大手クレジットカード会社の元社員がクレカの審査に落ちる理由を教えます

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クレジットカードが作れないのはなぜ?

クレジットカードの審査に落ちると、ちょっとショックですよね?

なんとなく自分を否定された気持ちになります。

そんなとき、

「審査内容と基準が事前にわかればいいのになぁ・・・」

こんな風に思ったりしませんか?

しかし、ネットで「クレジットカード 審査」と検索しても、出てくるのは一般的な審査内容を説明したサイトばかりで、あなたが欲しいクレジットカードの審査に関する情報は少ないと思います。

そこで今回は、国内最大級のクレジットカード会社であるJカードの元社員にインタビューを実施し、リアルな審査の実態のお話を聞いてみました!

クレジットカード会社はそれぞれ独自の審査基準を持っているのですが、Jカードの場合はこんな特徴があります。

  • 年収は審査通過率にあまり関係がない
  • 正社員だからといって審査に通りやすいわけではない
  • 年金生活者や学生はむしろカードを作りやすい

一般的なクレジットカードの審査基準とは少し違いますよね?

クレジットカードの審査に通りたいのなら、一般的な審査基準はもちろん、そのカード特有の審査基準を知っておくべきです。

ということで今回は、「元社員だから知っているJカードの審査の裏側」をご紹介していきたいと思います!

この記事の編集者情報

  • 木村 澪子私が編集者です!

    テレビ・雑誌等の取材歴15年。ファイグーではお金の話をわかりやすく、よりリアルにお伝えするために、背景や当事者の気持ちに寄り添う取材を心がけています。銀行マン、証券マン、利用者などからぶっちゃけたお話を聞くにつけ、「消費者も賢くならなければ…」と痛感する日々です。家族は夫・娘・ザリガニ2匹。

今回インタビューにご協力いただいたのは...

名前:佐伯 雄大さん(仮名)
性別:男性
年齢:30代
勤めていた金融機関:大手クレジットカード会社J社
勤めていた期間:20XX年~2015年
仕事内容:クレジットカードの新規入会業務

Jカードは国内最大級のクレジットカード会社

― Jカードとはどんなクレジットカードなのでしょうか?

Jカードは、国内シェア1位のクレジットカードです。

日本国内で約6,700万件、海外も含めると8,000万件以上のJカードが利用されています。

ちなみに、この件数は利用人数ではなく、カードの発行枚数。

ひとりが複数枚のJカードを持っているケースも含まれます。

とはいえ、1日の新規申込件数が6,000~7,000件ですから、相当な数ですよね。

― Jカードが発行しているのは、どのようなクレジットカードですか?

Jカードが発行しているクレジットカードの種類は、大きく分けて3つです。

クレジットカードの種類 それぞれのクレジットカードの違いは? 発行数の割合
プロパーカード Jカードが審査を行う 20%
企業との提携カード Jカードが審査の一部を行う
(すべて請負う場合もある)
30%
ブランドを貸与するカード Jブランドを借りている会社が行う 50%

プロパーカードは、Jカードがすべての審査を行っているクレジットカードです。

年会費無料の一般カードをはじめ、年会費1~5万円のゴールドカードやプラチナカードがあります。

次に、航空会社やコンビニ、ガソリンスタンドなどの企業との提携カード

そして、Jカードがブランドを貸与しているカードの3種類です。

意外に思うかもしれませんが、プロバーカードと企業との提携カードの発行枚数を足しても、全体の半分にしかなりません。

残りは、残りの50%は、Jカードがブランドを貸与しているカード。

Jカードは国内唯一のクレジットカードブランドですから、流通系のカード外車や信販会社へブランド名だけを貸すことが多いのです。

このブランドを貸与しているカードは、発行こそJ社が行っているものの、審査にはまったくタッチしていません(企業との提携カードの一部はJ社が審査を行います)。

― 佐伯さんはJカードでどのようなお仕事をされていたのですか?

私は「カード発行部」に在籍していました。

審査を含めたカードの入会手続きを行う部署です。

仕事内容の詳細は申し上げられませんが、審査は担当していません。

しかし、審査結果を目にする立場だったので、「どのような人が審査に通りやすいか」は把握しています。

クレジットカードごとに違う審査難易度

― Jカードではどのように審査を行っているのでしょうか?

