キャッシング会社の限度額 徹底比較。最も限度額の高い業者どこ?

比較調査対象は限度額の大きなキャッシングやカードローン商品を展開している大手消費者金融系(グループA)4社と大手銀行系(グループB)6行の2つのグループに分けました。

グループA:アコム、アイフル、プロミス、モビット

グループB:オリックス銀行、住信SBIネット銀行、新生銀行(レイク)、三井住友銀行、りそな銀行、千葉銀行

二つに分けた理由は、貸金業法の総量規制施行後、貸出額の上限が年収の1/3までに制限されるグループAと、制限のないグループBとでは貸出限度額の水準が大きく異なるからです。

以下のステップに従って調査を進めていくことにします。

  • 1限度額の単純比較
  • 2金利も考慮に入れた限度額の比較
  • 3年収と限度額・金利の関係

最初に各社の限度額の単純比較を行い、続いて同一限度額の金利も考慮に入れた比較を実施します。

同じ100万円を借り入れる場合、たとえば金利14.5%のA社と金利10%のB社という二つの選択肢があれば、当然金利の低い方を選ぶのがお得ですよね。

なぜなら金利が低い方が利息の総額(返済総額)が少なくて済むからです。

最後に、年収と限度額・金利の関係について考えてみます。

年収と限度額・金利の関係を考慮すると、一般に限度額が高い商品ほど金利が低く、低金利な商品ほど審査承認率も低い(借入難易度が高い)ことに気を付けておく必要があります。

また、限度額が高い商品ほど申し込む側の最低年収のハードルが上がります。

言い換えると、常に、低金利商品=○、高金利商品=×とは限らない場合もあるということです。

今回の比較調査に使用する情報源はすべてインターネット上に掲載されている情報としました。

それではさっそく比較していきましょう。

最高限度額の単純比較

まず、大手消費者金融系(グループA)4社と銀行系(グループB)6行の2つのグループ別にキャッシング(カードローン)の限度額の比較表を作成してみました。

【図表1a_限度額比較(消費者金融)】(2012年8月現在)

限度額(枠) アコム アイフル プロミス モビット
カードローン キャッシングローン フリーキャッシング カードローン
800万円
700万円
600万円
500万円
400万円
300万円
200万円
150万円
100万円
50万円
30万円
10万円
1万円

大手消費者金融系(グループA)4社で見ると、限度額1万円~500万円までは4社すべてがカバーしています。

アコムとモビットの最高限度額は800万円で、大手消費者金融系(グループA)4社の中でトップでした。

【図表1b_限度額(銀行)】(2012年8月現在)

限度額(枠) オリックス銀行カードローン 住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース) 新生銀行カードローン レイク
カードローン ネットローン
(プレミアムコース)
キャッシング
800万円
700万円
600万円
500万円
400万円
300万円
200万円
150万円
100万円
50万円
30万円
10万円
1万円
限度額(枠) 三井住友銀行カードローン りそなプレミアムカードローン 千葉銀行
カードローン プレミアムカードローン カードローンクイックパワー<アドバンス>
800万円
700万円
600万円
500万円
400万円
300万円
200万円
150万円
100万円
50万円
30万円
10万円
1万円

次に大手銀行系(グループB)6行を見てみると、最高限度額はオリックス銀行と三井住友銀行、りそな銀行でした。各銀行共通の限度額帯は50万円~300万円でした。

大手消費者金融系(グループA)4社と比べると、最高限度額の水準が300万円ほど高くなっていること、また限度額の下限も10万円となっていて、大手消費者金融系(グループA)と比べて9万円ほど高くなっているのが特徴です。

限度額の下限と上限の幅が広く、比較的幅広い客層を取り込もうとしているオリックス銀行、住信SBIネット銀行、三井住友銀行に対して、りそな銀行は限度額下限が50~800万円からと比較的高額で、ある程度高額年収水準の顧客をターゲットにしていることがうかがえます。

千葉銀行の限度額帯は両者の中間的な位置づけになっています。

金利を考慮した限度額の比較

次に、先ほどの図表1aの各限度額に対応する貸出金利を追加掲載してみました。

【図表2a_限度額と金利(消費者金融)】(2012年8月現在)

限度額(枠) アコム アイフル プロミス モビット
カードローン キャッシングローン フリーキャッシング カードローン
800万円 15% 15%
700万円 15% 15%
600万円 15% 15%
500万円 15% 15% 15% 15%
400万円 15% 15% 15% 15%
300万円 15% 15% 15% 15%
200万円 15% 15% 15% 15%
150万円 15% 15% 15% 15%
100万円 15% 15% 15% 15%
50万円 18% 18% 17.80% 18%
30万円 18% 18% 17.80% 18%
10万円 18% 18% 17.80% 18%
1万円 18% 18% 17.80% 18%

※金利は初回借入時を前提とした各社の最高金利を掲載(実質年率)

表を見ると、限度額50万円以下帯ではプロミスの4.5~17.8%と最低金利になっていて、最も有利であることがわかります。

一方、限度額100万円以上では、一律15%が最低金利となっています。

同じように、大手銀行系(グループB)6行についても図表1bの各限度額に対応する貸出金利を追加掲載してみます。

【図表2b_限度額と金利(銀行)】(2012年8月現在)

