確実にクレジットカードの審査に通りたい!元社員が教える審査の裏側

最近は、クレジットカード作りは、インターネットからの申込みが主流ですね。

カードを作りたい人が、自宅で手軽に申込みできるようになりました。

インターネット申込みの良いところは、手続きが簡単なこと。

「年収」「勤務先」など、必要事項を記入するだけで簡単に申込めます。

でも、なかにはカードの発行を断られてしまう人、上限額を少なく設定されてしまう人がいますよね?

その理由は、カード発行にあたり厳密な審査が行われているからです。

では、クレジットカードの審査の裏側はどのようになっているのでしょうか?

また、審査を有利に進めるためのポイントなどはあるのでしょうか?

今回は、一般にはほとんど知られていないクレジットカード入会審査の実態について、クレジットカード会社に勤務していた女性に話を聞きました。

体験者の情報

名前:山川 静子(仮名)
性別:女性
勤めていた金融機関:外資系C銀行の子会社「Cカード」
勤めていた期間:2001年~2005年頃

※編集より補足
今回インタビューに答えてくれた山川さんが「Cカード」にお勤めだったのは、2001年~2005年頃のことです。そのため、現在の状況とは異なる点もあるでしょう。その点はご了承ください。

クレジットカード会社の元社員が教える審査の裏側

お話をうかがったのは、外資系C銀行の子会社「Cカード」に2005年頃までお勤めだった山川静子さん(仮名)。

Cカードで、主にカードやローン商品の企画を担当されていたそうです。

カード発行の審査に直接関わっていたわけではないですが、ある程度の裏事情は把握しているとのこと。

そんな山川さんに、今回はCカードの審査について詳しくうかがいました。

審査はどのように行われるのか?

そして、審査で有利になるポイント・不利になるポイントについても話を聞いています。

年齢・年収が第一関門

― Cカードはどのようなカードですか?

ショッピング用のクレジットカードです。
希望すればキャッシングもつけられます。

ただし、Cカードには、このような年齢・年収制限があります。

カードの種類  年会費 年齢 年収
Eカード 3,000円 22歳以上 200万円以上
Gカード 12,000円 25歳以上 400万円以上

これらの最低条件をクリアしないと、そもそも審査してもらえません。

年会費もかかります。

ですから、Cカードは比較的余裕がある方向けのハイクラスなクレジットカードです。

フリーターやお金に困っているような人は、申込もうとすらしないと思います。

― ショッピング枠・キャッシング枠はいくらくらいですか?

ショッピング枠は、カードの種類によってまちまちです。

先ほどあげたEカードなら30万円~100万円、Gカードなら80万円~125万円です。

また、キャッシング枠は0円~50万円までの枠を選べます(キャッシング枠はショッピング枠に内包されています)。

― Cカードの顧客数について教えてください

三井住友カード、セゾンカードなど大手のクレジットカードと比べると、顧客数も売上げも多くはありません。

業界内では下位のほうですね。

― お客さんが「Cカード」を作るきっかけは?

C銀行の支店にクレジットカードのセールススタッフがいて、顧客に入会を勧めています。

ただし、最近はインターネットから申込む一般のお客さんも増えているようですね。

まずはスコアリング審査を突破せよ!

― 審査では、まずなにをチェックされるのですか?

入会申込みの際、さまざまな項目を記入しなければいけませんよね。

例)

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 職業
  • 昨年の所得(年収)
  • 預貯金
  • 住宅ローンまたは家賃支払いの有無
  • 家族構成
  • 住まい(持家/賃貸/社宅)
  • 居住年数

このなかで、審査に大きく影響する項目は下記です。

  • 職業
  • 昨年の所得(年収)
  • 預貯金
  • 住宅ローンまたは家賃支払いの有無
  • 家族構成
  • 住まい(持家/賃貸/社宅)
  • 居住年数

これらの内容が審査の合否に大きく関わってくるのです。

― どういうことでしょうか?

