃないけど、利息を抑えたいなら返済額は多いほうがいいんだよね。

よし。じゃあ、そのあたりを説明していこう。

にゃんきち

次は、SMBCモビットでお金を借りたら利息がいくらになるのかを計算してみましょう。

このときポイントになるのは、金利と月々の返済額です。

金利は、先ほども説明したとおり、上限に設定されることが大半なので、ここでも金利18.0%で計算をしますね。

また、月々の返済額のほうは、SMBCモビットが設定している以下のルールをそのまま使います。

最終借入後の残高 月々の返済額(最少返済額)
10万円以下 4,000円
10万円超過、20万円以下 8,000円
20万円超過、30万円以下 1万1,000円
30万円超過、40万円以下 1万1,000円
40万円超過、50万円以下 1万3,000円
50万円超過、60万円以下 1万6,000円
60万円超過、70万円以下 1万8,000円
70万円超過、80万円以下 2万1,000円
80万円超過、90万円以下 2万4,000円
90万円超過、100万円以下 2万6,000円
100万円超 最終借入後の残高が20万円増加するごとに4,000円が加算される

※上記の「月々の返済額(最少返済額)」はいずれも金利18.0%と仮定した場合の金額です。

たとえば、借入額が50万円なら、毎月1万3,000円以上を返済すればOKです。

ちなみに、SMBCモビットの最少返済額は最終借入後の残高に応じて決まります。

そのため、追加借入れをしなければ、最少返済額は完済まで1万3,000円のままです。

もちろん、追加借入れ直後の借入残高によっては、最少返済額が変わることもあります。

50万円を借り入れた場合・・・最小返済額は1万3,000円

追加で10万円を借り入れた場合(残高60万円)・・・最小返済額は1万6,000円

毎月の返済額が高いほど利息は安くなる!

では、借入額・月々の返済額によって、支払う利息の総額がどのように変わるのかをみてみましょう。

先ほど説明した利息制限法との兼ね合いで、借入額が100万円の場合のみ金利15%で計算しています。

※下の表は右にスクロールすることができます。

月々の
返済額
借入額
4,000円
6,000円
8,000円
1万円
1万1,000円
1万3,000円
1万6,000円
1万8,000円
2万1,000円
2万4,000円
2万6,000円
3万円
3万4,000円
3万8,000円
4万2,000円
4万6,000円
5万円
5万円 10万円 15万円 20万円 30万円 40万円 50万円 60万円 70万円 80万円 90万円 100万円
5,778 26,260
3,810 15,930
2,905 11,565 27,443 52,540
2,375 9,158 21,195 39,554
2,188 8,320 19,085 35,290 88,683 182,494
1,885 7,064 15,949 29,099 70,993 140,515 251,057
1,613 5,814 12,875 23,139 54,898 105,100 179,738 288,380
1,469 5,210 11,435 20,441 47,820 90,208 151,629 237,998 358,396
1,333 4,529 9,880 17,455 40,170 74,610 123,211 189,340 277,668 395,059
1,198 4,072 8,722 15,251 34,709 63,761 104,007 157,657 227,488 317,349 432,579
1,121 3,771 8,076 14,131 31,903 58,205 94,321 142,007 203,300 281,049 378,924 371,743
1,061 3,408 7,128 12,311 27,483 49,622 79,706 118,684 168,007 229,317 304,624 301,674
1,001 3,044 6,413 10,985 24,265 43,383 69,155 102,228 143,504 194,136 255,352 254,370
941 2,848 5,804 9,965 21,758 38,675 61,186 89,887 125,454 168,625 220,281 220,245
881 2,667 5,385 9,060 19,764 34,916 54,955 80,347 111,592 149,235 193,863 194,470
821 2,486 5,021 8,451 18,093 31,888 49,907 72,752 100,617 133,992 173,398 174,247
761 2,306 4,657 7,842 16,800 29,387 45,806 66,528 91,664 121,717 156,916 157,936

