ガス料金滞納・督促。真冬に3ヶ月お湯が使えなかった時の体験談

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ガスが止まって風呂に入れないときの対処法

  • 家電を使ってお風呂に入った気分を味わおう
  • ガスなし電気なしでお湯なし生活を乗り切る方法
  • ガスを再開したいなら支払いと連絡を
  • もっと深く理解したい場合は、下の記事を読んでね!

「あと1週間でガスが止まりそうです。お金をかき集めててもはらったほうがいいでしょうか?」

「ついにガスが止まってしまいました・・・。真冬です。お風呂はどうすれば・・・」

「突然、お湯が出なくなりました!最短で再開する方法を知りたいです!」

疲れてヘトヘト。
家に帰って熱いシャワーでも浴びようと思ったら、なんとお湯が出ない!

たしかに「ガスを止める」と書かれた書類は見たような気がするけれど・・・。

こんにちは。
ガスが止まった経験はないものの、風呂なしアパートで暮らしたことのあるファイグー編集部の木村(40代女)です。

家に帰ってシャワーを出しても一向にお湯にならない。
まさに悲劇です。

すぐに再開させようにも、

「給料が減ってしまって・・・」
「急な出費が続いて・・・」
「慢性的な赤字で・・・」

いろいろな事情でガス代が払えないときって、だれにでもあるはず。

ガスではありませんが、私も近い経験をしているので気持ちはよくわかります。

でも、ガスのない生活はツラい・・・。
とくに冬は生死に直結する問題になりかねません。

そこで今回は、料金滞納によりガスが止まった経験をもつ4名の方に取材を行いました。

最初にお話をうかがったのは、「真冬にガスが止まり、3ヶ月もお湯が出ない生活を送った男性」です。

なんと真冬に冷水シャワーを浴びるという偉業(?)の末に、ペットボトルをシャワー代わりに使用するという荒ワザを編み出したのだそう。

しかも、その荒ワザで冬場の3ヶ月を乗り切ったというんですから、なかなかのツワモノです。

このほかの3名にも「どのようにしてお湯が出ない生活を乗り切ったのか?」をうかがいました。

「今夜は冷水シャワーで過ごすしかかもしれない・・・」とお悩みの方。

この機会に先人たちの教えを学んでみませんか?

さらに、記事の後半では、ガス再開までの手順、主要ガス会社の連絡先やガス再開の受付時間をまとめて紹介しています。

ガスが出ないことでお悩みの方にとって、勇気になるような記事が書きたいと思い、この記事を執筆しました。

ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

それではまいりましょう!

この記事のアドバイザー情報

  • 木村 澪子 編集者

    木村 澪子編集者

    テレビ・雑誌等の取材歴15年。ファイグーではお金の話をわかりやすく、よりリアルにお伝えするために、背景や当事者の気持ちに寄り添う取材を心がけています。銀行マン、証券マン、利用者などからぶっちゃけたお話を聞くにつけ、「消費者も賢くならなければ...」と痛感する日々です。家族は夫・娘・ザリガニ2匹。

工夫と我慢!真冬の3ヶ月間をガスなしで乗り切りました(体験談)

私は以前、生活苦からガス料金を滞納して、3ヶ月間ガスを止められたことがあります。

しかも季節は真冬・・・。
あたたかいシャワーを浴びることもできません。

でも、そんなことでへこたれる私じゃありませんでした。

ちょっとの工夫と我慢で3ヶ月のガスなし生活を乗り切ったのです!

これまで29年間生きてきて、あのときほど熱いお湯につかりたいと思ったことはありません。

お風呂の温かさが身にしみた体験談をお話したいと思います。

体験者の情報

名前:高木 武(仮名)
性別:男性
当時の年齢:29歳
当時の職業:日雇いアルバイト
滞納したもの:ガス料金
滞納金額:1万4,200円

苦渋の選択!ガスなしで生活することを決意!