審査では、申込時に入力された情報をスコアリングします。

たとえば、「職業」の欄では、選択肢のなかから自分にあてはまるものをひとつ選択しなければなりません。

例)

  • 自営業
  • 公務員の方
  • 民間企業にお勤めの方
  • 契約社員、派遣社員の方

実は、これらの属性にはすべて点数がつけられているんです。

下記に例をあげましょう。
もちろん、点数が高いほうが審査に有利です。

職業 点数の例
医師、歯科医師、獣医師 60点
弁護士、公認会計士、税理士、裁判官、検事 60点
その他有資格者(薬剤師、不動産鑑定士等) 60点
議員、外交官等 60点
民間企業にお勤めの方 50点
民間団体にお勤めの方 50点
公務員の方 50点
教職の方 50点
自営業(商、農、林、漁、不動産等) 30点
契約社員、派遣社員の方 30点
主婦の方 30点
年金が主な収入の方 30点
芸能人、アーティスト等 10点
無職、パート・アルバイトの方 10点
学生の方 10点

また、「家族構成」の項目でも同じように点数が付けられています。

家族構成 点数の例
既婚・子供なし 30点
既婚・子供あり 20点
独身・親と別居 10点
独身・親と同居 30点

このように、項目ごとに付けられた点数を合計して審査するのです。

その結果、合計点数が最低基準を超えていたら第一段階突破となります。

たとえば、「最低200点」という基準なら、点数の合計が200点を超えていればOKです。

ちなみに、キャンペーン中は最低基準の点数が下がることもあります。

― スコアリングはすべてコンピューターが行うのですか?

はい。

審査システムのなかに、点数がセットされています。

お客さんが項目ごとに該当する回答を選択すると、システムが自動で点数を計算し、審査するしくみです。

現場で審査を担当するスタッフは、その結果を確認するだけです。

― スコアリングの基準は変わりますか?変わる場合、どのくらいの頻度で変わるのですか?

微妙に変わります。だいたい1年に2~3回でしょうか。

ですから、現在のCカードのスコアリングの基準は私が勤めていた当時(2001~2005年)とは異なるかもしれません。

おおよその傾向は一緒だと思いますが。

― スコアリング審査に通ったらどうなるのですか?

スコアリング審査をパスすれば、次のステップ(信用情報の確認)に進みます。

それでも問題なければ、本人確認書類を郵送してもらって、カード発行にいたります。

審査に通りやすい人、通りにくい人の特徴

― スコアリング審査に通りやすい人、通りにくい人の特徴について教えていただけますか?

わかりました。

職業・勤務先

― Cカードの申込画面の職業欄には、15個の選択肢がありますよね。このなかで、スコアリングの点数が高い職業はどれでしょうか?

以下の職業は点数が高いと思います。

  • 医師、歯科医師、獣医師
  • 弁護士、公認会計士、税理士、裁判官、検事
  • その他有資格者(薬剤師、不動産鑑定士等)
  • 民間企業にお勤めの方
  • 民間団体にお勤めの方
  • 公務員の方
  • 教職の方

つまり特別な資格を持っている人、会社員、公務員は審査に有利です。

職業 点数(山川さんの予想)
医師、歯科医師、獣医師
弁護士、公認会計士、税理士、裁判官、検事
その他有資格者(薬剤師、不動産鑑定士等)
議員、外交官等
民間企業にお勤めの方
民間団体にお勤めの方
公務員の方
教職の方
自営業(商、農、林、漁、不動産等)
契約社員、派遣社員の方
主婦の方 配偶者の年収による
年金が主な収入の方 中(年金収入による)
芸能人、アーティスト等
無職、パート・アルバイトの方
学生の方

― 勤務先に関しての項目は細かく入力しなければなりませんね。「勤め先の名前」「勤め先の住所」「勤め先の電話番号」「勤続年数」「役職」「資本金」「従業員数」が入力必須項目になっています。ここも重要でしょうか?

このなかでは勤続年数が最も重要です。

私が勤めていた当時(2001~2005年)は、勤続年数半年以上が必須条件でした。

ただ、勤続年数が短い場合も、前職の勤続年数が長ければ、問題ないかもしれません。

― 「勤め先の名前(会社名)」はどうですか?

会社名で判断することはできません。

星の数ほどある会社情報のすべてを、システムに設定するのは不可能だからです。

会社の信用度は、資本金と従業員規模で判断するしかありませんでしたね。

― では「資本金」「従業員規模」は大きいほど有利でしょうか?

はい。
資本金や従業員規模は、大きければ大きいほど点数が高くなります。

資本金 点数(山川さんの予想)
1000万円未満
1000万円~5000万円未満
5000万円~3億円未満
3億円以上
その他 不明
従業員規模 点数(山川さんの予想)
10名未満
10~29名
30~49名
50~99名
100~499名
500名以上

上場企業に勤めている人は、「資本金3億円以上」「従業員数500人以上」を選択することになりますから、審査に有利になるでしょう。

― 役職は「代表取締役」「管理職」「役職なし」などがあります。やはり高い役職のほうが有利ですか?

