住民税が払えない!結婚後に判明した夫の借金。どうすればいい?【体験談】

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「え!?住民税ってこんなに高いの!?」

「こんなお金払えるわけない!」

通常、住民税は給料から天引きされているので、会社勤めの方は支払っている感覚が薄くなりますよね。

でも、一度でも自分で支払ったことがある人なら、この気持ちが痛いほどわかると思います。

急に住民税の納付書が届いて、ビックリしたことがあるのは私だけじゃないはず。

今回は、その痛い経験をした一人である、山下さん(仮名)の体験談を紹介します。

山下さんは、旦那さんの住民税滞納をきっかけに、なんとカードローンにまで手を出し、借金生活を送る羽目になってしまいます。

住民税滞納をきっかけに借金をしてしまうなんて、普通ならちょっと考えられないですよね。

でも、山下さんにはやむにやまれぬ事情がありました。

そんな山下さんが、「どのようにして借金生活から抜け出したのか?」を紹介しつつ、

さらに今回は、「もしあなたが山下さんと同じように住民税を滞納してしまっているのなら、どう解決するのが一番なのか?」福祉事務所の元職員にインタビューを行い、アドバイスをいただきました。

とくに今回は、生活福祉資金貸付制度を使った解決法を中心にお伝えしていきます。

生活福祉資金貸付制度とは、生活困窮者に対して自治体がお金を貸してくれる制度です。

しかも、無利息、ないしは超低金利で融資をしてもらえます。

お金がなくて困ったときは、まず生活福祉資金貸付制度のような公的な制度を利用するのがベストです。

審査に通りやすく人の特徴も一緒に紹介していますので、この機会にいっしょに学んでいきましょう!

それではまいります!

この記事のアドバイザー情報

  • 内田 恵子 編集者

    内田 恵子編集者

    東京生まれ。アラフィフ。出版社勤務の後独立。編集・ライター歴30年。ファイグーでは「わかりにくいお金の話を、わかりやすくお伝えすること」「少しでも役に立つ情報をお届けすること」をモットーに、より具体的で、身近に感じていただける記事を目指しています。猫派で今は元ノラを多頭飼い中。日々癒してもらってます。

  • ささき 英雄 編集者

    ささき 英雄編集者

    七夕生まれ、編集・ライティング歴10年。前職ではグルメ雑誌の制作に携わっていましたが、30歳の誕生日をきっかけに独立しました。ファイグーでは「自分の仕事は書くことではなく伝えること」という意識で記事に取組んでいます。担当記事は、利息や審査などライバル記事だらけのテーマが多いです。そのため、「他のどの記事よりも正しい」のは当然として、さらに「どうすれば読みやすくなるか」を日々追求しています。

浪費による家計破綻から税金滞納へ...平穏な生活を取り戻すまでの奮闘記(体験談)

私は結婚するまでお金を無計画に使ってきました。

家庭をもってはじめて、税金や国民健康保険の支払いの大変さを味わうことになったわけです。

気がついた時には、税金の支払いができなくなり、滞納額は20万円に達していました。その後は滞納とキャッシングの繰り返し。

私が経験した税金滞納4年間、完済までをお話しします。

体験者の情報

名前:山下 由紀(仮名)
性別:女
年齢:30歳
職業:専業主婦
滞納していたもの:国民健康保険、住民税
滞納していた金額:26万円
滞納していた時期:2008年2月~2012年10月

まさか!新婚早々に発覚した夫の借金

2007年2月、私が24才の時のことです。

妊娠が発覚しました。

当時、私は美容師をしており、収入は月に27万円。

同年代の友達よりずっとお金を持っていました。

加えて、普通預金が80万円ほどあったので、病院の検診や出産費用ぐらい心配することはないと、高をくくっていたのです。

このまま結婚しても、楽に暮らしていけると思っていました。

ところが、いざ結婚してみると、旦那には様々な借金が!!!

