ドコモの携帯料金滞納。強制解約より怖い『信用情報への記録』とは?

強制解約になると新しいスマホは持てない?

携帯電話やスマホの利用料金の滞納を放置していると、最期はどうなると思いますか?

「最悪、強制解約になるだけでしょ?」
「踏み倒して他社で契約すればいいし!」

こんなふうに思う人もいるかもしれません

しかし、場合によっては強制解約になるだけでは済まず、裁判沙汰になることもあるのです!

さらに ここ最近、携帯電話の料金滞納が原因で、こんな事態に陥ってしまう人が増えています。

  • どのクレジットカードの審査にもすべて落ちてしまう
  • 自動車ローンの審査にも落ちてしまう
  • スマホを契約しようとしたら端末の分割購入ができない

なぜ、こんなことになってしまうのでしょうか?

そこで今回は、NTTドコモの場合を例にして、

携帯料金を滞納するとどうなるのか?
その後にどんな影響があるのか?

順を追って説明したいと思います。

回線停止までの流れや、一番早く回線が復旧する支払方法などもあわせて紹介していますので、現在滞納中の方も、これから滞納しそうな方も、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに、auを滞納してしまったときの強制解約の流れや、ソフトバンクの流れ、そしてワイモバイルの流れは微妙に違いますので、お持ちのキャリアのページで確認してくださいね。

どれくらい滞納すると回線停止になるの?

まずは、料金滞納から回線停止までの流れやスケジュールについて、支払方法別に確認していきましょう。

回線停止までの流れ(口座振替の場合)

口座振替の場合は、月末締めの翌月末日払い(末日が土日祝の場合は翌営業日)です。

今回は、8月利用分(9月末日払い)を前提にして話を進めていきましょう。

9月30日に、口座の残高不足で引き落しできなかった場合、10月7日頃までにドコモからショートメールとハガキで「料金お支払いのお願い」が届きます。

ハガキには、下記が記載されています。

  • 再振替日は10月15日
  • 再振替日に引落しできなかった場合は回線停止となる
 

10月15日も残高不足で引き落としできなかった場合、18日頃に「利用停止予告書」と「振込用紙」が送られてきます(回線停止を避けたい場合は、こちらの振込用紙を使って、ドコモショップ・コンビニ・金融機関のいずれかで支払いを済ませてください)。

そのまま支払いせずにいると、10月21日頃から順次回線が停止されていきます。

ここまでの流れを簡単な表にまとめてみました。

料金の締め日 8月31日
振替日(支払日) 9月30日
「料金お支払いのお願い」がメールやハガキで届く 10月7日頃
再振替日 10月15日頃
「利用停止予告書」と「振込用紙」が届く 10月18日頃~
回線停止 10月21日頃~

もともとの支払日から20日以上経つと、順次回線が停止されるのですね。

回線停止までの流れ(クレジットカード払いの場合)

クレジットカード払いの場合、回線停止までの流れは下記のようになっています。

  • 1ドコモの料金を支払っていたクレジットカードの支払いを滞納する
  • 2クレジットカード会社からメール・電話・郵便などで督促を受ける
  • 3クレジットカードを止められる
  • 4ドコモから「料金お支払いのお願い(メールやハガキ)」が届いたり、「利用停止予告書」と「振込用紙」が届きます
  • 5回線停止

クレジットカード払いの場合は、カードによってスケジュールが異なるので、細かな日程はわかりませんが、多くはこのような流れになっています。

回線停止になると使えない機能は?

回線停止になると、具体的にどの機能が使えなくなるのでしょうか?

電話もメールもインターネットも使えなくなる

以下の機能は、基本的にすべて利用できなくなります。

  • 通話(※1)
  • メール(送受信)
  • インターネット
  • インターネット接続が必要なアプリ(LINEなど)

ただし、地震・津波・洪水などの緊急速報(エリアメール)は、回線停止中でも受信できます。

※1
ドコモのお客さまセンターへもかけられませんし、110や119などの緊急電話も不可です。発信だけでなく受信もできません。電話をかけてきた相手には、「こちらはNTTドコモです。おかけになった電話はお客様のご都合により通話ができなくなっています」という自動音声のアナウンスが流れます。

Wi-Fiでの利用は可能

自宅の無線LANやモバイルルーター、あるいは公衆無線LANなどのWi-Fiを拾えば、回線停止中でもインターネットが使えます。

検索もできますし、インターネット接続が必要なアプリ(LINEなど)も利用できます。

ただし、ドコモの電波を使った通信はできません。

具体的に、以下はいずれも使用できません(Wi-Fiがつながっていても)。

  • 通話
  • ドコモの電話番号を使ったショートメッセージ
  • ドコモのキャリアアドレス(@docomo.ne.jp)メール
  • ドコモの電波を使ったインターネット

回線復旧までいちばん早い支払方法は?

