大手銀行の現役自動車ローン担当が漏らす、審査に落ちる人の共通点

今回は自動車ローンの審査に不安がある人に読んでほしい内容です。

過去の借金が自動車ローンの審査に悪い影響を与えるっていうのは、なんとなく想像できますよね?

しかし、どんな借金がどの程度影響するのかというのはあまり知られていません。

そこで、

  • どんな借金がいくらあるとNGなのか?
  • クレジットカードのショッピング枠も借金の扱いになるのか?
  • 過去に返済を延滞していたら審査に落ちてしまうのか?
  • 延滞があっても、すでに完済していればOKなのか?

こういったことを、メガバンクやJA、地方銀行の自動車ローン審査担当者に伺いました。

自動車ローンに申込みたいけれど、過去の借金で審査が不安という時に役立つ内容になっていると思いますので、ぜひお読みになってみてください。

なぜ自動車ローンの審査に落ちてしまうのか?

自動車ローンの審査でもっともみられるポイントは、収入(職業)と過去の借金です。

今回は、借金のほうにフォーカスをあて、どんな借入れがいくらあると審査に落ちてしまうのかを調査しました。

種類別にみていきましょう。

キャッシングやカードローンの借入れがあると審査に落ちる?

キャッシングやカードローンの借入れがあると、それだけで自動車ローンの審査に落ちる可能性があります。

キャッシングやカードローンとは、下記のようなものです。

  • 消費者金融のキャッシング
  • クレジットカードのキャッシング
  • 銀行カードローン

E信販の審査担当者談

キャッシングやカードローンで10万円以上の借入れがあると、自動車ローンの審査に落ちることがあります。1件でも懸念材料になりますので、2件以上あると審査に落ちる可能性は高くなります。ただし、頭金を支払う、保証人をつけるなどの対策で審査落ちを回避できる場合もあります。

B銀行の審査担当者談

キャッシングやカードローンを利用していると、それだけで自動車ローンの審査に落ちる可能性があります。特に、利用限度額いっぱいまで借入れている場合は融資不可の可能性が高いです。

C信用金庫の審査担当者談

2件以上のキャッシング・カードローンを借入れている場合は審査に落ちる可能性が高くなります。

D信用金庫の審査担当者談

カードローンやキャッシングの借入残高が年収を上回る場合は、審査に落ちる可能性が高いです。

また、キャッシングやカードローンの契約をしているだけ(実際にお金を借りていなくても)で審査に落ちるケースもあります。

B銀行の審査担当者談

契約しているキャッシング・カードローンの利用限度額の合計が50万円を超える場合、審査に落ちる可能性があります(借入れしていなくても)。契約しただけで利用していないカードローンがあるなら、解約してから自動車ローンに申込むことをおすすめします。

貸金業者からの借入れは特に厳しくチェックされる

消費者金融やクレジットカード会社など、貸金業者でのキャッシング・カードローンは、特に厳しくチェックされるようです。

D信用金庫の審査担当者談

貸金業者のキャッシングやカードローンは、金融業界のなかでもっとも高金利です。そのため、貸金業者から借入れがあると、「高い金利を支払ってでもお金を借りたい人」という風にみられてしまいます。貸金業者から借入れがあるだけで融資不可となる可能性もあります。

その他のローンは審査に影響するの?

キャッシングやカードローン以外のローンは、自動車ローンの審査に影響するのでしょうか?

たとえば、下記のような種類のローンです。

  • 住宅ローン
  • 教育ローン・奨学金
  • 冠婚葬祭ローン
  • 自動車ローン
  • フリーローン
  • 携帯電話機種の割賦支払い

これらが自動車ローンの審査に影響するかケースバイケースです。

JAバンクの審査担当者談

自動車ローンの希望借入額が「年収-年間返済額(※1)」を上回る場合はお断りをしていました。

D信用金庫の審査担当者談

既存の借入れの年間返済額(※1)と、申込予定の自動車ローンの年間返済額の合計が年収の半分を超える場合は、審査に落ちる可能性があります。

C信用金庫の審査担当者談

既存の借入れの年間返済額(※1)と、申込み予定の自動車ローンの年間返済額の合計が年収の35%を超える場合は、審査に落ちる可能性が高いです。ただし、自動車ローンの返済回数を増やすことで審査に通ることもあります。なぜなら、返済回数を増やせば増やすほど、毎月の返済額は下がるからです。結果、年間返済額の合計を年収の35%以下に抑えることができれば、審査に通る可能性は高くなります。

B銀行の審査担当者談

過去の自動車ローンの返済が残っていると、「返済が二重になる」という理由で審査に落ちることがあります。ただし、これから組もうとしている自動車ローンの金額が低額である場合(車の修理費用や車検代など)や、過去の自動車ローンが完済間近の場合は問題視しません。

JAバンクの審査担当者談

住宅ローンを組んでいる場合は、連帯保証人が必要となることが多いです。保証人を用意できない場合は融資不可の可能性があります。

しかし、キャッシングやカードローンのように、「(金額等にかかわらず)借入れがあるだけで審査落ち」ということは少ないようです。

※1
ここでいう「年間返済額」には、下記のような支払いをすべて含みます。
・ キャッシング・カードローンの返済(銀行や消費者金融など、金融業者の種類を問わず)
・ あらゆる種類のローンの返済(銀行や消費者金融など、金融業者の種類を問わず)
・ クレジットカードの分割払い・リボ払いの支払い
・ 携帯電話機種の割賦支払い
・ 奨学金の返済
金融業者によって微妙に違いはありますが、原則として上記のような支払いは含まれると思っておきましょう。

クレジットカードが原因で審査に落ちることもある?