当時は就職氷河期の真っただ中。

私は働き口が見つからず、登録型の日雇いアルバイトでなんとか生活費をつないでいるような状況でした。

そのため、公共料金も滞納しがち・・・。
2ヶ月に1回だけ払っているような状況です。

いつ電気やガスを止められるんじゃないかと、ヒヤヒヤものの生活を送っていました。

あるとき、2週間ほど日雇いのバイトが入らなくなり、1か月の収入が6万円ちょっとに。

当時、マンションの家賃は3万5,000円。
食費は削りに削っても1万円。

つまり、残り1万5,000円でその他の出費をやりくりしなければなりません。

すでに1ヶ月分、ガス・電気・水道代を滞納していた私は、優先順位を決めることにしました。

まず優先すべきは電気です。

なぜなら、当時は2月。真冬です。
暖房がなければ生きていけません。

キッチンのコンロも電磁式ですし、お湯を沸かすのも電気ポット。

だから電気は欠かせませんでした。

次に水道。

水道がなければ水も飲めず、料理もできず、トイレも流せませんし、顔を洗うこともできません。

ただ、その気になれば近くの公園から水を汲んでこれるので、電気よりは順位が下がりました。

そして、最後にガス。

ガスは湯沸しボイラーだけなので、お湯が使えなくなるだけのこと。

とはいえ、ガスが使えない=あたたかいお風呂に入れない(あたたかいシャワーを浴びられない)」わけですから、苦渋の決断でした。

しかし、電気や水道に比べると、どう考えても優先度は下がります。

「よし!ガスはあきらめよう!」

私は優先度がもっとも低いガス料金を滞納することに決めました。

ピンク色のガス停止予告書が届く

さらに1ヶ月後。

普段の払込票とはちがう、ピンク色のレシートのような紙が郵便受けの中に入っていました。

内容は以下の通りです。

「12月分のガス料金が未納です。2月14日までに支払ってください。お支払いいただけない場合にはガスの供給を停止します」

そして、12月分・1月分の払込票が入っていました。

私は、「またきたか・・・」と思いました。

実は以前にも同じ紙を受け取ったことがあります。

そのときは、最終期限がくる前にどうにか1ヶ月分払ったため、ガスを止められることはありませんでした。

しかし、今回ばかりは1ヶ月分も払えません・・・。

そのまま最終期限である2月14日が過ぎました。

真冬に冷水シャワーにトライ!寒くてムリ・・・

ガス会社は容赦ないですね・・・。

電気や水道は、「この日に止めますよ!」といってもなんだかんだ数日間止まらないのですが、東京ガスはキッチリしていました(笑)。

Xデーの2月15日、私が帰宅したのは夜です。

シャワーを浴びてとっとと寝ようと思った私は、浴室に向かいました。

いつものように蛇口をひねり、水シャワーがお湯シャワーに変わるのを待ちましたが・・・いくら待っても出てくるのは水だけ。

予告通り、ガスが止まっていたんです・・・。

「シャワー浴びれねーじゃん!どーすんのよー!」

途方にくれた私でしたが、どうしてもシャワーを浴びたい気分でした。

もうどうしようもないので、冷水シャワーを浴びるしかありません。

キンキンに冷えたシャワーを浴びて身体を洗うことにします。

「!!!」

真冬だったこともあり、これはもうとんでもなく冷たかったです・・・!

指先の感覚がすぐになくなります。

頭からかぶったとしても耐えられるのは2秒が限界・・・。

私は、「お~・・・ さぶ~・・・」と漏らしながら体をくねらせ、高速で頭・身体を洗い、ちゃんと石鹸が落ちているかわからないまま すすぎを完了しました。

時間にして約30秒。
まるで海の家の『100円シャワー』のようなスピードで入浴タイムを終えました。

まさにカラスもびっくりの速行水です。

最後だけ水シャワーで流す作戦も寒くて断念

「さすがにこれじゃいかん!」と対策を考え、次の日。

まずは身体を濡らさないよう頭だけ洗い、シャンプーを流し終えた後、ボディソープをうす~く引きのばして、汚れているところをピンポイントかつ入念にウォッシング。

そして、気合を入れて一気にシャワーで流すという手法に変えました。

・・・しかし、これも寒すぎてダメでした。

真冬に冷水シャワーだけで済ませるなんて、土台ムリな話だったのです。

でも、だからといってずっとシャワーを浴びないわけにもいきません。

「どうすれば冷水シャワーを少しでも快適にできるか?」

私のなかで大きな壁が立ちはだかりました。

冷水シャワーを快適に浴びる方法

私は、「どうしたら水をお湯に変えられるか」方法を考えました。

そもそも、電気ポットがあるのでお湯をつくることはできます。

ただ、熱湯だと熱すぎて浴びることはできません。

「・・・じゃあ、水と混ぜてうすめればいいのでは?」

そう考えた私ですが、問題は容器です。

蛇口からお湯が出ない以上、代わりとなる器が必要でした。

「そうだ!ペットボトルだ!」

白羽の矢がたったのはペットボトルです。

私は、4分の3まで水を入れた2Lペットボトルを何本も用意し、そこにやかんで沸かした水を入れ、ちょうどいいお湯を作るという方法をあみだしました。

これが見事に大ヒット(笑)

はじめは冷水シャワーでシャンプーしたり身体を洗うしかありませんが、最後にあたたかいお湯をかぶって さっぱりほっこりできます。

このすばらしい方法を見つけてからは、ガスなし生活でも快適に過ごせました。

ガスが止まっても生きていけるなと確信したのです(笑)。

温かいお風呂に入れる幸せを実感

ガスが止まったまま1ヶ月、2ヶ月と過ぎていき・・・ようやく滞納分を全額払えたのは3ヶ月後です。

さっそく、東京ガスから届いていた払込票をもってコンビニへ。

トータル4ヶ月の滞納で、延滞利息は2,000円ほどになっていました。

そして、支払いから半日後、ようやくガスが再開され、無事、我が家にガスのある生活が戻ってきたのです。

その頃にはすっかり春の陽気になっていましたが、久々の温かいシャワーとお風呂には感動しました。

例のペットボトル作戦で「ガスなしでも生きていける」と思っていた私でしたが、前言撤回します(笑)。

まとめ

最後に、今回のポイントをまとめてみましょう。

ガスが止まったときにお風呂に入るワザ

  • 電気ポットや電気ケトルでお湯を沸かし、水でうすめてちょうどいいお湯をつくる
  • 電子レンジで濡れタオルをチンして、体を拭く
  • 昼間、ベランダや庭に水(バケツなどに汲んだもの)を置いておき、水温が上がったところで水浴び
  • ニオイやすい箇所(股やワキ)のみ水で洗うか、身体をボディペーパーで拭く
  • 銭湯に行くか、ネットカフェのシャワーを利用する
  • 家族や知り合いにお風呂を借りる

ガスが止まってお風呂に入れないときは、試してみてくださいね。

ガス再開の手順

  • 1滞納したガス料金をコンビニや金融機関で支払う
  • 2ガス会社に電話連絡をする
  • 3ガス会社が入金を確認したら、ガスの開栓作業が行われる

最後になりましたが、ガスをはじめ、電気や水道などの料金滞納については、別途特集を組んでいます。あわせてご覧になってみてくださいね。

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