本当にお金に困った時に相談できる公共機関リスト【状況・目的別】

「生活に困っている」とひとことに言っても、その困り具合や原因は人それぞれです。

「何日も食べてない。明日食べるものもない。」
「食事は取れているけれど、借金のせいで家賃やローンを滞納している。」
「国保や税金が払えない。」
「十分な収入があるはずなのに手渡してもらえず、暴力も振るわれている。」

何に一番困っているのか?
何が一番必要なのか?

それを見極めることが大切です。
なぜなら、それによって相談に行くべき場所が変わってくるからです。

今回は、困っていることやそのレベル別に相談できる場所、使える制度などを紹介していきたいと思います。

  • 目次
  • 働けない状態で収入がなく、財産もない
  • 収入はあるが借金もある。借金さえなければ、生活費はなんとかなる
  • 住むところはあるが、食事が食べられない
  • 配偶者に収入はあるのにろくに渡してもらえず、暴力をふるわれている
  • 18歳未満で、親から虐待を受けている可能性がある
  • 経済面生活面共に様々な困難があるが、乳幼児を抱えていて身動きが取れない
  • 家族が心の病、アルコール依存症などで生活がままならない
  • 人間関係が極端に不得手で、転職を繰り返し収入が不安定
  • 雇用保険に入っていないのに会社の都合で失職した
  • 通勤中、仕事中に大怪我をして入院した。職を解かれた
  • 家も食もなく、路上生活中。どうしていいかわからない

働けない状態で収入がなく、財産もない

「人間らしく、生き延びること」
これは憲法でも保証された基本的人権の一つ。
人は誰でも、最低限の衣食住が保障された文化的な生活を営む権利を持っています。

しかし、怪我や病気などの不測のアクシデントは人生につきもの。

思わぬトラブルで働けない状態になり、日々の生活にも困るようになってしまったたら、生活保護制度、生活費の貸付制度を利用しましょう。

生活保護制度

病気や怪我、家族の看護などの事情で働くことができず、財産もない、という状況の時に生活保護費という名前で現金を受給することができる制度です。

一定の収入がある場合、貯金、不動産などの財産がある場合は受給できません。

あくまでも生存を保障することが目的なので、受け取ることができるのは生活する上で必要最低限の金額のみです。

市町村の役所で問い合わせて必要書類を提出し、審査に通れば受給することができます。(受給額や審査の条件などは自治体により異なります)

ただし、受給中は、車の運転や転居などに対して一定の制限がかかることもあります

詳細は、厚生労働省のホームページ内の生活保護制度
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.htmlを参考にしてください。

相談先

お住まいの市町村の役所

生活費の貸付

持ち家に暮らしている場合は、生活保護制度を利用することができません。そのため、「家はあるけれど生活費がない。」という人のために創設されたのが生活福祉資金という生活費貸付制度です

自己所有の不動産を担保にして、生活費を低金利(年1.5%、連帯保証人を立てられる場合は無利息)で借りることができます。

詳細は、社会福祉協議会の生活福祉資金
http://www.shakyo.or.jp/seido/seikatu.htmlを参考にしてください。

相談先

お住まいの市町村の社会福祉協議会
社会福祉協議会は、すべての県・市町村に設置されている、社会福祉の中核的な役割を担う団体。包括的な社会福祉に関わる活動を広く行っている。

収入はあるが借金もある。借金さえなければ、生活費はなんとかなる

収入はあるが、そのほとんどを借金の返済に充ててしまうので生活がままならないという場合は、まず借金の整理をしましょう。

何はともあれ、早急に専門家に相談を行ってください

各自治体では無料法律相談を定期的に行なっています。弁護士、司法書士、行政書士などの専門家に無料で相談することができますので、ぜひ活用してください。

「相談先を見つけるのが大変!」という場合は法テラスに電話相談をして、直接相談できる場所を教えてもらうのも良い方法でしょう。

相談先

法テラス
http://www.houterasu.or.jp/index.html
法律全般に関する相談の総合案内窓口。各県に1箇所設置されている。初回は無料で弁護士に相談することもできる。弁護士費用を法テラスが一旦立て替えてくれるサービス(分割で法テラスに返済する。審査あり。)もある。

住むところはあるが、食事が食べられない

住まいの確保はできているけれど、食べ物を買うお金が足りなくて困っている。そんな場合は、無償で食料を提供してくれるNPOなどを探して支援を受けるのが早道です。

「フードバンク」などボランティア団体の他、キリスト教会やカトリック教会などでも無料の食事提供活動を行っています。また、市役所が路上生活者支援として給食サービスを提供した、という事例もあります。

この分野は、広く情報を集めることが重要です。意外と近くに提供を行ってくれているところが見つかったりします。

相談先

セカンドハーベストジャパン
http://www.2hj.org/index.php/jpn_home
各県の「フードバンク」と連携して、企業や個人から集めた消費期限切れ間近の食品などを希望する生活困窮者に配布するボランティア活動を行っている。

