市民税滞納・差し押さえ前に相談しておくべき無料で使える公共機関5選

市民税とは、住民税の市町村民税のこと。

当該市町村(または特別区)に住所、本店、事務所などを置く個人と法人を対象に徴収される税のことです。東京の特別区では、特別区民税が市民税に相当します。

市民税を滞納したままにすると、延滞金が課され、最悪、差し押さえ処分になります。

「差し押さえは怖いけど、急にまとまった金額なんて用意できない...」

「既に滞納しているんだけど、どこに相談に行けばいいか分からない!
税金だから、税務署?それとも、市民税だから市役所?」

「まとめて支払うことはできないけど差し押さえは嫌だ!」という場合は、早めに支払いについて相談に行きましょう。

事情によっては分割納付の相談にも応じてくれます。
差し押さえられないためにも、早めに相談に行くことが得策です。

市民税の相談に応じてくれる場所はいくつかありますが、その中でも無料で相談に応じてくれる場所をまとめてみました。

簡単な説明を加えながら紹介していきます。

ちなみに、住民税の滞納から差し押さえまでの経緯、差し押さえにあわないための方法については、
住民税 滞納者必読。差し押さえにならない為にはどうすればいい?』を 参考にしてください。

税理士会納税者支援センター

税理士会納税者支援センターとは、税理士が税について無料で相談に応じてくれる機関です。

ここでは、東京税理士会 納税者支援センターを例に紹介していきます。

◇窓口受付時間

  • 平日(土、日、祝日除く)AM10:00~PM4:00
    (※正午~AM1:00までは休憩時間。受付はPM3:30まで)
  • 面接相談と電話相談で対応
  • 面接相談、電話相談とも相談は30分以内

東京税理士会に限らず、納税者支援センターでは相談に対して一般的な回答をもらえます。

したがって、個人的な事情を交えてじっくり相談したい場合には向いておらず、適当な回答をもらえない可能性があります

【一般的な相談例】

  • 市民税を滞納してしまったのですが、どうすればよいですか?
  • 引越した場合、市民税はどこに収めればよいですか?

また、すでに税理士や税理士法人に依頼されている方も利用できません。ご注意ください。

自分の住んでいる地域の税理士会を探す場合は、「住んでいる都道府県名 税理士会」などで検索すると、住んでいる地域を管轄している税理士会が検索できると思います。

例:「福井県 税理士会」で検索⇒「北陸税理士会」

市税事務所・県税事務所・都税事務所

市税事務所とは、地方税の賦課・徴収に関する事務全般を取り扱う出先機関のこと。都道府県によって、都税事務所(東京都)や県税事務所など呼び名が違います。

ここでは、大阪市の市税事務所を例に紹介します。

◇ 窓口受付時間
平日(土、日、祝除く)AM9:00~PM5:30
(※ただし、毎週金曜日は窓口業務のみPM7:00まで)

窓口についてですが、

  • 分割納付の相談...「納税担当」や「個人市民税担当」
  • 差し押さえなどその他の相談...「収納対策担当」

に問い合わせましょう。
(※大阪市の場合ですので、各地域によって名称は異なります。)

一般的に、市税事務所での相談は窓口相談のみです。
市税事務所が設けられていない地域もありますので、ご注意ください。

「住んでいる都道府県名 市税事務所」(例:「大阪 市税事務所」)などで検索すると、住んでいる地域にある市税事務所・県税事務所が検索できると思います。

総合支所の税務課

総合支所とは、市区町村に設置される出先機関で、「市役所」とほぼ同等の機能を持っています。地域によって、「支所」「総合行政センター」などと呼ばれることがあります。

ここでは、東京都世田谷区を例に紹介していきます。

世田谷区には、世田谷(本庁)、北沢、玉川、砧、烏山という5つの総合支所が設けられています。市税事務所と同様に、担当区域別に支所が設けられています。

◇窓口受付時間
平日 AM8:30~PM5:00

納税課」または「総合支所区民相談室」の窓口で問い合わせてみましょう。
(※世田谷区の場合なので、各地域によって名称は異なります。)

また、総合支所もすべての自治体には設置されていません。
仙台市、堺市、港区、鳥取市など130程度の市町村区に設置されています。

総合支所の設置場所については、Wikipedia『総合支所』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8F%E5%90%88%E6%94%AF%E6%89%80
の「総合支所を設置している市及び町」を参照してください。

区役所

地方自治体によっては、区役所で納税相談を行っています。

神奈川県横浜市神奈川区を例に紹介します。

◇窓口受付時間
平日 AM8:45~PM5:15 

市税の分割納付の相談は「納税担当」へ。
滞納市税の催告書や差し押さえ処分については「収納担当」の窓口へ相談しましょう。

予約制の自治体もあるようです。
事前に確認してから利用しましょう。

市役所

前述した市税事務所や総合支所などが設けられていない地域の方や、どこに問い合わせればよいか分からない方は市役所に相談しましょう。

督促状が届いたなど、急を要する場合も市役所に相談するのが一番良いと思います。

市役所では、「税務課」、「滞納整理課」、「特別滞納整理室」、「徴収担当」などの窓口で相談を受け付けています。

東京都八王子市(八王子市役所 税務部納税課)を例に紹介します。

◇窓口受付時間
午前8時30分~午後5時00分(受付は午後4時30分まで)
年末年始を除く休日でも相談窓口を設けています。
ただし、1年以上の滞納者や滞納額が大きい方などは休日相談を断られることもあるようです。

地方自治体によっては、休日窓口がない場合もあります。
休日窓口も設けているかを確認の上、利用してください。

おわりに

実際に相談に行く場合は、具体的に質問の内容を整理してから問い合わせましょう。いくつか例を挙げてみると・・・

  • 長期間放っておいたのでいくら支払えばいいか分からない!
    → 延滞金も含めて、現在いくら滞納しているのか聞く

  • 一度にまとめて支払えない!
    → 分割納付の相談、または納期を延ばしてもらうよう交渉する

また、分割納付の相談をする場合、全額納付が難しい事情を証明できる書類を持参しましょう。一般的な例でいうと・・・

  • 前年に比べて収入が減少した → 源泉徴収票など
  • 生活が苦しい → 年金受給証、資産調査に関する同意書など
  • 勤労学生 → 学生証や在学証明書

持参すべき書類は自治体によって異なることもあるので、相談に行く前に一度問い合わせてみた方が良いでしょう。

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

【この記事の筆者】
吉岡 優(仮名)
1991年生まれ。法律・経済の分野を主なテーマに活動中。
所持資格に、行政書士、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引主任者などがある。

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