キャッシング無人契約機の審査、在籍確認の裏側を元業界社員が徹底解説

私は1998年~2001年まで、大手消費者金融会社で無人契約機のオペレーターのお仕事をしていました。

誰もいない無人契約機の向こう側はどのようなしくみになっていて、どうやって審査が進んでいくのか?気になる方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、オペーレーター時代の経験をもとに、無人契約機の裏側がどうなっているのか、無人契約機で申込みからカード発行までの流れを紹介したいと思います。

※各会社によって申込みの流れは異なりますし、私が辞めた後に変わっていることもあると思いますので、あくまで参考程度としてください。

「無人契約機内は誰にも見られていない」と思ったら大間違い!

無人契約機で契約される方は、「契約中は誰にも見られていない」と思っているのではないでしょうか?

しかし実際は、無人契約機の画面自体がカメラになっていて、別の場所にいるオペレーターにしっかり見られています。

誰にも見られていないと思って、変に挙動不審だったり態度が悪かったりすると、それを見ているオペレーターの印象を損ねる可能性があります。油断しないようにしましょう。

無人契約機の手続きの流れ

私が勤めていた会社の無人契約機の手続きは、以下のような流れになっていました。

  • 1タッチパネルで以下の項目を入力
    性別、生年月日、干支、家族の有無、住んでいる所の種類(一軒家か賃貸かなど)、仕事の有無、雇用形態、業種、勤続年数、年収など個人情報に加え、他社からのの借入があるかどうか、ある場合は金額など
  • 2本人確認書類(免許証・パスポートなど)の読み込み
  • 3受付表に氏名、住所、家族情報などの項目を記入し、カメラで読み込む
    申込書に家族の連絡先の記入欄はありましたが、連絡先を記載しなくてもOK。記入いただいた場合のみ登録するといった形でした。
  • 4オペレーターの質問に答える
    例)今回申し込んだ理由や、仕事の内容など
    消費者金融会社によっても違うと思いますが、仕事の内容などについて簡単な質問をされる程度です。
  • 5審査
  • 6カード発行

無人契約機の向こうで調査をしています

お客様が契約機で受付をしている間、私どもは申告いただいた情報を元に、主に以下のような調査を行います。

  • お客様の信用情報の確認(現在他社から何件、いくら借りているのか、過去に利用していたローンで返済を滞納した記録はないか、債務整理の記録はないかなど)
  • 申告の住所が存在するか地図で確認
  • 申告の勤め先に電話をして、本当に在籍しているか確認(在籍確認)
  • 本人確認書類が本物かどうか

したがって、申込み時に虚偽の申告をしてもすぐにわかってしまいます

正直に事実を申告しましょう。嘘がバレたら、その時点で融資不可、審査落ちになってしまいます。

在籍確認の方法は融通が効くので相談を

勤め先に連絡を入れる在籍確認は、通常は個人名で電話をかけ、お客様が本当にその会社にいるかどうか聞くだけの簡単なものです。

 例)
 オペレーター「もしもし、田中と申しますが高橋さんいらっしゃいますか?」
 勤め先の人「高橋は今席を外しております。」
 オペレーター「ありがとうございます。またかけ直します。」

これで完了です。

その際、「会社に個人名で電話されるのは困る」という方もいらっしゃると思いますが、そこは融通が利きますので、相談してみて下さい。

私がお仕事していた時は

  • 得意先の会社名を名乗ってほしい
  • 指定の日時(上司の方がいないとき)に電話してほしい

などの要望には応えておりました。

在籍確認については、『在籍確認 入門!元キャッシング会社の担当者が明かす在確の対処法』でも詳しく紹介しています。

虚偽の申告は絶対にNG

当時、嘘の申告をされるお客様がいらっしゃいました。そのような困ったお客さまのお話を少し紹介したいと思います。

家族の免許証を使って申請

家族の免許証を持って来て、家族になりすまして申請しようとする方がいましたが、無人契約機の画面はカメラになっているのでバレバレです。

免許証の顔と画面に映る顔が一致していない時点でアウトですね。

名前の読み方を変えて申請

姓の読み方を変えてくる方も稀にいらっしゃいました。

例えば「丹波さん」というお名前で、実際の読みは「たんば」なのに、わざと「にわ」という振り仮名で申告する、というようなケースです。

このような嘘の申告を見ぬくために、オペレーターは「類似検索」をしています。

類似検索とは、入力した時にシステム内で読み方が違う名前も、自動的に漢字で検索することです。

また、自宅や会社の電話番号でも検索しますので、社内の顧客データの中に似たようなお名前があればすぐに確認ができるようになっています。

こうした偽りの申請をして借入れをすることは、違法です。

過去に他の消費者金融でこのような不正を行なって借入をしたことがある人は、オペレーションセンターに要注意人物として顔写真が張られています。

また初めての借入でも、偽造した本人確認書類や他人の本人確認書類を使用した場合、逮捕される可能性もあります。

このような人物が無人契約機に現れた時は、「給料明細は持ってないか」「住んでいる場所の詳細を確認する」などの話をして時間を稼ぎます。

その間に警察を呼び、そのまま無人契約機の中で逮捕!なんてことも珍しくありませんでした。

正直に事実を申告しましょう

このように、無人契約機で申し込む場合でも、契約成立までには詳細な調査や確認が行われます。

したがって、嘘をつかず、忘れたことやわからないことは正直に言いましょう。

あまりに挙動不審だったり高圧的だと、何かあるのではと思われてしまうので要注意です。

また、正社員ではないという理由だけで審査が通らないことはありません。安定した収入があれば審査に通る可能性はあります。

過去に「結局、無人契約機ではないじゃないか!」と言ったお客様もいらっしゃいました。

しかしコンピュータの機械的な審査ではなく、親身になって審査するオペレーターがいるからこそ、しっかりした契約が結べるのだと私は思います。(審査の内容については、『キャッシング業者の元審査担当に聞いた!こんな人は審査に落ちる!』をあわせて読んでみてください。)

契約について悩んでいる方は、まずお客様相談センターなどに相談してみるのもいいかもしれませんね。

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