配偶者に収入はあるのにろくに渡してもらえず、暴力をふるわれている

女性(主婦)の方に多いケースです。

  • 収入面では問題ないはずなのにお金を渡してもらえない
  • 生活費を入れてもらえず、収入のほとんどを配偶者が勝手に使ってしまう
  • 無断で預金を下ろされ、使い込まれる
  • 逆らうと暴力を振るわれる

このようなケースは、経済的な問題よりも家族間の問題、心の問題に目を向けなくてはなりません。

問題の根源を見極めるためにも、まずは女性問題の専門機関を窓口にしたほうが解決が早いと考えられます。

相談先

配偶者による暴力(DV)、離婚や親権など、女性問題を専門に扱う公的窓口。各都道府県に1箇所以上設置されている。必要に応じて、弁護士の紹介、避難先の案内なども行っている。

18歳未満で、親から虐待を受けている可能性がある

成人していない18歳未満の子供が

  • 親から食事をもらえない
  • 暴力を受けている
  • 一切放置されている

これらの扱いを受けている場合、児童虐待の可能性も含めた対処が望ましいでしょう。各県の児童相談所へ電話で相談してみてください。

児童相談所の対象は18歳未満なのですが、高校在学中の場合は児童相談所を経由して、必要なサポート先を教えてもらえることもあります。

相談先

厚生労働省 平成26年度全国児童相談所
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv30/zisouichiran.html
各都道府県に1箇所以上設置されている、公的な子供の福祉全般を扱う窓口。児童虐待だけでなく、発達、心理面での相談も行っている。

経済面生活面共に様々な困難があるが、乳幼児を抱えていて身動きが取れない

「生活を立て直したい!」と思っているが、赤ちゃんがいるので育児に手を取られてしまい、なかなか解決のために動き出せない。「少しの時間だけでも預かってもらえたら...」というとき。

あるいは、「若くして母親になったため、わからないことだらけで煮詰まってしまい、何から手をつけていいか整理ができない。」という場合は、子育ての困難を軽くすることで、その他の問題解決への糸口をつかめる場合があります。

市町村の乳児検診の時に相談することもできますが、プライバシーが気になったり、時期の点で不向きな場合は、「近くに子育て支援団体がないか」を探してみましょう。

子育て支援センターなど、そうしたサービスを提供してくれている自治体もあります。

相談先

お住まいの市町村の役所
子育て支援センターは、主に市町村がNPO団体に委託して運営されていることが多い。「自治体名 子育て支援」で検索すると、探すことができる。

家族が心の病、アルコール依存症などで生活がままならない

心の健康を乱しているために、就労や家庭生活に困難が起こり、金銭管理もできなくなっていると思われる場合は、アルコール外来の受診、精神科での治療を検討すべきかもしれません。

精神科と言われるとなんとなく敷居が高いと感じて二の足を踏んでいる方も多いと思います。

そんなときは問題の整理も含めて、まずはアルコールや心の病を専門とする窓口に相談を行うことで、より専門性の高いアドバイスを受けることができます。

心の病や依存症の問題は「本人が自覚しづらく、問題を抱えていると気付きにくい」という特徴があります。

一方で、解決へと進む道筋で、家族のかかわりがとても大切な側面もあります。そのため、相談機関では、身内の方からの電話や面談でも丁寧に対応してもらえます。

相談先

  • アルコール依存症相談先リスト
    http://www.ask.or.jp/sodankikan.html

    アルコール依存症のための電話相談機関や自助グループのリスト。アルコール問題は家族の問題として対処することでより早い解決へとつながる場合が多く、問題意識を持った人が積極的に相談することが望ましい。

  • 全国精神保健センター一覧(リンク切れ)

    心の病をはじめとする精神疾患、心身症の相談を受ける公的な窓口。医療機関の紹介や自助グループ、支援団体の紹介、就労期間との連携など、心の健康に関わる全般的な業務を行っている。電話相談の他、面談(要予約)が可能。家族の相談もできる。

人間関係が極端に不得手で、転職を繰り返し収入が不安定

  • 体は健康で全く問題ないはずなのになぜか仕事が長続きせず、些細なことで離職してしまう。
  • 職場での人間関係を円満に保つことが極度に難しく、それが原因で仕事にいけなくなる。
  • 面接が全くダメで、何度も就職試験を受けても決まらない。

こうしたケースでは、実はわかりづらい困難を抱えていて、本人も人知れず悩み困っている可能性があります。

特に幼少時から似たような傾向が強かった場合は可能性が高いです。

現在就労年齢に達している人は、発達障害支援法設立以前に学齢期を過ごしてきているため、ごく軽い困難は見過ごされている可能性があります。

学生時代は問題が小さくても、就職した途端次々と困難に見舞われて、にっちもさっちもいかなくなる、といったパターンがかなり多いです。

本人の同意が得られるようならば、精神保健センターや保健所でのカウンセリングを受けてみるのも良い方法でしょう。

詳しく検査をしてみて、発達障害の診断がされたあった場合、積極的にジョブコーチ支援や就労前支援を利用して就職活動を助けてもらうができます。

支援は、自治体の体制や、本人の状況でも個々に違っています。なによりも、家族だけの問題として解決しようとせず、客観的な視点を入れてみることが最も必要なことといえます。