まず、クレジットカードでのショッピングリボ払い、キャッシング、さらには結婚前から2年にわたり住民税も滞納していました。

けれども、私たちはまだ新婚ホヤホヤ。

文句をいうこともできず、私は自分がなんとかしなくてはと思いました。

こうして自分の貯金から30万円を下ろして、旦那が2年間滞納していた住民税を払います。

結婚を機に、旦那はお給料の良い職業に転職しましたが、貯金が貯まるまでは、旦那と2人で私の実家で暮らすことにしたのです。

収入が下がっても「無計画な買い物」はとまらない

私は結婚するまで、買い物を我慢したことがありませんでした。

こういう習慣は主婦になってもなかなかなおらないものです。

私は値段を気にすることなく、毎日の食事・化粧品・マタニティグッズ・ベビー用品など欲しい物を、無計画に買っていました。

そしてもう一つ、出費がかさんだのが、通勤に使うタクシー代。

だんだんお腹が大きくなると、職場までタクシーで通わざるをえなくなりました。

また産み月が近づくと、毎日は出勤できなくなり、週休3日に・・・。

当然、給料の額も減っていきます。

2007年6月には21万円だった私の給料は、2カ月後の8月には14万円まで減りました。

でも、給料が減っても、私は無計画な買い物が我慢できません。

貯金を取り崩して生活費に充てていました。

そんななか、仕事の退職日が2007年8月末日に決まります。

住民税の支払いで貯金はゼロに!カードもあっという間に限度額いっぱい

退職後にまずビックリしたのが住民税。

無職になったのに、住民税の払い込み用紙が届いたので、私は首をかしげました。

急いで区役所に問い合わせをしたところ、「前年度の所得によって今年度の住民税が決まるので、仕事をしていないからといって免除にはなりません」といわれます。

これには驚きましたね。

しかも、そのときは分割で払えることを知らなかったので、私は貯金を下ろして、前年度の24万円の住民税を全額支払ったのです。

これにより、私の貯金はすべてなくなってしまいました。

それ以来、支払いはうやむやのうちにクレジットカードを使うようになります。

最初はお会計が1万円を超えた時だけカードで払っていたのに、だんだん少額の買い物でもカードを使うようになりました。

明細が届くまで金額を計算していなかったのですが、カードの使用額は、私と旦那で合わせて、なんと13万円に・・・

それに加えて国民健康保険料が4万円、車とバイクのローンが6万円、食費6万円、外食3万円、年金2人で3万円、ベビー用品など雑費2万円、お小遣い3万円と、出費の合計は40万円にもなります。

