飲み代や洋服代で散財。金欠で電気を止められたOL時代のトホホ体験

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20歳で上京した私が、はじめての東京、はじめての飲み会、はじめてのモテ期、はじめての彼氏などさまざまなものに舞い上がってしまい、散財して金欠になったときの体験談です。

一時は電気を止められる寸前まで行きましたが、その反省もあって今ではばりばり節約主婦になりました^^

体験者の情報

名前:上田 美樹(仮名)
性別:女性
お金に困った経緯:交際費、服飾代の使い過ぎ
当時の職業:丸の内のOL
当時の年齢:20歳

初めての東京にクラクラ

のどかな四国に育ち、厳しい女子校出身だった私は、初めてみる本物のビル街に浮き足だっていました。

20歳で初めての東京。
しかも女子の少ない部署での新入社員。

仕事は厳しいけれど、毎日楽しくって仕方がありません。

そして、なによりもときめいたのは「標準語」でした。

スーツを着た男性が標準語で話しかけてくる!
これだけで真っ赤になってしまっていました。

おかげでウブな四国の子として人生初のモテ期まで到来しちゃう始末。

社内便にまぎれて他部署の先輩方からお誘いの手紙が続々!

まるでドラマの主人公になった気分でした。

東京は楽しすぎる!

上京する条件の一つだった寮生活には半年で飽き飽きしていました。今思えば会社まで徒歩15分の好立地なのですが。

当時でさえ時代錯誤に思えた「門限」「電話当番」「朝掃除」「風呂・台所共有」。

なによりも同室のメンバーが必ず、新人、二年目、三年目と縦割りになっていること。

おかげで気が全く休まりませんでした。携帯電話がない時代で、自分から掛ける場合は廊下の公衆電話から。

受ける場合は代表電話(!)にかけてもらい電話当番が内線でつないで部屋で話すシステム。

もちろん電話当番からの情報流出によりプライベートは筒抜けでした。

寮で有り難かったことは寮費がとにかく安かった!(全部込みで1万円)

あと、センスのいい先輩にお願いして化粧を教えてもらったり、徹夜でコイバナしたり、ビデオを見たり。

そんな当たり前の青春じみたことが四国で出来なかったので、まさに、ちょっと遅れてきた青春って感じでした。

飲み会は三日に一回。
女子は安く参加できるので出席率は100%でした。

そして本当に楽しいのは、飲み会の後のボーリングやカラオケ。東京には遊ぶ場所がいっぱい。しょっちゅう行っても飽きない。

毎日がキラキラしてて、上京して本当に良かったなあっていつも思ってました。

でも、そのお陰で門限を何度もやぶるはめになって、派手な子とレッテルを貼られるように・・・でもそれも新鮮で嬉しかったです。

彼氏ができて散財するように

東京で出来た彼氏は他部署の先輩Mさんで、もちろん標準語。

新人で引く手あまただった私がM氏に決めた理由は、横浜出身でクルマを持っていたから!寮までの送り迎えをクルマでしてもらってイチコロでした。

Mさんの為にもっともっと可愛くなりたい・・・。

初めてデパートのコスメカウンターで化粧品を揃えて、毎回雑誌で研究した新しい洋服を来てデートに行きました。

だんだん、もっと長くMさんと一緒に居たい!と思うようになり、入社2年目にして憧れの下北沢で1人暮らしを始めました。

もちろん、親の猛反対を押し切って。
東京に酔った私を誰も止められなかったのです。

もう公衆電話の順番待ちはしなくていい。
家に電話をひいて夜通しの長電話。当番も門限もなし。

Mさんがうちにお泊まりした翌朝は時間をずらしての出社。まさしくドリカムの世界でした。

怒涛の支払い催促にたじたじ

そんなある日、カード会社から督促の電話がかかってきました。

真っ青。
何も考えずにお金を使っていたツケが回ってきたのです・・・。

恥ずかしくってMさんには言えない。
「いつもお洒落で自慢の彼女だよ。」って言われていたのに・・・。

親にも絶対お金で迷惑は掛けないってあれほど言ったのに・・・。

カードの支払いの分は、地元の親友に訳を話してお金を振り込んでもらい、どうにか支払えたのですが、それもつかの間。

今度はポストに、「5日までに支払いがない場合は6日から止めます」と、振込用紙をスルーしていた電気会社からの通達

久しぶりに通帳記入をしてみると、あり得ない!残高が5000円・・・。

電気代どころの騒ぎじゃない。
給料日までの一週間、生活費どうしよう。

通勤は定期券がまだあるし、お昼は社食だから大丈夫。

飲み会の誘いを断って、夜ご飯を家でなんとかすれば・・・。

しかし、一週間をやりすごすことは出来ても電気代は?
Mさんが来たらなんて言えばいいの?

電気が付かない部屋になんて絶対呼べない。

「親から借りるかMさんから借りるか」⇒結論「どっちにも言えない」

恥をしのんで、まだ寮に住む同期2人から借金することにしました。

2人は気軽に当座の生活費と滞納電気代分として2万円ずつ貸してくれました。

「一人暮らしって楽しそうだけど大変だねー」
「電気止められるのって本当にあるんだねー」

口止めはしたけれど、所詮無理な話で。
退屈な寮生活に格好の話題を提供した形になりました。

返済はボーナス一括払い。情けなかったです。

Mさんにバレなかったけど、その後別の問題でお別れしました。

それからは心を鬼にして飲み会も月イチくらい。

最初は何も予定の無い夜は情けなくつらかったけど、そのうち自炊が上手くなって毎日自分の為に食事を作るのが楽しくなってきました。

簡単な家計簿を付けるようになってからは、買い物していても数字で考えられるようになって、ごく自然にやりくりが身に付いたと思います。

貯金が趣味になり、服装も地味になってちょっとつまらないけど、まじめな旦那さんと結婚できたし、義理の実家ともうまく付き合ってるし、息子を私立に行かせたい、やりくり上手な主婦になりました

当時の熱い気持ちが懐かしいです。
あのままお金にだらしなかったらどうなったかな~

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