大手銀行のカードローン金利を比較してみた。返済額が少ないのは?

銀行のカードローンの利点は、なんと言っても低金利にあります。

消費者金融会社のキャッシングの平均的な金利水準が、5%~18%程度なのに対し、銀行のカードローンの金利水準は3%から15%程度と、その差は明らかです。

金利ではなく、利息の金額で考えてみると、その差を実感することができます。

たとえば、10万円を1ヶ月(30日)借りた場合、金利が14%の場合と18%の場合では、返済時の利息の額はそれぞれ1,150円および1,479円となり、300円以上の差が付きます。

1ヶ月でなく、1年間借りた場合は、利息の差は4,000円とさらに広がります。(1年後に一括返済した場合)

このようにお金を借りるにあたって、金利は大事な要素となります。銀行のカードローンも、銀行によって金利水準に微妙な差がありますので、各銀行の金利に関して比較してみました。

比較対象としたのは、以下の7行のカードローンです。

  • 三菱東京UFJ銀行
  • オリックス銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • 楽天銀行
  • じぶん銀行

さらに、信販会社のローン商品で、金利などの条件が銀行に近い次の3商品も、比較対象として取り上げてみました。

  • オリックスカードレスVIP
  • 三井住友カードゴールドローン
  • オリックスVIPローンカード

比較のための情報は、各銀行、ローン商品のウェブサイトに掲載されているものを用いています。

各社の金利を比較してみました

以下の表に、各社の金利、最高借入限度額をまとめてみました。

会社名・商品名 金利 限度額
三菱東京UFJ銀行カードローン 1.8~14.6% 10~500万円
オリックス銀行カードローン 3.0~17.8% 800万円(最高)
住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース) 0.99~7.99% 10~1,200万円
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5% 10~800万円
みずほ銀行カードローン 3.5~14.0% 10~1,000万円
楽天銀行スーパーローン 1.9~14.5% 10~800万円
じぶん銀行じぶんローン 2.1~17.4% 10~800万円
オリックスカードレスVIP 3.0~16.6% 30~800万円
三井住友カードゴールドローン 3.5~9.8% 700万円
オリックスVIPローンカード 3.0~16.8% 30~800万円

銀行のカードローンに限らず、金利は借入限度額によって変わってきます。原則として、借入限度額が大きいほど、金利は低くなります。

したがって、表の中の最低金利は、最高限度額を借入れた場合の金利水準を示していることになります。

ただし、表中には示していませんが、同じ銀行、同じ限度額でも、適用される金利に幅があることがあります。

これは、限度額以外に金利を左右する要素があるからで、たとえば、その銀行での取引実績(初めての利用かどうか、住宅ローンを利用しているか、給与振込を利用しているか、公共料金の自動引落を利用しているかなど)が考えられます。

例をあげると、みずほ銀行のカードローンで限度額が100万円未満の場合、通常は14%の金利が適用されますが、みずほ銀行で住宅ローンを利用している場合は、金利が0.5%引き下げられて、13.5%となります。(2012年9月現在)

さらに、銀行によってキャンペーンで一時的に金利を割り引いている場合があります。たとえば、楽天銀行は定期的に金利割引のキャンペーンを行なっております。(2012年9月現在)

といったこともあって、表中に示した金利は、あくまで目安と考えた上で、各社の比較をしてみます。

どの会社の金利が一番お得なのでしょうか?

最低金利を見ると、一番有利なのは「三菱東京UFJ銀行カードローン」の1.8~14.6%です。

しかし上で述べたように、これは限度額が最高額の500万円の時に適用される金利です。

正直、ほとんどの方の場合、最高限度額が設定されることはないと思いますので、最低金利はあくまで目安程度に考えておいたほうがいいと思います。

普通は、低めの限度額(人によりますが50~100万円程度)から利用を開始して、借入実績や返済実績を積み重ねていく中で、徐々に限度額がアップしていくというパターンになっています。

となると、注目すべきは借入限度額が最も低い場合に適用される金利(初回利用時に設定される金利)、つまり最高金利だと思います。

というわけで、各社最高金利を比較してみると、信販系の「三井住友カード ゴールドローン」の3.5~9.8%がずばぬけて低い金利水準にあるということが分かります。

逆に、「オリックス銀行カードローン」と「じぶん銀行カードローン」はいずれも17%台。

これでは、消費者金融の金利とほとんど差がないですね。銀行のカードローンなのに、「低金利」というメリットを受けることができない気がします。

それ以外は軒並み14%台
現在は、最高金利14%台というのが銀行カードローンの金利の標準のようです。

実際に返済額はどう変わってくるの?