基本的にコンピュータの自動システムで行います。

クレジットカードへ申込むときは、まず名前や生年月日、職業、持ち家かどうかを申告しますよね?

これらの情報を点数化(スコアリング)して、合格点に達するとカードが発行されます。

― 審査通過に必要な点数を教えてください

合格点が何点なのかは社内でも極秘になっていまして、私にもわからないんです。

ただし、スコアリングが減点方式で行われているのは間違いありません。

600点からスタートし、審査項目ごとに採点。

そして、合格点は次のようにクレジットカードの種類ごとに異なります。

スコアリング合格点 カードの種類
低い 消費者金融系カード、学生専用カード
スーパー・コンビニ系カード
ECサイト系カード(※1)
平均的 信販会社系カード(※2)
銀行系カード
航空会社・鉄道会社系カード
高い プロパーカード

※1 ECサイトとは、ネット銀行やオンラインショップなど、インターネット上でサービスや商品を扱う業態のことです(楽天カードなど)
※2 信販会社とは、ショッピングローンやクレジットカードを取扱っている金融業者のことです(オリコカード、ジャックスカードなど)

学生専用カードやスーパー・コンビニ系カードは、学生や主婦など「収入が低めの人」をターゲットにしているので、合格点も低く設定されています。

提携カードですと、航空会社系カードはかなり合格点が高いですね。

もっとも審査条件が厳しいのはプロパーカードで合格点がさらに高く設定されています。

どのカードもゴールドやプラチナのようにグレードが上がれば、合格点も高くなるのはいうまでもありませんね。

― 審査項目の中身といいますか、審査ではどんなポイントをみるのでしょうか?

スコアリングの対象となるのは、大きく分けると次の3つです。

主な審査項目 審査内容 スコアリングに占める割合
信用情報 他社のクレジットカードやローンの利用状況 70%
会員情報 過去にJカードが発行したクレジットカードの利用状況
本人属性 年収・雇用形態・勤務先などの本人情報 30%

信用情報会員情報だけでスコアリングの70%を占めていますね。

どんなに高年収の人でも、この2つで大きな減点があると審査には通りません。

また、本人属性から返済能力を判断し、点数化しています。

審査の最重要項目!信用情報に問題があるとクレジットカードは作れない

ここからは、3つの審査項目の中身について、細かく佐伯さんに回答していただきました。

まずは「信用情報」からです。

― 信用情報については、具体的に何を確認するのでしょうか?

信用情報とは、キャッシングやクレジットカード全般の利用履歴のことですね。

Jカードでは、主にCICという信用情報機関(※3)からお客様の信用情報を共有してもらっています。

J社のスコアリングシステムはCICとつながっていまして、お客様の名前・電話番号・生年月日・住所を入力すると、他社の利用状況を確認可能です。

確認するのは、次のような他社借入れについて。

  • クレジットカードのキャッシング・分割払い・リボ払い・ボーナス払いの利用状況
  • 消費者金融のキャッシングやカードローン・フリーローンの利用状況
  • 銀行カードローンやフリーローンの利用状況
  • リース会社からの購入や割賦払いの状況
  • 携帯電話端末の割賦払いの状況

住宅ローンや自動車ローン、教育ローン、奨学金などは対象外です。

※3
日本には3つの信用情報機関があり、日本の金融業者はいずれかの信用情報機関に必ず加盟しています。信用情報機関についてよる詳しく知りたい方は、信用情報機関を徹底解説!ローンの利用記録はいつまで残る?が参考になると思います。

― 信用情報のなかで重視される項目を教えてください。

信用情報で重視するのは、主に以下の3つです。

  • 返済を延滞していないか
  • 金融事故の記録があるか
  • 他社借入件数・金額が多過ぎないか

2年以内で3回以上の延滞は審査落ちの可能性大

― まずは延滞について教えてください。延滞があると、スコアリングでは減点されてしまうのでしょうか?

