プロミスの返済方式を徹底検証。支払い利息を少しでも減らす方法

貸金業法が改正され、お金を貸す際の上限金利が抑えられることになりました。

年率の上限金利は、10万円未満のキャッシングの場合は20%、10万円~100万円未満の場合は18%、100万円以上の場合は15%となります。

そのため今では、すべての消費者金融が上限金利ギリギリでサービスを提供するようになっています。

キャッシングを検討中の方は、金利が各社(消費者金融)どこも横並びの状況だと、「どこを利用しても返済総額は同じだろう。」と考えてしまうと思うのですが、実際はどうなのでしょうか?

実は、返済総額に影響するのは金利だけではありません。

「返済方式」も返済総額に影響します。ホームページを見比べてみると、各社違った返済方式を取り入れているようです。

残高スライド元利定額返済方式の秘密

プロミスのホームページを見ると、返済方式の欄に「残高スライド元利定額返済方式」と書かれています。

キャッシングの返済方法には、元利均等返済方式と元金均等返済方式がありますが、残高スライド元利定額返済方式については金融の専門用語の解説欄にも解説がありません。

残高スライド元利定額返済方式が、複数の用語をミックスさせた金融用語だからです。

「残高スライド」は、毎回の返済時に、残っている元本に対して定率をかけて、段階的に最低返済額が決まることを意味します。(キャッシングの各種返済方式ついてより詳しく調べてみました。こちらもあわせて読んでみてください。)

プロミスの場合は、

  • 借金の元本が30万円以下の場合は元本に3.61%をかけて算出される金額の1,000円未満の部分を切り上げた額
  • 元本が30万円を超え100万円以下の場合は元本に2.53%をかけて算出される金額の1,000円未満の部分を切り上げた額
  • 元本が100万円を超える場合には元本に1.99%をかけて算出される金額の1000円未満の部分を切り上げた額

となります。

借り入れ元本が50万円だった場合、

50万円×0.0253=1万2650円となりますから、
1万3,000円が最低返済額となるわけです。

「元利定額」は、返済金として支払った金額から利息を差し引き、残りを元本返済に充てることを意味します。

50万円を17.8%で借り入れていた場合、30日後の利息は7,315円となるので、最低返済額分の1万3,000円を支払ったら、5,685円が元本返済分となるわけです。

1万3,000円(最低返済額)-7,315円(利息)=5,685円(元本返済分)

実際に月々の最低返済額はいくらになる?

(1,000円未満の借り入れがないとして)目安を計算すると、
最底返済額は

2万7,000円までが1,000円
5万5,000円までが2,000円
8万3,000円までが3,000円
11万円までが4,000円
13万8,000円までが5,000円

と、下の表のようになります。

最低返済額 借入額
1000円 2万7000円まで
2000円 5万5000円まで
3000円 8万3000円まで
4000円 11万4000円まで
5000円 13万8000円まで
6000円 16万6000円まで
7000円 19万3000円まで
8000円 22万1000円まで
9000円 24万9000円まで
10000円 27万7000円まで
11000円 30万円まで
8000円 30万円を超え31万6000円まで
9000円 31万6000円を超え35万5000円まで
10000円 35万5000円を超え39万5000円まで
11000円 39万5000円を超え43万4000円まで
12000円 47万4000円まで
13000円 51万3000円まで
14000円 55万3000円まで
15000円 59万2000円まで
16000円 63万2000円まで
17000円 67万1000円まで
18000円 71万1000円まで
19000円 75万円まで
20000円 79万円まで
21000円 83万円まで
22000円 86万9000円まで
23000円 90万9000円まで
24000円 94万8000円まで
25000円 98万8000円まで
20000円 100万円を超え100万5000円まで
21000円 100万500円を超え110万5000円まで
22000円 110万500円を超え120万6000円まで
23000円 120万6000円を超え130万6000円まで
24000円 130万6000円を超え140万7000円まで
25000円 140万7000円を超え150万7000円まで
26000円 160万8000円まで

※黄色部分について
上の表の黄色部分をご覧いただくとわかるように、最低返済額の掛け率(計算式)の関係で、一部、借入額が少ない方が最低返済額が多くなるという逆転現象が起こります。

例えば、借入額29万円の場合、最低返済額は11,000円ですが、借入額31万円の場合、最低返済金額は8,000円になります。

積極的に返そうとしないと元本がなかなか減らない仕組み

プロミスの残高スライド元利定額返済方式のメリットとして、毎回の返済金額が利用者に負担の少ないように設定されている点があります。

しかし、そのメリットはデメリットにも直結しますよね。元利定額返済方式で、毎回の返済額が少なくなるわけですから、その分、元本返済が遅くなり、返済期間が長期にわたることになります。

返済期間が長期に渡るわけですから、返済総額も多くなり、結果として多くの利息を支払うことになるわけです。

例)
年利17.8%で30万円を借り、計80回で返済する場合、
毎月の返済額:6,429円
返済総額:514,359円
利息総額:214,359円

なんと、利息だけで20万円以上になってしまうんですね。

※ 返済回数は借入額が30万円以内なら36回まで、30万円を超え100万円以下の場合は60回まで、100万円を超える場合は80回までという規定が存在しますが、それは規制による目安です。規定回数を超えてしまっても業者に連絡を一本入れるなどしておけば、猛烈な督促が来るようなことはありません。

他社の最低返済額は?

ちなみに、競合他社の最低返済額はどうなっているのでしょうか?

たとえば、アコムで50万円を借りているときの最低返済額は1万5,000円。アイフルは毎月の約定日制の場合1万3,000円。ノーローンの場合は1万5,000円などとなっています。

繰り上げ返済はこんなに効果的!

プロミスの返済についての表組みを見ればおわかりいただけると思いますが、元本が減れば利息もグンと減っています。

残高スライド元利定額返済方式の場合、利息は返済額によって代わりません。最低返済額を返済しようが、10万円返済しようが利息は同額。

ということは、多く返済(繰り上げ返済)すれば元本返済に充当される金額が増えるので、最低返済額を返済した場合に比べ元本が大きく減り、その結果、次回以降の利息も減っていくのです。

これは返済総額の圧縮に大きく貢献しますし、返済期間も短縮できます。

プロミスでキャッシングする場合には、残高スライド元利定額返済方式を十分理解し、そのメリットを活かしたいものですね。

そのためには、最低返済額だけ返済するのではなく、早めの返済を心がける必要があります。

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【この記事の筆者】
針野 信司(仮名)
1963年生まれ。
大学在学中よりフリーランスで「週刊プレイボーイ」「月刊プレイボーイ」「BART」「SOHOコンピューティング」「マネージャパン」「ネットマネー」「WebStrategy」などの雑誌に寄稿。著書に「モノの原価がわかる本」「【お金】最強の法則」(青春出版社、共著)、書籍プロデュースに「極道ワルヂエ教科書」(廉価版コミック、徳間書店刊)ほか。1998年から2000年まで日本全土を揺るがした経済事件捜査の発端となる会社の取締役を務めていた経歴もあり(事件とは直接関係なし)。

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