はい。
管理職以上の人は、管理職手当や役員報酬を受け取っていますよね。

普通は役職が上がるほど収入も上がるので、点数も高くなると思います。

しかし、代表取締役の人は会社のリスクを負うので、むしろマイナス要素になるかもしれません。

役職 点数(山川さんの予想)
代表取締役 中?
取締役・役員・理事
管理職
その他・役職なし
現業職
技術職

契約・派遣社員、パート・アルバイトの場合は?

― 「契約・派遣社員」「無職・パート・アルバイト」の点数はどうでしょうか?

だいたいこのようなかんじです。

職業 点数(山川さんの予想)
民間企業にお勤めの方
民間団体にお勤めの方
公務員の方
契約・派遣社員の方
芸能人・アーティスト等
無職・パート・アルバイトの方

「契約・派遣社員」「無職・パート・アルバイト」「芸能人・アーティスト等」は、「民間企業にお勤めの方」よりも劣ります。

ただ、「無職・パート・アルバイト」よりは「契約・派遣社員」のほうが有利になります。

― 派遣社員は派遣先と派遣元、どちらの情報を入力すればいいのでしょうか?

所属している派遣元です。

カード会社によっては、派遣先と派遣元を両方入力してさせることもあります。

― パート・アルバイトが審査に通るのは難しいでしょうか?

パート・アルバイトは、Cカードの申込画面で「無職」と併記されています。

ということは、審査に落ちる可能性が高いです。

自営業の場合は?

― 「自営業」の点数はどうでしょうか?

自営業は、「民間企業にお勤めの方」より点数が低くなると思います。

ただ、自営業といっても、ピンからキリまでありますけどね...。

あまりに収入が少ないと収入証明書を求められるでしょう。

その場合は、自動審査からはずれてマニュアル審査になります(マニュアル審査については後ほど説明します)。

主婦・年金生活者の場合は?

― 「主婦」の点数はどうですか?

主婦は配偶者の年収を申告することになるので、その金額次第です。

― 「年金生活者」の点数はどうですか?

今どきの年金生活者は、若者よりも収入がありますよね。

大卒で上場会社に就職して、定年まで働いていれば、年金だけで年収300万円はザラです。

だから点数も悪くないでしょう。

さらに自分名義の家があり、住宅ローンも完済しているなら、審査には有利だと思います。

ただし、年金額が少ないと、年金収入を証明する書類の提出を求められるかもしれません(この場合、マニュアル審査に移行されます)。

年収

― 年収は当然高いほうが有利ですよね?

はい。一定の上限までは、高ければ高いほど点数も高くなりますね。

― ウソをついて年収を多めに申告したらどうなるのでしょうか?

たとえば、パート・アルバイトの人が「年収500万円」と申告したら、「そんなに稼げるわけがない」と疑われるでしょう。

このように、過去のデータから著しく逸脱した金額だと、当然あやしまれます。

この場合、収入証明書を求められる(マニュアル審査になる)か、審査に落ちるかのどちらかです。

預貯金、住宅ローンまたは家賃の支払い

― 「預貯金」「住宅ローンまたは家賃の支払いの有無」は重要な項目ですか?

これら2つは総量規制後にできた新たな質問でしょうね。

私が勤めていた頃にはなかったので、よくわかりません。

家族構成

― 「家族構成」についてはどうでしょうか?

こちらは入力必須項目なので、点数で差がつくでしょうね。

家族構成 点数(山川さんの予想)
既婚・子供なし
独身・親と同居
既婚・子供あり
独身・親と別居

「既婚・子供なし」と「独身・親と同居」は点数が高くなるでしょう。

おそらく、「家賃が必要かどうか」「子供にお金がかかるかどうか」がポイントになっているのではないでしょうか。

お金のかからないほうが有利になりますね。

ただ、「家族構成のことで審査に落ちて苦情が来た」という話は聞いたことがないので、それほど重要度が高い項目ではなさそうです。

― 「同一生計人数(家族の人数)」は重視されますか?

これは入力必須項目ではありませんね。
実際にどのくらい重要なのかはよくわかりません。

住まい

― 「お住まい」の項目には、「持家(本人名義)」「持家(家族名義)」「賃貸(マンション・アパート)」「賃貸(一戸建て)」「社宅・寮」の5つの回答があります。優劣はつきますか?