限度額(枠) オリックス銀行カードローン 住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース) 新生銀行カードローン レイク
カードローン ネットローンプレミアムコース キャッシング
800万円 3.0~17.8%
700万円 3.0~17.8% 4.0%
600万円 3.0~17.8% 5.0%
500万円 3.0~17.8% 6.0%
400万円 3.0~17.8% 6.0%
300万円 3.0~17.8% 6.0% 15%
200万円 3.0~17.8% 9.0% 15%
150万円 3.0~17.8% 9.0% 15%
100万円 3.0~17.8% 10.0% 18%
50万円 3.0~17.8% 10.0% 18%
30万円 3.0~17.8% 10.0% 18%
10万円 3.0~17.8% 10.0% 18%
1万円 18%
限度額(枠) 三井住友銀行カードローン りそなプレミアムカードローン 千葉銀行
カードローン プレミアムカードローン カードローンクイックパワー<アドバンス>
800万円 4.5% 3.5%
700万円 5.0% 4.0%
600万円 6.0% 4.5%
500万円 7.0% 4.9%
400万円 8.0% 5.5%
300万円 10.0% 7.0% 12.0%
200万円 12.0% 11.5% 12.0%
150万円 12.0% 11.5% 12.0%
100万円 14.5% 11.5% 12.0%
50万円 14.5% 12.48% 14.8%
30万円 14.5% 14.8%
10万円 14.5%
1万円

限度額50万円以下帯では住信SBIネット銀行が10.0%と最低金利となっていて、他社との金利差は4%超もあり他社を凌駕しています。

同様に限度額100万円~300万円帯でも、住信SBIネット銀行が最低金利となっています限度額200万円では、りそな銀行が住信SBIネット銀行と同率首位と健闘しています。

限度額400万円以上帯では、りそな銀行が最低金利を独占しています。限度額700万円では住信SBIネット銀行が同率首位になっています。

(なお、千葉銀行の限度額100万円以上帯の場合は、同一限度額の中で適用金利を銀行が6%、9%、12%の中から決める方式のため100万円、150万円、200万円、300万円帯で千葉銀行が最低金利になる可能性があります。)

以上のことから、限度額300万円以下帯では住信SBIネット銀行または千葉銀行を、限度額400万円以上帯ではりそな銀行を選ぶと利息が(他社と比べて)抑えられる、ということになりますね。

年収と限度額・金利の関係

ところで、たとえば最高限度額800万円のカードローンの審査で承認される(限度額800万円がOKになる)お客さんってどんなお客さんなのでしょうか?

公表されているわけではありませんので断言はできませんが、管理人の経験で言いますと、一般にキャッシングやカードローンで個人が一つの金融機関から借入れ可能な上限額というのは、借り入れる人の年収の1/3が上限(総量規制の制限と同じですね)と言われています。(無担保借入の場合。住宅ローンやビジネスローン、証券担保ローンは除きます)

逆算してみますと、借入限度額800万円 = 必要年収 ÷ 1/3
となり、限度額800万円の審査承認を得るために必要な年収は
800万円 × 3 = 2,400万円
となります。

国税庁発表の統計(平成22年)によりますと、全ての給与所得者のうち年収2,000万円の人は総労働人口の上位0.4%に過ぎませんから、最高限度額800万円の審査承認をパスできる人はごく限られた一部の高所得者のみということになります。

もちろん、借入限度額の上限が年収の1/3までというのはあくまでも目安であり、例外はあります。

たとえば、ある銀行と取引開始後の経過年数が非常に長かったり、住宅ローン契約があったり、高額の定期預金契約があるなど、その銀行との取引関係が深い場合には年収の1/3の目安を超えた借入限度額が設定されることもあり得ます。

また、銀行によっては住宅ローンの有無や定期預金残高、投資信託の保有残高やポイント残高等に応じて、カードローンの金利を一般のお客さんよりも優遇しているところもあります。

ただ、こうした例外はあるにせよ、キャッシングやカードローンで審査が通る借入限度額はだいたい一つの金融機関につき年収の1/3が上限(目安)と覚えておくとよいでしょう。

自分の年収の1/3を超えるような高額限度額帯のキャッシングやカードローンに申し込んでも、承認される確率は非常に低いのです。

また、一般に借入限度額が高額になるほど、金利は低くなります。そして低金利の商品であるほど審査承認率は低いことも覚えておきましょう。

まとめ

ここまでの調査結果をまとめてみます。

1)限度額の単純比較
グループA(大手消費者金融系)では、モビットとアコムの800万円が最高限度額

グループB(大手銀行系)では、オリックス銀行と三井住友銀行、りそな銀行の800万円が最高限度額

2)金利を考慮した限度額の比較
グループA(大手消費者金融系)
⇒限度額100万円未満の場合はプロミスが有利、限度額100万円以上の場合はどこも変わらない。

グループB(大手銀行系)
⇒限度額300万円以下帯の場合は住信SBIネット銀行を、限度額400万円以上帯の場合はりそな銀行が有利。

3)年収と限度額・金利の関係も考慮すると、
高い限度額、低金利を追求すればするほど、審査承認率は低くなります

キャッシングやカードローンの場合、一般に年収の1/3が限度額の上限目安とされており、年収の1/3を超える限度額で審査承認になる確率は低いです。但しこれまでの取引年数や取引実績を勘案して金利や限度額が優遇されることはあります。

以上を勘案すると、単純に高額限度額帯や低金利のキャッシングやカードローン商品ばかりを狙うのではなく、自分の年収水準や審査承認の見込み、これまでの取引実績等も勘案してローン商品を選んで借入申込みをするのが賢い利用法といえるでしょう。

【この記事の筆者】
金田 金太郎(仮名)
1978年生まれ。29歳のときにキャッシングで借り入れた資金300万円を元手に株式投資で最高200万円の投資収益を獲得。が、悪運は長く続かず最終的に1000万円を超える借金を負うことに。その後、自己破産により借金からは開放されたものの、当時の経験を元に現在は副業で借金返済カウンセラーとして活躍している。

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