税金・国保滞納による差押えを役所に泣きつき逃れました【体験談】

「ある日、突然差し押さえの告知書が届く」

今日はそんな恐怖の体験をされた木村さんの体験談をご紹介します。

木村さんは、勤めていた会社を退職後、しばらくして国民健康保険料を滞納してしまいます。

何度か役所へ相談に行き、分割納付をすることで一旦は事なきを得たのですが、それから再び滞納してしまうことに...

その後、木村さんは大変な苦労をすることになります。

今回は、その木村さんのエピソードの他にも、国民健康保険料を滞納してしまった3人にインタビューを行い、差し押さえまでの経緯・差し押さえ後の話を詳しく聞いてみました。

ちなみに、一部の滞納者からは、財産を差し押さえられただけでなく、

「退職に追い込まれた」
「融資を受けられなくなった」

というお話もありました。

この3人のお話をまずお読みになりたい場合は、下記からご覧になれます。

木村さんと同じようなことにならないためにも、この体験談を参考に、早めに役所へ相談に行ってみてくださいね。

体験者の情報

名前:木村 あかり(仮名)
性別:女
年齢:20~27歳(期間)
職業:会社事務員
滞納金額:不明
滞納期間:2004年1月~2010年4月
何を滞納していたか:国民健康保険・市民税

税金滞納・役所に泣きついて財産差し押さえを免れるまで

当時の私は20歳そこそこの遊びたい盛り。

携帯代やクレジットカードの支払いがかさみ、月2万円の国民健康保険料を2年以上滞納、とうとう保険料を全額負担しなければならない事態になってしまいます。

さらに市民税も1年ほど滞納、
こちらは「財産差し押さえ」の通知が来てしまったのです。

最終的に役所に泣きついて分割で支払うことになりましたが、もう滞納はしないと心に誓った私の体験談を紹介したいと思います。

健康保険料を滞納

当時の私は、まだ社会人になったばかりの実家暮らし、月収はおよそ20万円でした。

19歳の時に就職した最初の会社では、社会保険に加入することができました。

ですから、国民健康保険や年金の保険料は、お給料から自動的に引かれる形で支払われていたのです。

その後、20歳の時に会社を退職。

すぐに再就職したのですが、その会社には社会保険がなかったので、自分で国民健康保険に加入、保険料は自分で支払いをしなければならなくなりました。

しかし、当時の私はお年頃の女子。
化粧品に洋服、外食など、保険料以外の出費もかさみます。

支払いは、引き落としではなく、金融機関での窓口払いだったので、つい忘れてしまうこともありました。

役所から届いた赤い催促状

この頃の健康保険料は、月に約2万円の支払いでした。

1年では約24万円です。
しかし、私が支払ったのは、その間の たったの1~2回でした。

そんなある日のこと。
ついに督促状が届いてしまったのです!

始めのうちは、数ヶ月に一度、茶色い封筒で届いていました。
中身は、納付書と「納期はきちんと守りましょう」と書かれた文書。

しかし、それでも支払わずに放置していると、今度は市役所から赤い封筒が届きました。

これには親も驚いて、私にだまって封筒を開け、中身を見たようです。

こうして私が国民健康保険料を滞納しているということが、親に知られてしまい、「払える分は払いなさい」と叱られます。

しかし、私には貯金もありませんので、まとめて払うこともできません。

最低1万円は払わないと健康保険が継続できない?

保険料を支払えない私は、仕方なく役所へ相談に行きました。

対応してくださったのは、年配の男性職員です。

相談は隣の人の会話が聞こえないように仕切られたブース?で行われ、何だか悪いことしているような後ろめたい気持ちになりました。

担当職員は、私の前年度の収入が書かれた記録を持ってくると、懐具合について、あれこれ質問をしてきます。

「今も同じ会社で働いてるの?」

「ローンの支払いとかあるのかな?」

「んー、このくらい収入があったら、みんな1万円くらいは払っているんだよねー」

そこで私が、
「5,000円なら払えます!」と伝えたところ、

「最低、1万円は払ってもらわないと、保険証が継続できないよ」
と言われてしまいました。

私は仕方なく、毎月1万円ずつ支払う約束をして、その日は帰りました。

保険が効かない保険証になってしまった!

こうして役所の職員との相談後は、1ヶ月おき保険料を支払っていましたが、そのうち少しずつ間隔があいて、再び支払いが滞るようになりました。

そして、国民健康保険料を滞納しはじめて3年目、

とうとう保険証の有効期間が1年間のものから、3ヶ月のものに変更になり、

さらに、滞納を続けるうち、受診時の医療費全額負担の保険証になってしまったのです!

