キャッシングの審査基準・内容を徹底調査レポしてみた

キャッシングやカードローンに申込みをするとき、誰しも気になるのが「審査」のことではないでしょうか?

キャッシングにしても、カードローンにしても必ずついて回る審査。通常は申込から審査結果がわかるまで最短で30分~最長で1週間程度かかります。

申し込んではみたものの、審査結果が不安で眠れぬ夜を過ごした経験のある方もいらっしゃると思います。

待たされるだけならまだしも、何をどういう基準で審査されているのかがわからないままでは、申込む側の心理的な負担も大きく不安ですよね。

今回は、そうした不安を抱える方々に不安を解消してもらいたいと記事を書きました。

キャッシングやカードローンの審査基準とその内容について、主にインターネットに公開されている情報に基づき徹底調査レポートということでお送りしたいと思います。

調査方法としては、大きく3つの方法を採用しています。

  • 大手キャッシング業者のホームページを調査
  • 信用情報機関のホームページを調査
  • その他、インターネット上に公開されている情報の調査

審査については、あらかじめ学んでおくことで気持ちに余裕が生まれますし、審査で有利になることがあるかもしれません。

これから借入れを検討している方、なぜか審査に落ちてしまう方は、ぜひご一読ください。

  • 目次
  • 審査ではこんなところが見られています
  • 属性審査
  • 書類確認
  • 在籍確認
  • 信用情報審査
  • なぜ審査に落ちてしまうのか?審査に落ちる条件チェックリスト
  • 審査を受ける前にやっておきたいことまとめ

審査ではこんなところが見られています

あなたは、どんな人にお金を貸したい、またはどんな人になら貸してもいいと思いますか?

お金持ちの人?
見返りをくれる人?