はい。Jカードの審査でもっとも注目するのが延滞の有無です。

最長で直近2年分をさかのぼってチェックしますが、一度でも延滞があると、それだけで大幅な減点になります。

― たった1回でも大幅な減点!厳しいんですね・・・

そうですね。ほかにも延滞した時期や期間なども減点幅に影響します。

種類 審査内容
延滞回数 延滞回数が多いほど減点が大きい
(1~2回:審査落ちの可能性あり、3回以上:審査落ちの可能性大)
延滞時期 延滞日が申込日に近いほど減点が大きい
延滞期間 延滞している日数が長いほど減点が大きい

ここでいう「延滞」は、延滞期間が60日以内のものを指します。

そして、延滞の回数・時期・期間によって、減点数が決まるわけです。

たとえば、2年以内に3回以上の延滞記録があると、まず審査には通りません。

2年以内で2回の延滞記録がある場合は、延滞時期によってスコアリング結果が変わります。

2回の延滞がいずれも半年以内だった場合は減点幅が大きく、まず審査には通らないでしょうね。

一方、2回の延滞がいずれも1年以上前で、直近1年間はきちんと支払いができている場合は審査に通ることもあります。

ただし、「延滞は1回でも大幅な減点になる」のが大前提ですから、延滞記録がないに越したことはありません。

2年以内に一度でも長期延滞をしていると審査落ち

― 61日以上の延滞はどんな扱いになりますか?

延滞期間が61日以上のものは、一般的に長期延滞といわれますね。

Jカードでも60日以内の延滞とは分けて扱っています。

具体的には、長期延滞の記録が直近2年以内に一度でもあると、審査に通りません。

ただし、直近2年間の支払いに問題がなければ、それ以前に長期延滞の記録があっても審査に通る可能性はあります(※4)

※4
長期延滞は最長で1~5年間、信用情報に記録されています。

金融事故の記録があると審査落ち

― 次は金融事故の有無について教えてください。

金融事故(※5)とは、債務整理強制解約など、ローンやクレジットカードの支払いに大きな問題が生じるケースのことです。

債務整理 合法的に借金を減額したり帳消しにしたりする手続きのこと(任意整理・自己破産など)

債務整理 合法的に借金を減額したり帳消しにしたりする手続きのこと(任意整理・自己破産など)
代位弁済 返済できなくなった借金を保証会社に肩代わりしてもらうこと
強制解約 金融業者から一方的に契約を解除されること

金融事故の記録が信用情報から消えないかぎり、審査には通りませんね。

ちなみに、金融事故は5~10年間、信用情報に記録されています。

※5
金融事故についてより詳しく知りたい方は、キャッシングを利用すると信用情報に傷がつく?!をご覧になってください。

他社借入件数が5件以上だと審査落ちの可能性あり

― 他社借入件数の審査落ち基準があれば教えてください。

他社借入件数は5件以上だと大きく減点されるので、審査落ちの可能性が高くなりますね。

また、クレジットカードカードの保有枚数が10枚以上の場合も大きく減点されてしまいます。

他社借入金額が税込年収の20%以上だと審査落ちの可能性あり

― 他社借入金額が多すぎるとJカードの審査に影響しますか?

そうですね。
他社借入金額が税込年収の20%以上になると、大幅な減点になります。

さらに延滞などが加わると、あわせ技一本で審査には通りませんね。

また、キャッシング枠をつける場合にも他社借入金額が大きく影響してきます。

クレジットカードのキャッシングは総量規制の対象です。

クレジットカード会社や消費者金融などの貸金業者からの借入れは、「税込年収の3分の1まで」と決められています。

そのため、すでに税込年収の3分の1以上の他社借入れがある場合は、お申込みいただいているJカードにキャッシング枠をつけることができません。

ちなみに、ここでみるのは限度額ではなく、あくまでも申込時点での利用残高です。

― 申込時、他社借入金額を少なく申告した場合、スコアリングの減点対象になりますか?