たとえば、20万円を借入れ、毎月8,000円(最少返済額)ずつ返済していく場合、支払う利息の総額は5万2,540円です。

そこで、毎月の返済額を5,000円アップして1万3,000円にするとします。

すると、利息は2万9,099円となり、約2万3,000円の節約となります。

また、50万円を借入れ、毎月1万3,000円(最少返済額)ずつ返済していく場合、支払う利息の総額は25万1,057円です。

そこで、毎月の返済額を3,000円アップして1万6,000円にするとします。

すると、利息は17万9,738円となり、約7万1,000円の節約となります。

このように、毎月数千円ずつ多く返済するだけで、数万円もの利息を節約できるわけですね。

とくに借入額が大きい場合は、わずか1,000円のアップでも大きな効果が見込めます。

毎月の返済負担。
軽ければ軽いほどラクなのは、よくわかるのですが、長い目で見ると損なので、できるだけ多めの金額を返していくようにしましょう。

返済時は好きな金額を返すことができる

ATM・振込みで返済する場合は返済額を自分で決めることができます。

つまり、好きなときに最少返済額より多く返済すれば繰り上げ返済が可能です。

一方、口座振替の場合、自動で最少返済額だけが引落されてしまいます。

そのため、口座振替で返済している方は、次のいずれかの方法で返済金額を増やしましょう。

  • コールセンターに電話して自動引落しの金額を増やしてもらう
  • 口座振替とは別で、ATM・振込みでも返済をおこなう

ちなみに、ATM・振込みでの返済が手数料無料になるのは以下の3パターンです。

  • 三井住友銀行ATMで返済する
  • コンビニのマルチメディア端末(Famiポート、Loppi)で返済する
  • 三井住友銀行口座からインターネットバンキングで返済する

これら以外の返済方法の場合、ATM手数料や振込手数料が発生します。

そうすると、手数料で損してしまいますので、注意が必要です。

SMBCモビットの返済に関する注意点はこちらの記事で詳しく解説していますので、もしよろしければご覧になってみてくださいね。

利息を節約したいなら金利より返済額に注目しよう

わるきち

金利の高さが業界ワーストクラスってことは、モビットの利息は高いんだよな?

うん。
返済額が同じなら、金利が高いほど利息も高くなるからね。

でも、返済方法によっては、モビットのほうが利息を抑えられることもあるよ。

にゃんきち
わるきち

どういうことだ?

毎月の返済額が多くなるほど利息は安くなるって話はさっきしたよね?

つまり、金利が低くても、返済額が少なければ利息は高くなるんだ。

モビットの利息のほうが、銀行カードローンより安くなることだってあるよ。

にゃんきち
わるきち

いやいや、それはないだろう。

銀行カードローンは低金利、常識だゼ?

よし、じゃあ実際に利息を計算して比べてみよう。

にゃんきち

さて、SMBCモビットの利息は、他社と比べて高いのでしょうか?安いのでしょうか?

今回は、以下の3社の利息総額を比べて検証してみました。

会社名・商品名 金利 最少返済額
借入額
10万円の時
借入額
30万円の時
借入額
50万円の時
SMBCモビット 3.0~18.0% 4,000円 1万1,000円 1万3,000円
アコム 3.0~18.0% 5,000円
(※1)
1万3,000円
(※1)
1万5,000円
(※2)
三井住友銀行カードローン 年1.5~14.5% 2,000円 6,000円 1万円

※1
利用限度額30万円以下の場合を想定しています。

※2
利用限度額100万円以下の場合を想定しています。

SMBCモビットの最少返済額は先ほど説明しましたが、では最少返済額が異なると返済額がいくら変わるのか、シミュレーションしてみましょう。

借入額10万円の場合

まず、10万円を借り入れた場合、利息総額がいくら変わるのかみてみましょう。

会社名・商品名 金利 最少返済額 利息総額
最少返済額
で返済
月5,000円
返済
月1万円
返済
SMBCモビット 18.0% 4,000円 26,260 19,772 9,158
アコム 18.0% 5,000円 19,772 19,772 9,158
三井住友銀行カードローン 年14.5% 2,000円 54,259 15,145 7,227