でもやっぱり、きちんとお金を返してくれる人に貸したいですよね。銀行や消費者金融など、ローンサービスを提供している業者も同じことを考えています。

「あなたがちゃんとお金を返してくれるかどうかを見極める」

それが審査の目的なのです。

そのため、審査では多くのことがチェックされますが、主に4段階のプロセスで進んでいきます。まずはざっと確認してみましょう。

属性審査

属性とは、年齢や収入、性別や勤務先、家族構成など、申込者自身の情報のことです。

まずは属性をみて、申込者に返済能力があるかチェックします。

信用情報審査

信用情報とは、簡単にいうとローンやクレジットカードの利用履歴のことです。

信用情報を管理している信用情報機関には、個人のローン・クレジットカード利用に関する情報がごっそり保存されています。

したがって、あちこちから借りまくっていたり、過去に借金を踏み倒した"前科"がある場合、信用情報を調べられるとマルっとわかってしまいます。

業者は信用情報機関を通じ、あなたの信用情報を確認して、あなたが「きちんと返済してくれそうか」を判断するのです。

書類確認

書類とは、申込者が提出した運転免許証などの本人確認書類や、源泉徴収票などの収入証明書のこと。

申込時に申告した内容にウソがないかどうか、これらの書類と照らしあわせてチェックするのです。

在籍確認

在籍確認とは、申込者の勤務先に電話をかけ、「その人が本当に在籍しているかどうか」確かめる作業です。

この4つのチェックに通れば、晴れて融資を受けることができます。ただ、これはあくまでもモデルケースなので、業者によっては審査の順番が変わることもあります。

ではここから、審査の4STEPについて、さらに詳しく解説していきましょう。

属性審査

まずは、「属性審査」について解説していきましょう。

属性は、主に「本人に関する情報」「仕事に関する情報」「住居に関する情報」「借入れに関する情報」の4つに分けられます。下記は、審査対象になる属性の一覧です。

本人 仕事 住居 借入れ
  • 年収
  • 年齢(生年月日)
  • 性別(男性/女性)
  • 婚姻(独身/既婚)
  • 子供(あり/なし)
  • 同居家族
  • 保険種類(共済/組合/社会/国民)
  • 最終学歴卒業年月
  • 勤務先名
  • 勤務先種類(法人/個人/公的機関/自営業)
  • 業種(農林水産、サービス、金融、電機、など)
  • 社員数
  • 勤続年数
  • 職種(営業、事務、労務、技能、接客など)
  • 雇用形態(正社員/派遣社員/契約社員/パート・アルバイト)
  • 役職(管理職/非管理職)
  • 収入形態(固定給/一部歩合制/完全歩合制)
  • 住居形態(持家(自己名義)/持家(家族名義)/賃貸/官舎・社宅/公営住宅)
  • 住居種類(一戸建て/マンション/アパート/公団住宅)
  • 居住年数
  • 電話(固定電話+携帯電話/固定電話のみ/携帯電話のみ)
  • 住居負担額(家賃や住宅ローンの額)
  • 他社借入件数
  • 他社借入金額
  • 希望借入金額(必要金額、希望限度額)
  • 借入金の用途(生活費、飲食費、レジャー、教育資金、冠婚葬祭等)

業者によって、ここに載っていないことを聞かれる場合もありますが、共通している項目はだいたいこんな感じです(今回、アコム、プロミス、モビット、三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック、新生銀行カードローン レイク、三井住友銀行カードローンの申込項目を参考にしました)。

ずいぶんたくさんの項目がありますが、キャッシング業者はこれらの情報をどのようにみているのでしょうか?

基本的に、すべての項目を総合的に見ていますが、特に重視されるのは「収入」「他社借入件数」です。

収入

収入の高さより、安定しているかどうかが大事です。

たとえば、去年の年収800万円、今年の年収0円の人より、一定して年収300万円の人の方が評価は高くなります。

また、「総量規制」により、個人は年収の3分の1以上の金額を借りられないことになっているので、収入は審査(融資額)にダイレクトに影響します。

たとえば年収300万円の人であれば、最大でも100万円以下の金額しか借りることができません。

ただし、銀行のローンは総量規制対象外となります。対象となるのは、主に消費者金融・信販会社のローンです。

また、住宅ローンやカーローンなど、担保のあるローンやクレジットカードのショッピングなども対象になりません。

総量規制についてはこちらでくわしく解説しています。あわせて確認してみてください。

他社借入件数、他社借入金額

  • 他社借入件数...現在、何社から借入れがあるのか
  • 他社借入金額...現在、他社から合計でいくら借入れているのか

もちろん、「他社借入金額」は審査においては重要な項目なのですが、より重視されるのは、「他社借入件数」のほうです。

業者によって基準は異なりますが、他社借入件数が4件を超えると審査通過は厳しいと思っていてください。基準が厳しいところなら3件でも難しいかもしれません。

他社借入件数が多めの方は、いくつか完済するか、まとめるかして、できるだけ件数を減らしてから申込むようにしましょう。

ちなみに、ここでいう「他社借入」には、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードのショッピングなどは含まれません。

含まれるのは、カードローンやキャッシングと呼ばれる、無担保・無保証人のローンだけです。

たとえば、住宅ローン以外のローンを利用していない場合、「他社借入件数0件」ということになります。

いかがでしょう。
「収入」と「他社借入件数」は特に審査に大きく影響する項目ですが、だからといってその他の項目が全くみられていないわけではありません。

それぞれ、どんなところがみられているのでしょうか。簡単に解説していきます。

年齢

基本的に、年齢が高いほど評価も高くなりますが、60歳に近づくと逆に評価が下がります。定年がせまってくるからです。

また、本来、キャッシングのターゲット層は20歳~30歳代の独身者と言われていますが、この年代は非正規雇用の割合が多く、職業が不安定なことから、実際の評価は(年齢に関しては)あまり高くないようです。

性別

統計データをみると、女性より男性の平均年収のほうが高いとされていますが、独身に限っていえば女性も負けていません。

したがって、性別だけではなく、他の項目(就業状況や既婚・未婚など)と合わせて評価されると考えられます。

婚姻・子供の有無・同居家族

これらの項目は、「返済に回すお金を確保できるか」を判断する材料になります。

では、どのような家族構成が評価されるのでしょうか?