それまでは薄黄色の保険証でしたが、白い保険証になっていたので、本当にびっくりしました。

3割負担から全額負担になると、コンタクトレンズを作るための費用も、バカになりません。

私は再び役所へ相談に行きました。

またしても、毎月のお金の使い方を聞かれます。

「車は持ってる?ローンはいくら?」

「携帯代はいくら?」

突っ込んだことまで、いろいろ聞かれます。

私は実家暮らしでしたので、毎月親に8万円を渡しています。
内訳は、家賃や生命保険の支払い分です。

また、携帯電話を数台契約していましたから、合計3万円ほど払っていて、

そこから、車のローンや各種保険料、クレジットカードの支払い、食費を引くと、手元に残る現金は2万円ほどでした。

その上、国民健康保険料を毎月2万円ずつ支払うと、現金は残りません。

しかし、それでは話が進まないので、毎月1万円ずつ支払う約束をして、ようやく3ヶ月間有効の保険証をもらうことができました。

何度か役所に相談に行っているうちに、担当職員がこんなことをクチにします。

「国民健康保険料の徴収権は、2年を経過すると時効になる」

これを聞いた私は、「2年間放置すれば、保険料を払わなくてもすむのではないか?」と考えましたが、そうは問屋がおろしません。

たしかに、法律上は「国民健康保険料の徴収の権利は2年で時効消滅する」そうですが、督促状が届くと時効は無効になります。

結局は払わざるをえないということですね。

今度は15万円の市民税の請求

そんな滞納生活をしている間に、私は結婚し、それを機に退職。

ところが、退職の数か月後、今度は約15万円の市民税の請求が届きます。

社員として会社で働いていると、市民税は給料から自動的に差し引かれますが、退職後は自分で支払わなければいけません。

しかし、私は結婚後も仕事をしておらず、貯金も結婚資金でほとんど消えていました。

15万円も払える余裕はありません。

そこでまたも役所に相談せざる得なくなります。

私は結婚後に引越しをしたので、今回は窓口まで行くことができず、電話で相談をしました。

それにより、なんとか毎月1万円ずつ払うという約束で、納付書を作り直してもらうことに成功します。

しかし、毎月1万円でもなかなか支払えず、さらに出産でお金がかかったりして、滞納が続きました。

そうこうしているうちに、突然、「財産を差し押さえます」という告知書が届きます。

私は「差し押さえ」の文字にあせりました。

すぐに役所の納税課に電話をかけ、必死の交渉で何とか差し押さえはだけは免れたのですが、

このことがきっかけで、私はようやく目が覚め、今は毎月1万円ずつ真面目に支払うようになりました。

そして、今年中には支払いが完了する予定です。

さらに、国民健康保険料もコツコツと支払いを続け、残りはあと3万円です。

税金はきちんと納めなくてはいけませんが、私のように、どうしても支払いが難しいこともあると思います。

そんなときは、早めに役所へ相談に行くことをオススメします。

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

まとめ

それでは、最後に今回のポイントをおさらいしましょう。

国保滞納から差し押さえまでの流れ

  • 納付期日から20日以内をめどに督促状が届く
  • 督促状を無視すると催告書が届く
  • 催告書を無視すると差し押さえ予告書が届く
  • 差し押さえ予告書の受取後は、事前通知なく差し押さえが行われる
  • 差し押さえの手続き完了後は、差し押さえ調書が届く

差し押さえの対象になりやすい人

  • 収入・財産があるにも関わらず、支払いを滞納している
  • 督促を無視し続けている

差し押さえの対象となる財産

  • 「預貯金の口座」や「給与」が差し押さえられるケースが多い
  • 不動産や家具なども差し押さえ可能だが、手続きに手間と時間がかかるため、差し押さえられるケースは少ない
  • 差押えられるのは世帯主の財産のみ(同居家族の財産は差し押さえられない)

差し押さえが解除される場合もある

  • 下記のような条件に当てはまる場合は、差し押さえが解除されたり分割納付が認められる可能性がある
    • 災害による損害または盗難被害があった
    • 滞納者またはその家族が病気にかかった
    • 退職または廃業した
    • 収入が前年に比べて大幅に減った
    • 財産を差し押さえられると生活の維持が困難

差し押さえがもたらすリスク

  • 給与を差し押さえられた場合は、仕事の条件や環境が変化することもある(最悪の場合、退職に追いやられることも)
  • 不動産を差押えられると、差し押さえの事実が不動産登記簿に載るため、新たな融資を受けられなくなるケースがある
  • 不動産登記簿に差し押さえの事実が載ると、身に覚えのない業者からの営業電話がくるようになる

住民税などの税金を滞納したときと同様、国民健康保険料を滞納した場合も、差押予告書の受取後はいつ差し押さえられてもおかしくありません。

差し押さえを受けたら、財産を失うだけでなく、さらに深刻な事態に陥ってしまう可能性があります。

ですから、国保を滞納している方は、いざ差し押さえられてから困ることのないように、今すぐ担当窓口へ電話して相談してください。

お金がなくて一括支払いできない場合でも、相談はできます。

まずは相談して、担当者と一緒に、差し押さえを回避するための方法を考えましょう。

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