クレジットカードのショッピング利用が原因で自動車ローンの審査に落ちることもあります。

特に問題なのは、分割払いやリボ払い(※2)を利用しているケースです。

E信販の審査担当者談

分割払いやリボ払いでショッピングの限度額を使いきっている場合は、審査に落ちる可能性があります。分割払いやリボ払いを利用していると、「自己管理能力が低い」と判断されるのです。

※2
リボ払いとは、利用額に関わらず毎月一定の金額を返済していく支払方法のことです。利用額が増えても毎月の支払額が変わらない反面、支払いが長期化して利息が膨らみやすいというデメリットがあります。

過去に延滞したことがあると審査に落ちる?

ローンやクレジットカードの支払いを延滞したことがある場合、そのことが原因で審査に落ちる可能性があります。

長期延滞の記録があると審査に落ちる可能性大

ローンの返済を2~3ヵ月以上延滞していると、信用情報に長期延滞として記録されます。

ここでいう返済には、キャッシング・カードローン・各種ローン・クレジットカード・携帯電話機種の割賦支払い・奨学金などあらゆるものが含まれます。

過去5年以内に、これらの返済を2~3ヵ月以上延滞したことがあると、審査に落ちる可能性が高いと思っておきましょう。

全社の審査担当者談

信用情報に長期延滞の記録があると審査落ちの可能性が高いです。

短期延滞も審査に影響する?

信用情報には、長期延滞以外に短期延滞についても記録されています(※3)

短期的な延滞の記録がある場合はどうなるのでしょう。

E信販の審査担当者談

基本的に、延滞の記録があれば否決する可能性は高くなります。

C信用金庫の審査担当者談

繰り返し延滞している場合は審査に落ちる可能性が高いです。

JAバンクの審査担当者談

「支払い忘れた」「残高不足だった」など、意図的でない超短期の延滞はあまり審査に影響しないと思います。

このように、対応は各社さまざまです。

※3
どのくらいの遅れを延滞とするかは金融業者によって異なります。たとえば、「1日の延滞なら問題視しない」「事前連絡があり、再設定した支払い日に約束通りに返済があった場合は問題視しない」など、基準はさまざまです。また、「何年前の延滞記録までチェックされるのか」についても金融業者ごとに異なりますが、短いところでも1年前まで、長いところだと3年前までさかのぼって確認するそうです。

そもそもなぜ他の借金のことが知られてしまうのか?

銀行などの金融業者は、ローンの審査を進めるにあたり、申込者の信用情報を確認します。

信用情報を確認すると、以下のことを調べることができます。

  • ローンやキャッシングの借入状況・返済状況
  • クレジットカードの利用状況・支払状況
  • 返済を延滞していないか

金融業者は、申込者の信用情報をチェックし、他社の借金の状況を確認するのです。

まとめ

それでは最後に、今回のポイントをおさらいしましょう。

  • キャッシングやカードローンで借入れていると、それだけで審査に落ちる可能性がある(特に下記の条件を満たす場合は審査落ちの可能性が高くなる)
    • 貸金業者から借入れている
    • 2件以上借入れている
    • 利用限度額いっぱいまで借入れている
    • 借入残高が年収を上回る
  • 契約中のキャッシング・カードローンの利用限度額の合計が50万円を超える場合、審査に落ちる可能性がある
  • 自動車ローンの希望借入額が「年収-年間返済額(※1)」を上回る場合は審査に落ちる可能性がある
  • 既存のローンの年間返済額(※1)と申込予定の自動車ローンの年間返済額の合計が年収の半分を超える場合は、審査に落ちる可能性がある
  • 既存のローンの年間返済額(※1)と申込予定の自動車ローンの年間返済額の合計が年収の35%を超える場合は、審査に落ちる可能性がある(ただし、自動車ローンの返済回数を増やすなどして年間返済額を年収の35%以内に抑えることができれば、審査に通る可能性が高い)
  • クレジットカードの分割払いやリボ払いでショッピングの限度額を使いきっている場合は、審査に落ちる可能性がある
  • 信用情報に長期延滞の記録があると審査に落ちる
  • 過去に延滞記録があると審査に落ちる可能性がある

まずは、キャッシングやカードローンの完済が重要ということですね。

また、今回はあまり触れませんでしたが、実際の審査では、信用情報・個人情報(年収・勤務先・雇用形態など)を総合的にみて融資の可否が決まります。

そのあたりについては、自動車ローンの申込資格・書類、審査に落ちる理由をお読みになってみてください。

自動車ローンの審査に不安がある人は、すぐに審査を受けるのではなく、まず自分の状況をよく確認するようにしましょう。

そして、審査に通過する確率を高めることが大切です。

通らないからといって、何社も一気に申込みするのは絶対にダメです。

審査に落ちてしまうと、その履歴が信用情報に記録されてしまいます。

そうなったら、それ以降に申し込む自動車ローンの審査にも悪影響があるかもしれません。

できるだけのことをしてから、審査に臨むようにしましょうね。

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