他社借入れについては、基本的に信用情報で確認します。

そのため、お客様が虚偽の申告をしてもあまり意味がありません。

たとえば、実際の他社借入総額は100万円にもかかわらず、10万円と申告したとします。

しかし、信用情報を調べれば、100万円の他社借入総額があるのは明らかなわけです。

ウソをついても意味がないんですよね。

ただ、虚偽の申告によって審査が不利になることもありません。

だれでもミスはありますからね。

もちろん、あまりにウソが多い場合は、「要注意情報フラグ」がつきますよ。

「要注意情報フラグ」は、要注意人物という意味なので、審査に悪い影響がありますね。

他社への申込み記録やクレジットカードの支払方法はスコアリングの対象外

― 信用情報で確認できる項目のなかで、審査に影響しないものはありますか?

たとえば、他社クレジットカードへの申込み記録はスコアリングの対象外です。

過去に他社のクレジットカードの審査に落ちていても、Jカードの審査へは影響しません。

もちろん、他社での否決理由が信用情報の延滞記録だった場合は、同じ理由でJカードの審査にも落ちる可能性があります。

また、現在利用中のクレジットカードの支払方法についても、J社のスコアリングには影響しません。

たとえば、支払い方法をリボに設定していて、常習的にリボ払いを利用していると、イメージはよくないですよね?

しかし、支払い方法がJカードの審査に影響することはありません。

過去のJカード利用状況に問題があると審査に通らない!

過去にJカードを利用したことのある人が新たに申込みをした場合、信用情報だけでなく、これまでのJカードの利用履歴も審査対象です。

― 具体的になにを調べるのですか?

過去にJカードを利用していた人の場合、利用状況が会員情報として蓄積されています。

信用情報の記録は最長10年で抹消されますが、会員情報は半永久的に残っているんです。

チェックするのはおもに以下の項目ですね。

  • 過去にJカードの支払い延滞をしていないか
  • 過去に会員資格喪失(カード回収)の事実がないか

Jカードの支払いを6営業日以上延滞していると審査落ち

― Jカードの延滞について教えてください。

Jカードの場合、5営業日以内の支払い遅れは延滞とみなしません。

さらに、5営業日以内に「支払いが遅れます」と連絡・相談があれば、6営業日以降も会員情報に延滞とは記録されません(もちろん、限度はありますが)。

しかし、連絡や相談もなく、支払いが期日から数えて6営業日以上遅れている場合は延滞となります。

― どの程度、スコアリングに影響するのでしょうか?

まず、審査を行っている段階(リアルタイム)でJカードの支払いを6営業日以上延滞している場合、審査には通りません。

Jカードの延滞が直近1年以内に2~3回ある場合も大きな減点ですね。審査は否決でしょう。

ちなみに、会員情報で確認するのは直近2~3年以内の延滞状況です。

延滞の回数・時期・期間から総合的に判断して減点幅が決まります。

「会員資格喪失」「カード回収」の履歴があると審査落ち

― 「会員資格喪失」「カード回収」とは何でしょうか?

会員資格喪失とは、半年以上の延滞などが原因でJカードの所有資格を失うことです。

カード回収とは、半年以上の延滞などが原因でクレジットカードを取り上げる措置のことをいいます。

会員情報に「会員資格喪失」あるいは「カード回収」の記録がある場合、審査には通りません。

どちらの記録も半永久的に消えませんので、一度でも記録がついてしまえば新規のJカードは作れないということです。

過去にJカードの審査に落ちていたとしても減点なし

― 会員情報についても審査に影響しない項目があれば教えてください。

過去にJカードの審査に落ちていたとしても、スコアリングには影響しません。

申込時点の会員情報に問題なければ、カード発行は可能です。

本人属性は審査にどう影響するの?

次は、申込者の職業や年収などの属性が審査にどう影響するのかを聞いてみました。

大企業の正社員はスコアリングで加点

― 勤務先は、審査・スコアリングにどのように反映しますか?