しかし、この時の旦那の手取りは約30万円です。

我が家は、新婚1年足らずで、家計が火の車になってしまいました。

にもかかわらず、私は生活費が足りないことを旦那にいえず、仕方なくカードをリボ払いに手を出してしまいます・・・

そうすると、なんだか気持ちが軽くなって、やりくりに悩んでいたことは忘れてしまうんですよね。

不思議なものです。

そんなことを3ヶ月も繰り返したら、カードのリボ払いの限度額に達してしまいました。

本格的に、家計の見直しと次の支払いに頭を悩ませるようになります。

カードとローンの支払いを優先!税金と国保は後回しに

支払いの優先順位を付けてみた結果、まず税金など公の支払いを後回しにすることにしました。

カードは滞納すると督促が怖いと思ったのですが、行政への支払いは少し待ってもらえると考えたからです。

住民税は次の6月から10カ月の分割にできると、区役所で教えてもらったので、その手続きをしました。

手続きをすると、なんてことはありません。

「もともと月ごとの支払いなので、このまま納付書でお支払いください」とのことでした。

しかし、毎月4万円を払えるわけもなく、国民健康保険も、住民税も、毎月は払えませんでした。

そして、国保は支払うことができないまま4カ月滞納してしまいます。

仕方がなく、子ども手当を支払いに充てたり、ネットオークションで不要品を売ったりして、払える月だけ払っていました。

それでも月々の給料はカードとローンの支払いでなくなってしまい、手元に現金は残りません。

食料品や日用品は、またカードで買うほかなかったんです。

しかし、それでも私は家計の状況を旦那にいえませんでした。

「主婦としての能力がない」と思われるのが怖かったからです。

こうして密かに滞納を繰り返しながら、必死にやりくりしているふりをしていました。

税金・国保の滞納も限界に!ついに借金生活へ

2009年の6月、とうとう役所の人が自宅に来て、滞納した4ヶ月分の国保16万円の支払い催促をうけます。

「払えない」というと、区役所に相談するよう念を押されます。

さらにそのとき、住民税も10万円滞納していることが発覚します。

いつか「差し押さえ勧告」などで税金や国保を滞納していることが旦那や家族にバレてしまうのではないか・・・。

私はかなり動揺してしまいます。

実家にいながら親にも旦那にも相談できず、気がつけば行政に払わなくてはいけないお金が26万円に膨れ上がっていたのです。

とりあえず区役所へ行き、滞納していた国民健康保険料を分割にしてもらいました。

毎月4万円の保険料に加えて、分割した滞納分を1万円ずつ、合計5万円支払っていくことで話はまとまります。

住民税も新たに払う金額と滞納分の合計を分割にしてもらい、月々1万8千円支払うことになりました。

こうして国民健康保険料と住民税を合わせて、毎月合計6万8,000円の支払いが確定。

最初から毎月きちんと払っていたら、月々5万5,000円で済んだものが・・・

私は目の前が真っ暗になってしまいました。

そしてその2ヶ月後、私はとうとう、絶対に手を出すまいと思っていたクレジットカードのキャッシングをすることになります。

無職になった私のカードの上限額は10万円。

その場しのぎにしかならないのはわかっていましたが、区役所でいろいろ説明を受けて以来、私は滞納することに異常な恐怖心を持つようになっていました。

それから3ヶ月は、キャッシングや子ども手当てを使って、なんとか国保と住民税を支払います。

しかし、その後はというと・・・

結局、滞納が続き、未納分を子ども手当やキャッシングで支払うという最悪のサイクルおちいってしまいます。

当時は健康保険証が使えなくなるのではと不安に思いましたが、一応、保険証は郵送されてきました。

信用金庫のフリーローンでようやく滞納を解消

その後、2011年3月に2人目の子供が生まれ、さらに国民健康保険料が5万円に値上がりしました。

もちろん、こども手当も倍になりますが、やはり生活は苦しいままです。

半年ほど値上がりした保険料を支払っていましたが、ある時、知り合いに「土建組合保険」の加入を勧められました。

知り合いに話を聞くまで組合保険の存在を知らなかったのですが、旦那は建設関係の自営業だったので、家族もこの組合保険に入れるとのこと。

保険料はなんと2万5,700円。
こちらのほうがずっと安くなります。

2か月分を先払いだったので、子ども手当で支払って加入することができました。

あとは区役所へ行き、国民健康保険をやめる手続きをし、未払いの保険料を分割で払うだけです。

こうしてようやく、長い間苦しめられた国保完済の目処が立ちました。

ところが、そんな矢先に、事情があって実家を出て行かなくてはならなくなったのです。

新しく部屋を借りるにはまたお金がかかります。

どうしようか考えた末、地元の信用金庫のフリーローンに申し込むことにしました。

フリーローンとは引越しや旅行、家財道具の購入などを理由に融資を受けられる多目的ローンです。

多目的といっても起業や借金の返済目的、借り換え・おまとめなどは対象外です。

でも、引越しという名目ならばローンを組むことができます。

しかし、手続きを行うのは旦那です。

私は離婚を覚悟で、これまで黙っていた税金滞納や、カードでのキャッシングが20万円あることなど、これまでの4年越しの借金について、ついに旦那へ打ち明けました。

すると旦那は意外にも怒らず、こころよく銀行へローンの申込みへ行ってくれることに。

こんなことなら、もっと早く相談すればよかったです。

そうすれば借金が増えることもありませんでした。

こうして2012年3月に銀行から120万円の融資をしてもらいました。

利率は17.5%と高かったのですが、結婚後に滞納していた国保や住民税、借金などをすべて返済しました。

この時に支払った総額は43万円です。

そして、残りのお金は新しい部屋の敷金と家財道具の購入に回しました。

こうしてやっと気持ちよく新生活をスタートすることができたのです。

借金は一人で抱え込まず早めに相談を

それ以降、もう贅沢などせずに暮らしています。

引越してからはカードを解約し、外食も控え、少額ながら貯金をはじめました。

フリーローンの返済にはあと5年ほどかかりますが、月々3万円の返済額をきちんと返すことができています。

2012年10月に、国民健康保険の滞納分延滞金1万8,000円の支払書が届きましたが、もう怖くありません!

すぐに旦那に話をして貯金を下ろし、堂々と払いに行きました。

まだまだ新生活をはじめたばかりですが、行政に払うお金の心配もなくなり毎日が幸せに満ち溢れています。

私は家計が苦しいのを自分一人で抱え込んでしまいましたが、なんでも自分だけで解決しようなんてしてはダメですね。

信頼できる相手に早めに相談するべきだということを痛感しました。

もう滞納なんて二度としたくありません。

まとめ

それでは最後に、記事のポイントをおさらいしましょう。

生活福祉資金貸付制度とは

  • 生活困窮者に対して自治体がお金を貸してくれる制度
  • 無利息または超低金利で借入可能
    • 連帯保証人あり:無利息
    • 連帯保証人なし:年利1.5%
  • 税金・社会保険料の支払いも使途として認められる

生活福祉資金貸付の利用条件

  • 世帯収入が基準額よりも低い
  • 生活福祉資金貸付を申請した自治体に住んでいる
  • ほかの公的支援制度(失業給付、生活保護など)を利用できない
  • 返済の見込みがある
  • 他者の生活福祉資金貸付の連帯保証人になっていない

総合支援資金の利用条件

  • 上記の条件に加えて、以下の条件を満たす必要がある
  • 過去には仕事をしていたが、申請時点では失業している
  • 申請時の年齢が65歳未満(完済時の年齢が70歳以下)
  • 自営業・会社経営者ではない
  • 生活保護を受けていない
  • 公的年金を受給していない

生活福祉資金貸付制度を利用できる人の特徴

  • 税金・社会保険料滞納の理由が失業
  • 世帯主以外にも働ける家族がいる
  • 子どもが多い家庭

生活福祉資金貸付制度を利用できない人の特徴

  • 就業時から税金・社会保険料を滞納している
  • 滞納額が極端に高額な場合
  • アルコール中毒、ギャンブル依存などの解決困難な問題がある

そもそも低収入の世帯はもちろん、病気やケガ、リストラなどで収入が激減してしまった世帯にとって、税金や社会保険料の支払いは大きな負担ですよね。

しかし、正当な理由があれば、国の制度がお金の問題をフォローしてくれます。

これを有効活用しない手はありませんね。

今回は「税金・社会保険料の滞納」にしぼって解説しましたが、生活福祉資金貸付はほかにも様々な使途で利用できる制度です。

詳しくは以下の記事でまとめていますので、ぜひ読んでみてください。

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