キャッシングの返済時に注意すべき7つのポイント

お金を借りる時には一生懸命でも、返す時はあまり必死にならないものです。しかし、あなたが気づかない間に借金は大変なことになっているかもしれません。

「ちゃんと毎月返済しているのに、なかなか借金が減らない・・・」返済のポイントをつかんでいると、知らない間に損をしたり生活の破たんを招いたりすることを防ぐことができます。ここでは、キャッシングの返済で注意すべきポイントを7つにまとめてみました。一見、当たり前のようなことも書いてありますが、とても大事なことなのでぜひ目を通してみてくださいね。

とにかく1日でも早く返す

借金は1日でも早く返すのが鉄則です。長くなるほど支払わなければならない金額が膨れ上がります。例えば、50万円を年利18%で1年間借りると、利息は9万円かかります。50万円はあなたが必要だったお金ですが、9万円は使えもしないのに返さなくてはならないお金です。利息が増えることがいかにバカバカしいかが分かります。

返済期間が短ければ利息は少なくて済みます。同じ条件を1ヶ月で返済すれば、利息は7千円程度で済みます。しかも、返済が2回以内なら利息なしのところも少なくありません。

早く返すためには、借りる時に返済期間が長くなりすぎないように注意することです。分割回数を多くしすぎたり、リボ払いの月々支払額をおさえすぎたりすると、返済期間が長くなります。

また、余裕がある時には繰り上げ返済や一括返済をするなどして、少しでも元本を減らすように努力しましょう。特に消費者金融に多い日割り計算の場合、1日でも早く返すとおトクです。

借金の「見える化」をしよう!

キャッシングでお金を借りている人の中に、月々の返済額、支払い利息額、借入残高、完済予定日などを正確に把握している人は、どのくらいいるでしょうか?

実は、借金に苦しむ人のほとんどが、自分の正確な借金額や完済するまでの期間をよく分かっていません。そのため、余計な借金を重ねたり、返済期間が長期化してしまうのです。毎月ちゃんと払っているから大丈夫だと思っていたのに、実は利息を払っていただけで元金は減っていなかったなんてことも・・・。

そういった状態になるのを防ぐために、借金の状況をエクセルなどで簡単な表にしておくとよいでしょう。項目はあまり難しく考える必要はありませんが、「借入金額」「返済額」「元金残高」は必ず欲しい項目ですね。

例えば、明細などからこのような表を作ってみてはどうでしょうか。

年月日 借入金額 返済額 利率 日数 利息金額 元金充当額 元金残高
1 2009/5/5 200,000 29.00% 200,000
2 2009/6/5 20,000 29.00% 31 4,926 15,074 184,926
3 2009/7/5 20,000 29.00% 30 4,408 15,592 169,334
4 2009/8/5 20,000 29.00% 31 4,171 15,829 153,505
5 2009/9/5 20,000 29.00% 31 3,781 16,219 137,285
6 2009/10/5 20,000 29.00% 30 3,272 16,728 120,558
7 2009/11/5 20,000 29.00% 31 2,969 17,031 103,527
8 2009/12/5 105,995 29.00% 30 2,468 103,527 0(完済)
9 2010/1/5 100,000 18.00% 100,000
10 2010/2/5 10,000 18.00% 28 1,381 8,619 91,381
11 2010/3/5 10,000 18.00% 30 1,352 8,648 82,733
12 2010/4/5 10,000 18.00% 31 1,265 8,735 73,998
13 2010/5/5 10,000 18.00% 30 1,095 8,905 65,092
14 2010/6/5 10,000 18.00% 31 995 9,005 56,087
※利息金額=元金残高×利率÷365×日数
※元金充当額=返済額-利息金額
※元金残高=前回元金残高-元金充当額

こうすれば、借金がどのくらい減っているのか一目瞭然ですし、あとどのくらいで完済できるのかも予測できますよね。実感が持てれば、返済への意欲も増します。

おまとめローンで借金を一本化

借金の管理が大切だとお話ししましたが、借り入れ先が複数になるとそれもなかなか大変です。返済日や支払方法もバラバラだし、精神的にも落ち着きません。

別々の業者からの借り入れを一本化できるのがおまとめローンです。基本的に借入額が大きいほど金利は下がる傾向があるので、それらをひとつにすることで条件が良くなることをねらいます。

ただし、現在の利率よりも安くならないと意味がないことを覚えておいてください。18%と25%の借金を29%にまとめたら、逆に損ですよね。また、借金を一本化したい人をねらった悪徳業者も存在するので、金利の仕組みや業者の実態などをよくチェックするようにしましょう。

(おまとめローンの流れについては、『おまとめローンの流れと事例。実際に申込むとこんな感じになる』で詳しくまとめています。)

延滞すると結局は損!