ドコモで滞納している料金を支払う場合、原則として一括で支払う必要があります。

もし、一括で支払うのが難しい場合は、ドコモのインフォメーションセンターに問い合わせてみてください。

回線停止後に支払う方法は、主に下記の4つです。

  ドコモ
ショップ
コンビニエンスストア
(※3)
金融機関の窓口 金融機関のATM
(※4)
営業時間 10時~19時(※2) 店舗により異なる
(24時間営業の場合が多い)
金融機関や店舗により異なる
(9時~15時の場合が多い)
金融機関やATMにより異なる
必要なもの 本人確認書類 振込用紙 振込用紙 振込用紙
支払いの上限金額 30万円 30万円 なし 10万円

※2 一部、11時営業開始の店舗や、20時まで営業している店舗があります。
※3 セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ヤマザキデイリーストアー、サークルK、サンクス、ミニストップ、セイコーマート、スリーエフ、ポプラ、セーブオン、ココストア、エブリワン、コミュニティストア、スパー、生活彩家、NEWDAYS、ニューヤマザキデイリーストア、ハートインで支払いできます。ただし、滞納料金の支払いに対応していない店舗も一部ありますので、注意してください。
※4 Pay-easy機能を使って支払います。Pay-easyに対応したATMがある金融機関は、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、七十七銀行、群馬銀行、足利銀行、千葉銀行、横浜銀行、近畿大阪銀行、南都銀行、広島銀行、福岡銀行、親和銀行、東和銀行、京葉銀行、熊本銀行、ゆうちょ銀行です。ATMの操作方法等についてはこちらを参考にしてください。

もっとも確実なのはドコモショップです。

早ければ支払ってから5分程度で復旧します。

また、ショップの営業時間内に店舗に行けば、その日のうちに復旧します。

一方、コンビニや金融機関で支払う場合は、支払う時間帯によって復旧まで丸1日以上かかってしまうこともあるのです。

たとえば、金融機関の窓口で支払う場合、15時以降の支払いは翌営業日扱いなので、復旧も翌営業日以降となります。

支払時に手数料がかかる?

料金を滞納し、振込用紙が郵送されてきた場合は、その時点で請求書発行手数料(150円)が発生しています。

また、滞納料金をコンビニで支払う場合、請求書に記載された期限を過ぎて支払うと、各コンビニ所定の取扱手数料が発生します。

金融機関で支払う場合も、各金融機関ごとの手数料が発生します。

一方、ドコモショップで支払う場合は手数料がかかりません。

延滞利息や遅延損害金はいくら?

ドコモの料金を滞納すると、延滞利息遅延損害金を支払わなければなりません。

延滞利息は利用料金に対して、遅延損害金は端末代金の残高に対して発生します(※5)

回線停止後は、延滞利息や遅延損害金も合わせて支払わないと回線が復旧しないので、注意してください。

※5
端末代金を分割払いにし、毎月の利用料金と一緒に支払っている方も多いでしょう。遅延損害金は、端末代金の残高に対して発生します。

延滞利息と遅延損害金の計算方法

  金利 発生する期間
延滞利息 年率14.5% 従来の支払日の翌日から実際にお金を払った日の前日まで
遅延損害金 年率6% 従来の支払日の翌日から実際にお金を払った日まで

たとえば、滞納している利用料が1万円で、端末代金(残高)が5万円の場合、2ヶ月延滞すると延滞利息と遅延損害金はいくらになるのでしょうか?

延滞利息は、

10,000円×14.5%÷365日×60日=238円(1円未満切り捨て)

遅延損害金は、

50,000円×6%÷365日×61日=501円(1円未満切り捨て)

合計で739円ということになります。

滞納が長引くとローンやクレジットカードを契約できなくなる!?

端末を分割払いで購入する人は非常に多いですよね。

でも、実はこれ、ローンの一種なのです。

分割払いの代金は毎月の利用料金と合わせて支払っていくことになりますが、これを滞納すると大きな問題になります。

2ヶ月以上滞納すると、あなたの信用情報に「長期延滞」の記録がついてしまいます。

信用情報とは、あなたのローン・クレジットカード・分割払いの利用履歴(契約履歴・借入履歴・返済履歴など)のこと。

信用情報は、信用情報機関で保管されています。

銀行やクレジットカード会社などの金融機関、そしてドコモなどの携帯電話会社は、いずれも信用情報機関に加盟していて、信用情報機関と加盟会社は、お互いに個人の信用情報を共有しあっているのです。

たとえば、あなたがドコモとの契約時に端末の分割払いを希望するとします。

ドコモは信用情報機関からあなたの信用情報を取り寄せ、「分割払いの契約を結んでも問題ないか」を審査するのです。

また、あなたがドコモの分割払いの代金を2ヶ月以上滞納したら、ドコモは信用情報機関に「長期延滞」の情報を申告します。

長期延滞の記録が残るとどうなる?