同居家族

まず、親と同居していると評価が高くなります。返済が滞っても連絡が取りやすく、場合によっては援助も期待できますからね。

子供の有無

子供がいると評価が低くなります。養育費などにお金がかかるため、独身に比べ自由に使えるお金が少ないだろうと判断されるのです。

婚姻

未婚の方が自由に使えるお金が多い反面、貸し倒れ率が高いという特徴があります。一方、既婚者は社会的責任があるため貸し倒れ率は低いのですが、養育費や住宅ローンで生活に余裕がない傾向があります。

よって、未婚・既婚どちらが有利かについては一概にいえません。他の要素と組み合わせて評価されます。

たとえば、親と同居している未婚者は高評価ですが、親と別居している子だくさんのお父さんは評価が低くなります。評価の高い順に並べてみると、だいたいこんな感じでしょうか。

  • 1独身・親と同居
  • 2既婚・親と同居・子ナシ
  • 3既婚・親と同居・子アリ
  • 4既婚・親と別居・子ナシ
  • 5既婚・親と別居・子アリ
  • 6独身・親と別居

保険の種類

病院に行くときに持っていく健康保険証の種類のことです。これによって、勤務先の規模がわかります。

評価が高いのは公務員が入る共済保険、次に大企業が入る組合保険。自営業やパート・アルバイトが入る国民保険はもっとも評価が低いです。

評価の高い順に並べてみました。

  • 1共済保険(公務員)
  • 2組合保険(大企業)
  • 3社会保険(中小企業)
  • 4国民保険(自営業、パート・アルバイト、主婦、学生)

これらのもの以外に船員保険、日雇保険などもありますが、いずれも順位は4位かそれ以下になります。やっぱり公務員は最強ですね。

最終学歴卒業年月

申込みの際、最終学歴や最終学歴の卒業年月を聞かれることがあります。生年月日と合わせることで大卒か高卒か判別するためです。

統計的には、やはり高卒より大卒の方が収入が高く、安定収入のある職に就いている方が多いので、大卒のほうが高評価となります。

また、卒業年月と入社年月と合わせて見ることで、卒業してから働き始めるまでに空白期間がないか確認することもできます。

勤務先の種類・業種・社員数

勤務先に関する情報は、安定・継続した収入があるか判断するうえで非常に重要な項目です。

勤務先の種類、社員数

まず、勤務先の種類である程度の安定度をはかることができます。安定度は、一般的に以下の順に高いとされています。

  • 1公的機関
  • 2法人企業
  • 3個人企業
  • 4自営業、事業主など

やはり「安定している」という点において公的機関の右にでるものはありませんね。また、社員数が多く、規模が大きい大企業も高評価です。

一方、社員数が少なく、規模も小さいベンチャー企業などはどうしても評価が低くなってしまいます。

業種

業種で評価に差がつくことは基本的にないようですが、その時の経済情勢でリスクが高いとされる業種は敬遠されることがあるようです。

勤続年数

長ければ長いほど評価が高くなることは言うまでもありませんが、目安は5年以上です。とりあえず、現在の勤務先に5年以上勤めていれば大丈夫でしょう。

逆に、1年未満の方は要注意です。たとえ正社員でも勤続1年未満の場合は評価が低くなることがあります。

職種・役職

職種や役職でも評価が変わるのでしょうか。

職種

職種とは、事務員・店員・プログラマー・医師・税理士・警察官など、仕事の種類のことです。一般的にブルーカラーよりホワイトカラーの方が高く評価される傾向があります。

また、工員、ドライバー、風俗店店員などの離職率の高い職種や、芸能人、漫画家など、収入が安定しない職種は敬遠されがちです。

役職

当たり前ですが、役職が高い方が高評価です。非管理職よりも管理職、係長クラスよりも部長クラスですね。

雇用形態

どのような立場で雇用されているのかも重要なポイントです。最近では、パート・アルバイトでも問題なく借りられる業者が増えてきましたが、審査ではなんといっても正社員が強いです。

