UR賃貸住宅で家賃滞納してから強制退去までの流れ【体験談】

2009年8月。
今から約3年前の話です。
経営していた会社の資金繰りが悪化し、UR賃貸住宅の家賃を滞納してしまいました。

その後、強制退去になり、滞納分の返済のことで未だに揉めております^^;今回は、そのことについて書かせていただきたいと思います。

体験者の情報

名前:笠井 浩史(仮名)
当時の年齢:38歳
職業:自営業
滞納したもの:家賃(UR賃貸住宅)
滞納額:13万8,000円×6ヶ月分

UR賃貸のマンションに家族4人で住んでいた私

当時私は38歳。
仕事は一応株式会社を経営しておりましたが、吹けば飛ぶような小さい会社でした。毎月の収入は、役員報酬として月に38万円。特に高収入ではありませんが、何とか生活は成り立っていました。

練馬区にあるUR賃貸のマンションに、妻、2歳と0歳の息子と住んでいて、家賃は月13万8,000円。入居時には3か月分の敷金を払っていました。

会社の資金繰りが悪化し、家賃を滞納することに

入居して3年目の秋のことです。
もともと収入は不安定でしたが、リーマンショックの影響で取引先からの入金が顕著に遅れ始め、急激に資金繰りが悪くなりました。

妻には心配をかけたくなかったので隠していましたが、すぐにばれてしまいました。そこから離婚問題にまで発展し、妻は子どもを連れて実家へ戻って行ったのです。

会社へ資金をまわすため、家賃を滞納してしまったのは2009年8月。すぐ管理会社に電話をして、事情を説明しました。

その月内に滞納分を支払うことはできませんでしたが、管理会社も特にうるさく言ってくることはなく、「翌月の家賃支払い時に2か月分入れてください」と事務的なことだけ言われて終了。

ただ、翌月になっても状況は相変わらずです。
前月分の家賃と合わせて27万6,000円を支払わなければいけない状況でしたが、そんな額はとても支払えそうにありません。

私は9月の中旬に、再び管理会社へその旨を伝えましたが、やはり事務的に「来月まとめて入れてください。」との返答でした。

このころには、電話代、電気代、ガス代の滞納も始まり、しばしば催促の通知も来るようになっていました。公共料金で最初に止まったのは電気です。夜中に帰宅すると一切の電気がつかず悲しい気持ちになったことは今でも忘れられません。

多少の現金は持っていたものの、これを使ってしまうと仕事に支障をきたすので、電気、ガス、電話は止めたままにしておき、携帯電話の料金だけ支払っている状態でした。

幸い実家が近くにあったので、シャワーをたまに借りていましたが、親には現状を知られたくないので、毎日行くわけにはいきませんでしたね。

強制退去までの流れ

10月。3か月分の家賃41万4千円の支払いのメドも全く立たず、本心は「もうどうにでもなれ」と開き直っていたような気がします。

このころには、さすがに管理会社も深刻な状態だと気づいたのか、まず担当者が代わりました。そして「強制退去」の話が出るようになります。

その内容は、「3か月滞納した段階で強制退去の方向で対応する。裁判所に強制執行の手続きに入る」というものです。

11月、裁判所から「強制執行」の通達がきました。内容を簡単に言うと、「12月14日に部屋の中に入ります。本人がいなくても合鍵で中に入ります」というもの。

それだけだと細かいことがわからなかったので、裁判所に問い合わせたところ、要は「中に何があるのか把握し、強制執行日を通達する書面を部屋の中に貼る」ということでした。

そして、最終的な強制執行日は1か月後の1月14日であることも伝えられました。

本来は裁判所に異議申し立てができるのですが、私は何もしませんでした。行っても状況は変わらないと判断したからです。

管理会社の担当者には、費用の総額について問い合わせました。これが後々問題となるのですが、そのときの話では「敷金3か月分は滞納分に充てます。よって、強制執行日までの家賃3か月の支払いはしてもらいます。これに関しては分割でも対応します。」とのことでした。

要するに、実際は2009年8月~翌年1月まで、6か月分の未納が発生しているのだけれど、そのうち3か月分は敷金で充当するので、支払い義務があるのは残りの3か月分だけということです。

きたる2009年12月14日。
裁判所の担当者、管理会社の担当者、搬出業者の担当者など5人が、朝10時ぴったりに家に現れました。

1月14日が強制執行になるので、その前日までに荷物の搬出を終わらせること。残置物は業者が一時保管すること。部屋の壁に1月14日に強制執行する旨の書面を貼るけれど絶対にはがさないこと。」などのことを話され、15分もしないうちに撤収して行きました。

そして、2010年1月14日。
再び朝10時ぴったりに同じメンバーがやってきました。
幸い荷物はほとんど搬出しておいたので、鍵の返却だけで終了。

裁判所の担当者からは、「滞納分の支払いについては当事者間で後日話し合って決めてください。」とだけ言われました。何だかあっけないほど、意外と簡単に「強制執行」は終わりました。

滞納分の支払いについて...「話が違う?!」

支払いについては、後日(といっても半年くらいたってからですが)、個人弁護士名義で私のところに督促状のようなものが送られてきました。

その書面には、「6か月分の未納家賃を払うように」と記載されていました。

「ん?話が違うぞ!」
私はすぐにその弁護士事務所に電話をし、URの担当者と話した内容を伝えました。

その弁護士事務所の事務員が言うには、「UR賃貸住宅は、とある大手保険会社に債権回収を依頼しているらしく、3か月の敷金を未納分に充当することはない」とのこと。

6か月分の家賃に、滞納時の金利や事務手数料がプラスされ、請求額は総額100万円近い金額になっています。

今でも私は、当初管理会社に話された通り、「3か月分の家賃を分割払いで支払いたい」という希望を出しているのですが、まったく話を聞いてもらえないままあれから3年ほどたってしまいました。いまだに返済に関する具体的な話まで行き着いていません。

弁護士事務所からの支払い催促の書面は、半年に一度くらいのペースで届いています。私はその都度電話で話をし、総額について納得がいかないということを毎回伝えています。

総額のことがいまだに決まらないのですから、まだ1円も返済していない状況です

しかしよくよく考えてみれば、強制執行がかかって、支払い義務は裁判所も認めているのだから、全面的に私の方に非があるはずです。

内心では差し押さえも覚悟しているのですが、これだけの年月が経っても何の進展もないので、「このまま返済しなくても済むのでは?」とまで思い始めています。

私としては3ヶ月分の滞納家賃はしっかり払いたいと思っているのですが、一体どうなることやら・・・

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

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