信用情報に長期延滞の記録が残っている間は、以下のようなことができなくなります。

  • 新たにローンを契約できない
  • 新たにクレジットカードを作ることができない
  • クレジットカードが更新されない(カードを使用できなくなる)
  • 端末の分割購入ができない(※6)
  • ドコモ、ソフトバンク、auなどで新規に契約できない場合がある(※7)

長期延滞の記録は、滞納がなくなってからも最長5年間は信用情報に残ります。

携帯電話だけでなく、ローンやクレジットカードの利用にも大きく影響するので、ご注意ください。

※6
ドコモはもちろん、他の携帯電話会社でも同様です。ただし、滞納分の支払いをすべて済ませ、延滞が解消されている場合は、新たに端末の分割購入が可能なケースもあります。

※7
ここでいう契約とは、2年間の定期契約のことです。ドコモ、ソフトバンク、auと契約する場合、通常2年間の定期契約を結びます。この定期契約のおかげで利用料金が安くなりますよね。たとえばドコモの「カケホーダイプラン」の場合、「定期契約あり」だと月額2,700円、「定期契約なし」だと月額4,200円になります。

絶対に避けたい強制解約のタイミング

強制解約とは、契約をドコモ側から一方的に解約されることです。

回線停止後も滞納を続けた場合、いずれは強制解約されてしまいます。

強制解約後も料金の支払義務は残りますが、滞納料金を全て支払っても、もう回線は復旧しません。

強制解約までの流れ

ドコモの場合、3ヶ月分の料金を滞納すると強制解約となります。

8月の利用料金を3ヶ月滞納するケースを例として、強制解約までのスケジュールを下記の表にまとめました(口座振替で支払いをしていたという前提)。

締め日 8月31日
振替日(支払日) 9月30日
「料金お支払いのお願い」がメールやハガキで届く 10月7日頃
再振替日 10月15日頃
「利用停止予告書」と「振込用紙」が届く 10月18日頃~
回線停止 10月21日頃~
強制解約 12月1日頃~

もともとの支払日から2ヶ月以上経過すると、順次強制解約されるということですね。

強制解約になると何が起こるの?

強制解約されると、その事実が信用情報に記録され、最長5年間は消えません。

信用情報に強制解約の記録が残っている間は、以下のようなことができなくなります。

  • 新たにローンを契約できない
  • 新たにクレジットカードを作ることができない
  • クレジットカードが更新されない(カードを使用できなくなる)
  • 端末の分割購入ができない(ドコモはもちろん、ドコモ以外の携帯電話会社でも)
  • ドコモ、ソフトバンク、auなどで新規に契約できない場合がある(※7)

強制解約されると、5年間は端末の分割購入ができないので、注意してください。

さらに放置を続けると裁判になる?

強制解約後は、ドコモではなく債権回収会社(NTTファイナンス)から督促を受けることになります。

それでも無視を続けていると、債権回収会社が裁判所に訴える可能性もあります実際に携帯料金滞納で訴えられた事例もあります)。

裁判を避けたいなら、まずNTTファイナンスに相談してください。

この段階(強制解約後)になったら、分割払いにしてもらえることもあるので、とにかくはやめに相談しましょう。

まとめ

それでは最後に、今回のポイントをまとめてみます。

  • 従来の支払日から20日以上経過すると順次回線が停止される(口座振替の場合)
  • 回線停止後は、通話(発信・受信)、メール(送受信)、インターネット、インターネット接続が必要なアプリ(LINEなど)が利用不可に
  • 回線復旧までの時間が一番短いのはドコモショップ
  • ドコモの料金を滞納したら、延滞利息や遅延損害金が発生する
  • ドコモの料金(端末の分割払い含む)を2ヶ月以上滞納すると、信用情報に長期延滞と記録される
  • 従来の支払日から2ヶ月以上経過すると、順次強制解約となる(口座振替の場合)
  • 強制解約後も支払義務は残るが、滞納料金を支払っても回線は復旧しない
  • 信用情報に長期延滞や強制解約の記録が残っていると以下のことができなくなる
    • 新たにローンを契約できない
    • 新たにクレジットカードを作ることができない
    • クレジットカードが更新されない(カードを使用できなくなる)
    • 端末の分割購入ができない(※6)
    • ドコモ、ソフトバンク、auなどで新規に契約できない場合がある(※7)
  • 強制解約後の督促を放置していると訴えられる可能性がある

いかがでしたか。

たかが携帯料金と思ってほうっておくと、最終的には裁判沙汰になりかねません。

ローンやクレジットカードへの影響も怖いですね。

事実、端末分割購入の長期延滞が原因でローンやクレジットカードの審査に落ちる人は多いのだとか。

滞納は放置せず、すみやかに支払うようにしましょう。

支払えないときは、なるべく早く相談するようにしましょうね。

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

携帯料金の滞納のせいでローンが組めなくなることもあるんだねー

メープルシロップが買えなくなるな...

(ローンで買ってるんだ...)

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