住民税が払えない!結婚後に判明した夫の借金。どうすればいい?【体験談】

私は結婚するまでお金を無計画に使ってきました。

家庭を持って初めて、税金や国民健康保険の支払いの大変さを味わうことになったのです。

そして気がついた時には、税金の支払いができなくなり、滞納額は20万以上になっていました。その後は滞納とキャッシングの繰り返し。

私が経験した税金滞納4年間、完済までをお話しします。

体験者の情報

名前:山下 由紀(仮名)
性別:女
年齢:30歳
職業:専業主婦
滞納していたもの:国民健康保険、住民税
滞納していた金額:26万円
滞納していた時期:2008年2月~2012年10月

新婚早々夫の借金発覚

2007年2月、私が24才の時のことです。

未婚のまま、妊娠していることが分かりました。

当時私は美容師をしており、収入は月に27万円

同年代の友達よりずっとお金を持っていました。

加えて普通預金が80万円ほどあったので、病院の検診や出産費用ぐらいは心配することはないと、高をくくっていたのです。

このまま結婚しても、楽に暮らしていけると思っていました。

ところがいざ結婚してみると、旦那には様々な借金があることが分かりました。

まず、クレジットカードでのショッピングリボ払い、キャッシング、さらには住民税を2年分も滞納していたのです。

けれども、まだ新婚ほやほやの時期。
夫に文句を言うこともできず、私は自分が何とかしなくてはと思いました。

こうして自分の貯金から30万円を下ろして、2年間滞納していた住民税を払いました。

そして結婚を機に、旦那はお給料の良い職業に転職しました。

しかし、貯金が貯まるまでは、旦那と2人で私の実家で暮らすことにしたのです。

無計画な買い物

私は結婚するまで、買い物を我慢したことがありませんでした。
こうした習性は主婦になっても変わりません。

私は値段を気にすることなく、毎日の食事・化粧品・マタニティグッズ・ベビー用品など欲しい物を、無計画に買っていました。

そしてもう一つ、出費がかさんだのが、通勤に使うタクシー代。
だんだんお腹が大きくなると、職場までタクシーで通わざるをえなくなったのです。

また産み月が近づくと、毎日は出勤できなくなり、週休3日になってしまいました。
当然、給料の額も減っていきます。

2007年6月には21万円だった私の給料は、2カ月後の8月には14万円まで減ったのです。

しかし給料が減っても、私は無計画な買い物が我慢できず、貯金を取り崩して生活費に充てていました

けれども出産のために、仕事は2007年8月いっぱいで退職することになったのです。

住民税が夫婦で24万円!?

退職後にまずビックリしたのが住民税でした。
無職になったのに、住民税の払い込み用紙が届いたので、私は首をかしげました。

急いで区役所に問い合わせをしたところ、
前年度の所得によって今年度の金額が決まるので、仕事をしていないからといって免除にはなりません」と言われてしまいます。

このことを初めて知った私は驚きました。
しかも分割で払えることをその時は知らず、私は貯金を下ろして、前年度の24万円の住民税を全額支払ったのです。

これで私の貯金はすべてなくなってしまいました
それ以来、お財布に現金が入っていないと不安で、買い物の時はクレジットカードを使うようになります。

ところが最初はお会計が1万円を超えた時だけカードで払っていたのに、だんだん少額の買い物でもカードを使うようになりました。

カードで支払うと、1回の額は少なくても、繰り返し使ううちに、返済額は大きい額になってしまいます。私は請求書が来るまで、そのことに気がつかなかったのです。

この時、旦那の手取りは約30万円
それなのにカードの使用額は、私と旦那で合わせて13万円にもなっていました。

それに加えて国民健康保険料が4万円、車とバイクのローンが6万円、食費6万円、外食3万円、年金2人で3万円、ベビー用品など雑費2万円、お小遣い3万円と、出費の合計は40万円にもなります

我が家は、新婚1年足らずで、家計が火の車になってしまったのです。

けれども、生活費が足りないことは旦那に言えず、仕方なくカードをリボ払いに変更しました。
そうすると何だか気持ちが軽くなって、やりくりに悩んでいたことは忘れてしまうのです。