住まい 点数(山川さんの予想)
持家(本人名義)
持家(家族名義)
社宅・寮
賃貸(アパート・マンション)
賃貸(一戸建て)

おそらく、「持家」の点数がいちばん高いでしょう。

ただし、「本人名義」と「家族名義」で、どちらの点数が高いかはわかりません。

「社宅」も点数が高そうです。

ただし、この項目もそれほど差がつくところではないはずです。

― 「居住年数」も必須項目ですが、年数が長いほうがいいのですか?

居住年数は長い方が有利だと審査部の社員に聞いたことがあります。

この項目は重要だと思います。

こんな人は要注意!「マニュアル審査」になるケースとは?

― マニュアル審査になるのはどのようなケースですか?

自動審査中、「収入証明書が必要」と判断されると、システムからはじき出され、マニュアル審査を行うしくみになっています。

― 「収入証明書が必要」と判断されるのはどんな人でしょうか?

まず、信用情報を照会して、他社から年収の3分の1以上の金額を借りているとわかったら、収入証明書を提出してもらいますね。

それで、実際に年収の3分の1以上借入れていることがわかったら、キャッシング枠は付けられません(ショッピング枠のみでカード発行可能かどうかは審査次第)。

また、収入が少ないのにキャッシング枠を希望している場合も、収入証明書を求めます。

アルバイトなのに「年収500万円」など、本当かどうか疑わしい場合も対象になりますね。

※編集より
記事中の「他社からの借入れ」とは、すべて「貸金業者からの借入れ」を指す。つまり、消費者金融やクレジットカード会社からの借入れ。ただし、ここにクレジットカードのショッピング利用は含まれないので要注意。

― マニュアル審査では、どのように審査が行われるのですか?

収入証明書などの書類をもとに、人間が審査を行います。

そのため、自動審査だけで済む場合と比べて、審査に時間がかかります。

― やはり自動審査だけでは不十分なのですね?

はい。

自動審査だけだと、とんでもない人を通過させてしまうことがあります。

たとえば、一流企業勤務で高所得者からの申込みがあるとします。

自動審査では高得点となるので、審査には通りますよね。

ところが、後々「カードの使い方が荒く、危険なカード利用を繰り返すユーザー」だと判明することがあるのです。

いくら高収入でも、浪費家でカードの使い方が荒ければ、後から回収できなくなるリスクがあります。

― そのような高属性の要注意人物に対して、どう対処するのですか?

たとえ年収が高くても、リボ払いの残高が高い人は要注意リストに入れて経過をみます。

そして、一度でも延滞したら、すぐにカードブロックして、強制解約処分にしてしまうこともありました。

このような自動審査で見分けられない要注意人物も見つけるためにも、マニュアル審査が必要だったのです。

借金があると審査のハードルは上がる?

― 信用情報の照会は必ず行いますか?

信用情報の照会は、お客さんが「他社でいくら借入れをしているか」を確認する作業です。

必ず確認します。

信用情報のデータベースに、名前、生年月日、住所、勤務先などの項目を入力すれば、申込者の情報が表示されます。

信用情報には、申込者の過去・現在の借入れ・返済状況のデータが全て載っています。

当然、現在の他社の借入件数・金額が多いと審査通過は困難です。

※編集より
信用情報については別で詳しく解説しておりますので、こちらもあわせてご確認ください。

― 申込みフォームにも「その他のローン(住宅ローンを除く)」という項目がありますね。「借入先」と「借入金額」を正直に書かなければ、信用情報の照会で知られてしまいますか?

正確に書いたほうがいいでしょうね。

ただし、金額に関しては数万円の差なら大丈夫でしょう。

でも、50万~100万円など大幅に異なる場合は、マニュアル審査になると思います。

― 申込みフォームの「借入先」の欄には1社しか書けません。「2件以上の借入れがある人はお断り」という意味でしょうか?

どうでしょうか?
そこまではわかりません。

― 他社借入件数・金額はいくらまでなら許容範囲と思いますか?

そういった基準は、社内で公になっていませんでしたね。

ただし、総量規制後は、他社借入件数ではなく、借入額を基準にしているでしょう。

すでに他社から年収の3分の1以上の金額を借入れていたら、キャッシング枠を付けることはできません。

― 信用情報にまったくデータがない、いわゆる「スーパーホワイト」と呼ばれる人がいます。この人はどのように判断されるのでしょうか?

単に、クレジットカードやローンの利用経験がないのだと判断されるだけです。

審査に悪影響はないでしょう。

ただし、信用情報に全くデータがない場合、マニュアル審査に移行するので、時間はかかります。

本人確認書類で一番有効なのはコレだった!