驚くべきは、最少返済額で返済した場合の三井住友銀行カードローンの利息です。

5万4,259円と、他社に比べてダントツに高くなっています。

三井住友銀行カードローンの金利はモビットより3.5%も低いですが、最少返済額が2,000円と超低額なんですよね。

そのため、返済が長引き、利息が大きく膨らんでしまいます。

利息が高くなってしまう典型的な例(低金利でも月々の返済額が少ない)ですね。

もちろん、月々の返済額をそろえた場合は、金利が高いほど利息は多く、金利が低いほど利息は少なくなります。

借入額30万円の場合

会社名・商品名 金利 最少返済額 利息総額
最少返済額
で返済
月1万5,000円
返済
月2万円
返済
SMBCモビット 18.0% 1万1,000円 88,683 59,332 42,404
アコム 18.0% 1万3,000円 70,993 59,332 42,404
三井住友銀行カードローン 年14.5% 6,000円

2,000円
238,466 45,465 33,012

またも注目すべきは、三井住友銀行カードローンの利息です。

最少返済額で返済した場合の利息は、なんと23万8,466円!

高金利のSMBCモビットやアコムと比べてもケタ違いに高いですよね。

原因は2つあります。

  • 最少返済額が6,000円と低額
  • 途中から最少返済額が下がる

モビットの場合、追加で借入れをしないかぎり、最少返済額は変わりません。

しかし、銀行カードローンの多くは「借入残高に応じて最少返済額が変わる返済方式」を採用しています。

つまり、返済して借入残高が減ると最少返済額も自動的に下がってしまうのです。

三井住友銀行カードローンの場合、下記のように最少返済額が下がっていきます。

借入残高 最少返済額
20万円超30万円以下 6,000円
10万円超20万円以下 4,000円
10万円以下 2,000円

そのため、余計に返済期間が長引き、利息が大幅に増えてしまうのです。

借入額50万円の場合

会社名・商品名 金利 最少返済額 利息総額
最少返済額
で返済
月2万円
返済
月2万5,000円
返済
SMBCモビット 18.0% 1万3,000円 251,057 131,374 98,900
アコム 18.0% 1万5,000円 198,327 131,374 98,900
三井住友銀行カードローン 年14.5% 1万円

2,000円
466,950 98,870 75,781

これまでの傾向ととくに変わりありませんね。

利息節約のポイントは「多めに返済すること」と「返済期間を短くすること」

総合的にみると、SMBCモビットの利息は高めです。

しかし、先ほどのシミュレーションでも、SMBCモビットのほうが三井住友銀行カードローンより安かったですよね(最少返済額で返済する場合)。

つまり、重要なのは金利よりも返済回数なわけです。

ではここで、あらためてポイントを整理してみましょう。

  • SMBCモビット・・・残高が減っても、最少返済額は変わらない(追加借入れをすると変わってしまいます)
  • 三井住友銀行カードローン・・・残高が減るにつれて最少返済額が下がっていく

三井住友銀行カードローンは、返済が進むにつれて返済額が安くなるので、返済期間が長期化して利息が膨らみます。

一方、SMBCモビットは返済が進んでも最少返済額が下がりません。

返済ペースが落ちない分、返済期間は短くなり、利息を安く抑えることができるんですね。

まとめ

いかがでしたか?

最後に、SMBCモビットの金利についておさらいしましょう。

  • 実際に設定される利率は審査で決まるが、18.0%に設定される場合が多い
  • SMBCモビットは他の消費者金融と同様に上限金利が高く、銀行カードローンのほうが低金利の傾向がある
  • 無利息サービスがない
  • 月々の返済額(最少返済額)は、借入額に応じて決まり、返済の際は最少返済額以上を返済しなければならない
  • 月々の返済額は最終借入後の残高に応じて決まる
  • 毎月数千円ずつ多く返済するだけで、数万円の利息節約効果があることも(借入額が大きいほど節約効果も大きい)
  • 毎月の返済額は利用者が任意で決められる(ただし、口座振替の場合は自動引落しの金額を増やしてもらうか、ATM・振込みで別途返済する必要がある)
  • 利息を節約したいならできるだけ多めに返済していくこと

SMBCモビットは、カードローンのなかで高金利の部類に入ります。

しかし、毎月の返済額を増やせば利息を節約することもできるので、SMBCモビットを利用している人はぜひ参考にしてみてくださいね。

また、アコムやプロミスの利息についてもそれぞれ解説していますので、セットでご覧いただければと思います。

利息の節約方法など返済時のポイントはこちらをどうぞ。

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