しかしそれは気休めに過ぎません。

そんなことを3ヶ月も繰り返したら、カードのリボ払いの限度額に達してしまいました。

本格的に、家計の見直しと次の支払いについて考えなくてはならなくなってしまったのです。

税金は子ども手当で支払い

支払いの優先順位を付けてみた結果、まず税金など公の支払いを後回しにすることにしました。

カードは滞納すると督促が怖いと思ったのですが、行政への支払いは少し待ってもらえそうだと考えたからです。

住民税は次の6月から10カ月の分割にできると、区役所で教えてもらったので、その手続をしました。

しかし毎月4万円の国民健康保険は「もともと月ごとの支払いなので、このまま納付書でお支払いください」あっさり言われてしまいます。

結局、国民健康保険も住民税も、毎月は払えませんでした。
そして国保は支払うことができないまま、4カ月滞納してしまうのです

仕方がなく、子ども手当を支払いに充てたり、ネットオークションで不要品を売ったりして、払える月だけ払っていました。

それでも月々の給料はカードとローンの支払いでなくなってしまい、手元に現金は残りません。

食料品や日用品は、またカードで買うしかないのです。

しかし私はこうした家計の状況を旦那に言えませんでした。

「主婦としての能力がない」と思われるのが怖かったのです。

こうして密かに滞納を繰り返しながら、必死にやりくりしているふりをしていました。

滞納してはキャッシングの繰り返し

2009年の6月、とうとう役所の人が自宅に来て、滞納した4ヶ月分の国保16万円の支払いを催促されました。

「払えない」と言うと、区役所に相談するよう念を押されます。

いつか「差し押さえ勧告」などで滞納の事実が旦那や親にばれてしまうのではないか・・・。
私はかなり動揺してしまいます。

さらに住民税も10万円滞納していました。

私は実家にいながら親にも旦那にも相談できず、気がつけば行政に払わなくてはいけないお金が26万円に膨れ上がっていたのです。

とりあえず区役所に行き、滞納していた国民健康保険料を分割にしてもらいました。

毎月4万円の保険料に加えて、分割した滞納分を1万円ずつ、合計5万円支払っていくのです。

住民税も新たに払う金額と滞納分の合計を分割にしてもらい、月々1万8千円支払うことになりました。

こうして国民健康保険料と住民税を合わせて、毎月合計6万8千円支払っていかなければならなくなったのです。

最初から毎月きちんと払っていたら月々5万5千円で済みました。

それでも楽な金額ではありませんが、滞納したことでさらに増えてしまったのです。

私は目の前が真っ暗になってしまいました。

そしてその2ヶ月後、私はとうとう、絶対に手を出すまいと思っていたクレジットカードのキャッシングをすることになったのです

無職になった私のカードは、上限10万円。
その場しのぎにしかならないのは分かっていましたが、区役所でいろいろ説明を受けて以来、私は滞納するのが怖くなってしまったのです。

それから3ヶ月は、キャシングや子ども手当てを使って、何とか国保と住民税を支払いました。

しかし、その後は結局滞納が続き、未払い分を後から、子ども手当やキャッシングで支払うことを繰り返します。

滞納の時期があったので、健康保険証が使えなくなるのではと不安に思いましたが、それでもちゃんと保険証は郵送されてきました。

銀行のフリーローンを利用

その後2011年3月に、2人目の子供が生まれ、さらに国民健康保険料が5万円に値上がりしました。

もちろんこども手当も倍になりますが、やはり生活は苦しいままです。

半年ほど値上がりした保険料を支払っていましたが、ある時知り合いに「土建組合保険」の加入を勧められました。

知り合いに話を聞くまで組合保険の存在を知らなかったのですが、旦那は建設関係の自営業だったので、家族もこの組合保険に入れるのです。

保険料は2万5千700円。こちらの方がずっと安くなります。
2か月分先払いだったので、子ども手当で支払って加入することができました。

後は区役所に行き国民健康保険をやめる手続きをし、未払いの保険料を分割で払うだけです。
こうしてようやく、長い間苦しめられた国保完済の目処が立ちました。

ところがそんな矢先に、事情があって実家を出て行かなくてはならなくなったのです。

新しく部屋を借りるにはまたお金がかかります。

どうしようか考えた末、地元の信用金庫のフリーローンに申し込むことにしました。

フリーローンとは引っ越しや旅行、家財道具の購入などの理由で融資を受けられる多目的ローンです。

多目的といっても起業や借金の返済目的、借り換え、まとめなどでは対象外となるのですが、引越しという名目ならばローンを組むことができます。

しかし手続きは旦那が行うので、これまで黙っていた税金滞納や、カードでのキャッシングが20万円あることについて、正直に言わなくてはいけません。

私は離婚を覚悟で、これまでの4年越しの借金について、ついに打ち明けました。
すると旦那は意外にも怒らず、快く銀行にローンの申し込みに行ってくれました。

こんなことなら、もっと早く相談すれば良かったです。
そうすれば借金が増えることもありませんでした。

こうして2012年3月に銀行から120万円の融資をしてもらいました。
利率は17.5%です。

まず解決しなければならないのは滞納・借金です。

こうしてこれまでの国保や住民税、キャッシングなどをすべて精算しまいした。
この時支払った総額は43万円です

そして残りのお金は新しい部屋の敷金と家財道具の購入に回しました。

こうしてやっと気持ちよく新生活をスタートすることができたのです。

借金は一人で抱え込まないで

それからは、もう贅沢などせずに暮らしています。

引越してからはカードを解約して外食も控え、少額ながら貯金を始めました。

フリーローンの返済にはあと5年ほどかかりますが、月々3万円の返済額をきちんと返すことができています。

2012年10月に国民健康保険の滞納分延滞金1万8千円の支払書が届きましたが、もう怖くありません!

すぐに旦那に話をして貯金を下ろし、堂々と払いに行きました。

まだまだ新生活を始めたばかりですが、行政に払うお金の心配もなくなり毎日が幸せに満ち溢れています。

私は家計が苦しいのを自分一人で抱え込んでしまいましたが、何でも自分だけで解決しようなんてしてはだめですね。

信頼できる相手に早めに相談するべきだということを痛感しました。
もう滞納なんて二度としたくありません。

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

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