評価の高い順に並べてみましょう。

  • 1正社員
  • 2契約社員
  • 3派遣社員
  • 4パート・アルバイト
  • 5事業主

契約社員と派遣社員のどちらが有利なのかは難しいところですが、契約社員は勤務先の直接雇用で給料も月給であることが多く、派遣社員は間接雇用で主に時給であることを考えると、契約社員の方が有利かもしれません。

パート・アルバイト、事業主は評価が低くなっていますが、収入が安定していることを証明できれば特に問題ありません。

収入形態

簡単にいうと、固定給か歩合給か、ということです。

一般的なキャッシング業者は、利用条件に「安定的かつ継続的な収入があること」をあげているので、当然 固定給のほうが有利でしょう。

ただ、一部歩合給でも、固定給部分が大きければ問題ありません。逆に、完全歩合給は収入が変動するリスクが高いため敬遠されます。

住居形態・住居種類・住居負担額

ここからは住まいの話です。

住居形態

どのような家に住んでいると評価が高くなるのでしょうか?評価の高い順に並べてみました。

  • 1持ち家(自己名義)
  • 2持ち家(家族名義)
  • 3官舎・社宅
  • 4賃貸
  • 5公営住宅

なんといっても、持ち家の一戸建てや分譲マンションが高く評価されます。

家を買っているとそうそう引っ越すわけにはいかないので、業者にとって「逃げられにくいお客さん」となるのです。

とはいえ、多額の住宅ローンを抱えていては元も子もありませんので、そこはバランスの問題になります。

官舎や社宅は、家賃が低く引っ越される可能性も少ないので、持ち家の次に評価されます。

一方、低所得者向け賃貸住宅である公営住宅は貸し倒れ率が高いというデータがあるため、評価は低いです。

住居種類

住居種類とは、一戸建て、マンション、アパートといった建物の種類のことです。

以前は一戸建て神話で一戸建てが高く評価されていましたが、最近は高級マンションも多いため以前ほどではないようです。

住居負担額

一般的に、家賃やローンの負担額が小さいほど返済能力が高いと評価されます。

したがって、収入に見合わない金額のローンや家賃を払っている場合はそれだけで評価が低くなります。

居住年数

居住年数は長ければ長いほど良いです。

入居してから1年未満だと少し評価が低めになるかもしれません。

住居の所在地域

少しまゆつばものの話ですが、住居の所在地域によって所得水準をはかっている、という説があります。

たとえば、芸能人やプロ野球選手などの高所得者が多く在住している都内A区と下町情緒漂う都内D区では平均年収が大きく異なりますよね。

平均年収の高い地区に住んでいるだけで評価が高くなるとは言いがたいですが、参考程度にはされているかもしれません。

電話

携帯電話しか持っていない方より、固定電話と携帯電話を両方持っている方のほうが評価が高くなります。

とはいえ、最近は固定電話のない家庭が増えてきているので、携帯電話だけでも特に問題ありません。

希望借入金額

収入に見合わない高額を希望するとあやしまれる可能性があるので、必要最低限の額にとどめておきましょう。

そもそも、総量規制があるので年収の3分の1以上の金額を借入れることはできません(ただし、銀行のローンは総量規制対象外)。

借入金の用途

一般的に、「教育資金」「冠婚葬祭」「レジャー費」は貸し倒れ率が低いとされています。

一方、「生活費」を用途とする場合は敬遠される可能性があります。

生活費が足りないから借入れが必要=慢性的に家計が苦しいのではないか?と思われてしまうのです。事実貸し倒れ率も他の用途に比べて高いようですし...。

また、当たり前ですが、「ギャンブル」や「他社への返済のため」という理由は論外です。借入れたお金をギャンブルに使うことは禁止されています。

また、他社への返済のために新たに借入れるのも問題です。すでに自力で返済できていないということなので、この場合は何か別の対策(債務整理など)を検討する必要があります。

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