また、障害の状況によっては、障害者手帳や障害年金の申請を検討するのも必要かもしれません。

相談先

発達障害者支援センター一覧
http://www.autism.or.jp/relation05/siencenter.htm
各県に1箇所以上ある、発達障害を専門とする公的相談窓口。地域により呼称が異なる場合がある。発達障害全般に関わる、相談、検査、学習・就労支援を行い、必要に応じて他の機関と連携しつつサポートを行っている。電話相談の他、面談(要予約)が可能。家族からの相談もできる。

雇用保険に入っていないのに会社の都合で失職した

突然の罹災やリストラで職がなくなってしまった。雇用保険に入っていないので失業給付も受けられない。次の仕事が見つかるまでの生活を支えることが難しい。

このような場合でも、まずはハローワークを訪ねましょう。再就職先を探すことはもちろん、公的な失業者支援の情報はハローワークに集まります。

平成23年度から、雇用保険に加入していない人のための「求職者支援制度」がスタートしています。

一定の条件を満たせば、再就職のための職業訓練を受けながら職業訓練受講者給付金(月10万円)の給付を受けることができます。

預貯金が一定以下、収入の上限などはありますが、管轄のハローワークで相談してみると良いでしょう。

相談先

通勤中、仕事中に大怪我をして入院した。職を解かれた

通勤中、仕事中に怪我をした場合、本人に重過失がない限りは基本的に労災が申請できます。

認定されるかどうか、また、会社側が労災を適用することに協力してくれるかどうかわからないところはありますが、原則として申請は可能です。

また、勤務中の怪我を理由に解雇することは違法である可能性があります。労働基準監督署に相談しましょう。

怪我が原因で後遺障害が残るような時は、障害年金の申請が出来る場合もあります。

相談先

全国労働基準監督署の所在地
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/location.html
「労働者の警察」とも呼ばれる労働基準監督署は、労働環境が労働法に則って正しく保たれるよう監督指導するところ。残業代不払い、給料カットなどの問題、職場での暴力など、職安でも相談はできるが、違法性が疑われる場合は職安からこちらに回される。労災の受付も業務の一つ。電話相談可。

家も食もなく、路上生活中。どうしていいかわからない

何らかの事情で、生活基盤も住む場所も失い、食べていくことさえ難しい...こんな状況になることも「絶対ない」とは言えないのが人生です。

これまで挙げてきたような個別の支援も状況によって利用できますが、より深刻な状況に陥っているときは、分野別の支援よりも包括的に生活全体を見直して、自立支援ができるような方法が、より望ましいといえます。

相談先

  • 全国のホームレス支援団体HP一覧表(リンク切れ)

    関東が圧倒多数なのが少し残念だが、情報量が多いのはありがたいページ。検索よりも探しやすい。

  • 特定非営利活動法人新宿ホームレス支援機構
    http://www.imagene.jp/npo/shinjuku

    炊き出し活動を中心に、ホームレス支援を行っている団体。

  • 特定非営利活動法人 もやい
    http://www.moyai.net/

    アパートの入居支援、生活相談を行っている民間団体。路上や公園などで暮らさないで済むよう、アパートを借りるための保証人支援を中心に活動している。

  • 自立支援センターふるさとの会
    http://www.tvac.or.jp/tuna/26049.html

    都内でホームレス、低所得高齢者の自立支援を行っている団体。

【この記事の筆者】
槙野 由佳(仮名)
1960年代後半生まれ、浪費癖のある夫の度重なる転職のため、食費にも事欠く生活を強いられる。 物販系のクレジットカードでリボ払いの生活費を借りたことから、雪だるま式に膨らむ負債のために、夫婦の合算で700万の借金を負い、20代の大部分を、返済に追われる生活で過ごす。夫の自己破産をきっかけに離婚。自分名義の返済を続けるうち、金利の差額を利用して借り換えをすることで債務を縮小し、2年ほどで完済に成功する。 その後も、土地購入や再婚した夫の事業で巻き込まれ型のトラブルに遭遇する等、波乱に満ちた30代を過ごした。子供の手が離れた2年前より、夫の仕事の傍ら、フリーライターとして過払い金や借金返済、任意売却、公的福祉関連の記事を執筆している。

カードローン申込数ランキング

今日中にお金を借りたい人に、一番選ばれているカードローンは?

同じテーマのログ(記事)ランキング

人気のログ(記事)ランキング

同じテーマの記事の一覧

カテゴリ一覧

キャッシングの基礎
ローンの基礎知識
キャッシングの体験談
注目の特集
レビュアーによる検証
債務整理体験談
全国各地のむじんくん(自動契約機)の詳細情報