― スコアリング審査、信用情報の紹介で問題がなければ、本人確認書類を郵送することになりますが、提出書類は本人確認書類のみでしょうか?

希望のキャッシング枠が50万円までなら、基本的に収入証明書は必要ありません。

ただし、自営業や年金生活者など、不明な点が多い場合は、収入証明書の提出を求めることがあります。

それらのケース以外は、氏名、生年月日、住所の確認できる本人確認書類のみでかまいません。

具体的には、運転免許証、パスポート、健康保険証等のうちどれかのコピーが必要になります。

― 本人確認書類としてもっとも有効なのはどれですか?

本人確認書類のなかでは、運転免許証がもっとも有効です。

申込みフォームでは、本人確認書類について「運転免許証」「運転免許証以外」のどちらかを選択するようになっています。

免許証を選ぶと、「運転免許証番号」を入力するように指定されますよね。

― なぜ運転免許証が一番有効なのでしょうか?

全国規格で統一されていて、番号が変わらないからです。

これは信用情報を照会するときも便利です。

また運転免許証は、住所が手書きではなく印刷なので、偽造が少ないのも特徴ですね。

パスポートや一部の健康保険証は、自分で住所を書き込むことができるので、偽造される可可能性があります。

ですからCカードでは、パスポートや健康保険証を提出するとマニュアル審査になる可能性があります。

マニュアル審査になると時間がかかるので、できるだけ運転免許証を提出しましょう。

― 消費者金融では、「本人確認書類は運転免許証よりも健康保険証のほうが優位」と聞きましたが?

それは審査の考え方が、消費者金融とクレジットカード会社で違うからだと思います。

クレジットカードのキャッシングは、ショッピング枠に付いているただの「おまけ」に過ぎません。だから審査も自動で簡単に済ませます。

ですから、全国規格でデータが統一されている運転免許証のほうが手続きがスムーズです。

一方、「お金を貸す」ことがメインの消費者金融は、金額も大きいので、お客さんの信用をあらゆる角度から調べます。

特に「本当に会社に勤めているかどうか」は重要ですから、それを調べるためには、勤務先が発行する健康保険証を出してもらったほうが有効です。

でも、クレジットカード会社で、そこまでやっているところは少ないでしょう。

― ちなみに、勤務先への在籍確認はありますか?

私が勤めていた頃(2001~2005年)は、基本的にしていませんでした。

カード発行を速めてもらう方法・審査で有利になる裏ワザ

― ホームページから申込む場合、審査の合否がわかるまでにどのぐらい時間がかかりますか?

自動審査で済む場合、はやければ2~3時間、普通は半日程度で終わります。

ただし、下記の場合は、マニュアル審査に移行するのでさらに時間がかかります。

  • 収入証明書が必要
  • 本人確認書類としてパスポートや健康保険証を提出

急いでいるなら、保険証やパスポートではなく運転免許証を提出しましょう。

― 急ぎでカードを発行して欲しい場合は手続きを速めてもらえますか?

可能だと思います。

たとえば、本人確認書類が届く前に、カードを発送できる状態にしておき、本人確認書類を確認でき次第 発送することもありましたね。

さらに、先に利用制限のかかったカードを送っておいて、本人確認書類が確認できた時点で制限を外すという対応もしていました。

― 審査で有利になるための裏ワザはありますか?

キャッシングが必要ないなら、キャッシング枠を0円にして申込むことをおすすめします。

キャッシング枠を付けなければ、総量規制の制限は受けませんからね。

インタビューを終えて

山川さんから、Cカードの審査について詳細を聞くことができました。

Cカードは年会費もかかり、年収制限もあるので、誰もが手軽に作れるクレジットカードではありません。

しかし、スコアリングを使用した自動審査は、多くの金融機関で採用されています。

「どんな属性だと点数が高くなるのか」については、他の金融機関の審査でも同じでしょう。

ただし「点数が高い属性」がわかったからといって、申込み時にウソをついてはいけません。

申込み時に虚偽の申告をしたら、法律に触れる恐れがあります。

申込みでは、自分の状況を正直に入力しましょう。

さて山川さんからは、まだお話をうかがっています。

次の記事では、クレジットカードの利用者が抱く素朴な疑問にお答えいただきました。

クレジットカード会社の元社員が教えるクレジットカードのウラ話

もし興味がありましたら、お読みになってみてくださいね。

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