次の表は、各社で10万円借りた場合、

  • 最低返済月額で返済し続けた場合
  • 毎月1万円を返済し続けた場合

で、返済総額および返済回数がどう変わるか、表にまとめたものです。

会社名・商品名 最低返済月額
(円)※2
毎月最低額返済 毎月1万円返済
返済総額
(円)
合計返済回数 返済総額
(円)
合計返済回数
三菱東京UFJ銀行カードローン 2,000 154,963 78 107,280 11
オリックス銀行カードローン 7,000 113,209 17 - -
住信SBIネット銀行カードローン 10,000 107,389 11 107,389 11
三井住友銀行カードローン 10,000 107,227 11 107,227 11
みずほ銀行カードローン 10,000 106,956 11 106,956 11
楽天銀行カードローン 3,000 128,720 43 107,227 11
じぶん銀行カードローン 3,000 137,916 46 108,878 11
オリックスカードレスVIP 10,000 107,280 11 107,280 11
三井住友カード ゴールドローン 10,000+利息 105,292 11 - -
オリックスVIPローンカード 10,000 107,389 11 107,389 11

※2 返済方式は「三井住友カード ゴールドローン」が【元金均等返済方式】、それ以外が【残高スライドリボルビング方式】

※ 返済金額は、原則として「残高スライドリボルビング方式(毎月一定額を返済)」で返済する場合を示していますが、「三井住友カード ゴールドローン」に限って、その返済方法が選択できないため、「元金均等返済方式(定額の元金+利息を返済)」での記載となっています。

※ 各社同一条件での比較のため、毎月1万円返済での計算例も示しましたが、「オリックス銀行」では、10万円借入れた場合の毎月の返済額は7,000円で固定ですので、月1万円での返済はできません。

最低返済月額で返済し続けた場合、完済までに支払う利息金額が最も多いのは、「三菱東京UFJ銀行」です。

月々の負担は2,000円と少なく済むのですが、完済までの返済回数(期間)が6年半とかなりの長期間になります。

その分利息もふくらみ、10万円の借入に対して5万円以上の利息を払うことになります。(返済総額-10万円が利息)同じように最低返済金額が低い「楽天銀行」および「じぶん銀行」でも、支払利息は3万円程度とかなり高額になります。

逆に、完済までの利息金額が最も少なくて済むのは、「三井住友カード ゴールドローン」で、1年かからないうちに完済し、その間の利息は5,292円と「三菱東京UFJ銀行」の10分の1以下で済んでしまいます。

また、条件をそろえて、毎月1万円を返済し続けた場合でも比較してみました。(月1万円での定額返済ができない「オリックス銀行」および「三井住友カード ゴールドローン」を除く、7社8商品)

完済までの支払回数はともに11回なので、適用される金利の差が完済までに支払う利息額の差となって現れています。

最も利息額が少ないのは、「みずほ銀行」(6,956円)、次いで「三井住友銀行」と「楽天銀行」が同額(7,227円)で並んでいます。

逆に最も多いのが、消費者金融並みの金利が反映された「じぶん銀行」(8,878円)で、「みずほ銀行」より2,000円近く高い利息額となっています。

他の会社・商品では、おおむね7,000円台前半の利息額となっており、大きな差はないと言えます。

まとめ

ここまでの結果をまとめてみます。

できるだけ金利の低い会社(商品)を利用するのがお得

ただし、同じ会社でも、借入限度額や取引実績などによって金利が変わるので、電話や窓口で相談してみることをおすすめします。いくら金利の低い会社を利用したいと考えても、実際申し込んでみないと、その条件で利用できるかどうかは分からないからです。

月々の最低返済額は低いほど利用が楽、ただし利息がかさむ

最低返済額が2,000円、3,000円など少額の場合、毎月の支払いは負担がかからず、楽かもしれませんが、返済期間が長期にわたってしまう上、利息も多く払わなければいけないというデメリットもあります。

「月々いくら支払った場合、返済総額がいくらになるか?」は利用する上で必ず把握しておくようにしましょう。

最もお勧めなのは「三井住友カード ゴールドローン」、次点は「みずほ銀行」

意外にも、銀行カードローンを抑えて信販系の「三井住友カードゴールドローン」が最もお得ではないかという結果となりました。

リボ払いができる商品と比べると、月々の返済額はわずかに高くなりますが、その分元金の減り方が早く、金利の低さも相まって利息の負担は他を圧して少なくて済みます。

銀行のカードローンでは「みずほ銀行カードローン」がおすすめです。他行と比べて金利水準が低いだけでなく、最高限度額が1,000万円と高額なのも魅力です。

反対に、『これはちょっと』というのが、「オリックス銀行」と「じぶん銀行」です。

特に「オリックス銀行」は、金利が消費者金融並みに高いのに加えて、最低返済金額がやや低めに自動的に決められてしまうため、10万円の借り入れに対し、完済までに1万円以上の利息を払うことになります。

ただし、この比較は借入額が10万円の場合で行ったもので、借入額(限度額)が違えば、また違った結果になる可能性がある事も頭に入れておくことが必要です。

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