返済日に支払いを怠ると、どういうことになるのでしょうか?
まず遅れた分の遅延損害金を請求されます。遅延損害金利率は各社まちまちですが、実質年率の1.46倍以内なら設定しても良いことになっています。

(各社の遅延損害金について、『遅延損害金とは?各社別に返済遅延時の対応をまとめてみた』で詳しくまとめています。)

また、融資枠が減らされる可能性があります。

さらに、長期間放置した場合、遅延の記録が業界のデータベースに記録されます。1ヶ月たつと金融機関のデータベースに、3ヶ月延滞すると個人信用情報機関に情報が共有されます。金融機関からの信用を失うと、今後新たな借り入れは難しくなります。

もし、どうしても支払えない理由がある時は、その旨を電話などで伝えておきましょう。催促があってから「実は・・・」と説明するのとでは、印象がまったく違います。

返済をスムーズにするために

延滞せずできるだけ早く返済するにはどうしたら良いのでしょうか?できれば支払は自動振り込みや引落しなど強制的に返済される仕組みにしましょう。自分で銀行やATMまで出向くよりも手間がかからず確実です。ただし、口座にお金がないと「事故」になりますから注意が必要ですよ。

また、意外と「うっかり」返済が遅れてしまう人が多いので、いつも使っているカレンダーに返済日を記載するなどして忘れないようにしましょう。最近では大手や中堅業者であれば返済日を知らせてくれるメールサービスをおこなっているところが増えています。

最近では月々の引落しのほかに、好きな時にATMに追加返済できたり、インターネットバンキングが使えるなど、返済自由度がアップしています。これらのサービスを利用して、なるべく早く返す習慣をつけましょう。

リボ払いの落とし穴

リボ払いは、カードローンやクレジット、消費者金融で一般的な返済方法です。毎月の支払いを一定額にできることと、限度額の範囲内であれば何度でも借りられることがメリットです。

一見返済の負担が軽くて便利な方法なのですが、実は以下のような落とし穴があります。

・返済期間が長期化する
・借金をしている意識が薄くなる


月々の支払いが少なければ少ないほど、返済期間は長期化します。長期化するほど余計な金利を払わなければなりません。また、月々の返済金額が小さいので、負担が軽いと錯覚してしまいがちです。

リボ払いはできるだけ月々の返済額をあまり低くし過ぎないようにして、余裕のある時には追加返済、返済額アップ、一括返済などにまわすようにしましょう。

(リボ払いがどれくらい損なのか?について、『リボ払いを計算してみたらとんでもなく損してたことがわかった話』で詳しく解説しています。)

どうしても返せなくなった場合は

借入額が大きくなりすぎて、どうやっても返せそうにない状態になったら、債務整理で借金を整理することも考えましょう。借金整理というとつい「自己破産」を想像してしまいますが、債務整理にはそれ以外にも方法がいくつかあります。

主だった整理方法は以下の4つです。

<特定調停>
簡易裁判所に債権者との間に入ってもらい、借入額の減額や返済方法の変更を話し合う方法です。専門家を通さず自分で申請でき、申し立て費用も1社につき1,000円と安く済みます。

<任意整理>
弁護士や司法書士に依頼して、借入額の減額や返済方法の変更を債権者と交渉してもらいます。弁護士費用などはケースバイケースですが、うまくいけば借金が半分になるとか、完全になくなるという成果もあり得ます。

<個人再生>
住宅ローン以外の借金を3年で返済する計画を立て、裁判所が認めれば残りは免除されます。最大元本が10分の1まで減ります。自己破産と違い、自宅を手放す必要はなく、職業上の制限も受けません。

<自己破産>
裁判所に申し立てをおこない、借金の返済を免除してもらいます。他の方法ではどうにも返済できない場合に選択します。借金がなくなると手放しには喜べません。不動産や株式などの資産はすべて処分されますし、一定期間特定の職業につくことはできず、もちろんローンやクレジットは使えなくなります。

特定調停、任意整理、個人再生は、借金を圧縮して現実的に返済できる計画に立てなおす方法です。自己破産は一定の制限を受けることで借金を免除され、生活の再建をはかる方法です。

債務整理の申請をおこなうと、業者は債務者に取り立てをしてはいけないことになっています。自己破産しない限り返済義務は残りますが、精神的にも金銭的にもずいぶん楽になることでしょう。借金に追い詰められても、解決する道があることを知っておいてください。

(債務整理の方法とメリットデメリットについては、『「おまとめ」と「債務整理」どっちがお得?比較表』で詳しく解説しています。)

【この記事の筆者】
正岡 さな(仮名)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元外資系経営コンサルタント、現在は2児の母をしながら在宅フリーランスで働く。得意分野は「お金」。好きなものも「お金」。売る側の論理ばかりが多いキャッシングに関する情報を、買う側の視点から徹底解説します。

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