お客様の勤務先は、帝国データバンクリスクモンスターの情報を参照しています(※6)

両社のデータから、「潰れずに給料を払える勤務先かどうか」「継続した収入が見込めるか」などを調べ、点数化するんです。

たとえば、業績が安定している大企業の正社員ならスコアリングで加点されますね。

一方、会社の財務状況が悪ければ、スコアリングで減点されることもあります。

帝国データバンクやリスクモンスターに情報がない会社の正社員の場合は、加点もなし、減点もなしですね。

※6
帝国データバンクとリスクモンスターは、いずれも日本の企業の業種、資本金、従業員数などを調査し、データベースにまとめている調査会社です。

正社員以外の場合は雇用形態をベースにスコアリング

― では、雇用形態が正社員以外の場合はどんな査定になりますか?

正社員以外の雇用形態の場合、勤務先はスコアリングにほぼ影響しません。

その代わり、雇用形態によるスコアリングがあります。

加点幅は正社員に比べると小さいですね。

― 契約社員・派遣社員のスコアリングについて教えてください。

契約社員は契約先を。派遣社員は派遣元を帝国データバンクで確認します。

とはいえ、所属する会社の業績がよくても、正社員ほど加点はしません。

ショッピング枠10万円・キャッシング枠10万円程度が関の山ですね。

― パートやアルバイトの場合はどうですか?

パート・アルバイトの場合は、たとえフルタイムで働いていても勤務先の情報は確認しません。

「仕事をすぐに辞めてしまう可能性が高い」と判断するため、スコアリングは低いですね。

どんなに好条件でも、ショッピング枠10万円・キャッシング枠10万円が上限になると思います。

― 自営業者の場合はどうでしょう?

自営業者の場合、勤務先の情報による加点はありません。

審査に通るためには、「信用情報や会員情報に問題がない」ことが前提になるでしょうね。

確定申告書など、客観的に収入を証明できる書類を提出できれば信用は高まると思います。

― 年金生活者でもカードは作れますか?

年金生活者はむしろカードを作りやすいと思います。

高齢でも信用情報に問題がなければ審査に通る可能性はありますね。

限度額は年金の受給額次第です。

― 本人に収入のない専業主婦や学生の場合はどうですか?

専業主婦でも、信用情報・会員情報に問題がなければ審査に通ります。

申込時、配偶者の仕事について申告する必要もありません。

キャッシング枠をつけるのは難しいですが、ショッピング枠10~30万円のカードであれば発行の可能性はありますね。

学生もカードは作りやすいと思います。

Jカードとしても、これから社会に出る学生の皆さんにはカードを積極的に発行しようというスタンスなので、合格点も低めに設定しているんです。

18歳以上で学生証と親権者の同意があれば問題ありませんね。

限度額はショッピング枠10万円程度ですが、ほぼ審査には通ります。

意外に影響するのが住所

― そのほか、本人属性のなかで審査に影響する項目はありますか?

意外なところだと「住所」でしょうか?

Jカードのスコアリングシステムは、住所から「家賃や住宅ローンの平均値」や「生活費」を予測することができます。

あくまでも予測なものの、返済能力を測る指標として使っていますね。

勤続年数や年収は審査の合否に影響しない

― 勤続年数の長短は審査に影響しますか?

勤続年数は申込者が自己申告する情報なので、スコアリングにはほぼ影響しません。

勤続年数が長いとわずかに加点されるものの、「金属年数は最低○年必要」といった基準はありません。

― 高年収の方は審査に有利なイメージですが?

年収も、「審査に通るかどうか」という意味では、スコアリングに影響しません。

年収より信用情報や会員情報のほうが大事です。

ただし、年収はクレジットカードの限度額を決めるうえでの目安にはなります。

クレジットカードの限度額はいくら?

― では、職業や年収別で限度額がいくらになるのかを教えてください。

あくまでも目安ですが、審査後に設定される限度額(他社借入金額が0円の場合)を、勤務先・雇用形態・年収別でまとめてみました。

職業(税込年収) ショッピング枠の目安 キャッシング枠の目安
医者・弁護士など 150万円 50万円
一部上場企業・正社員
(1,000万円以上)
100~150万円 50万円
公務員
(600万円程度)
100万円 50万円
一般企業・正社員
(300~500万円程度)
50万円 30~50万円
経営者 30~100万円 10万~50万円
その他
(500万円程度)(※7)
50万円 50万円
その他
(300万円程度)(※7)
30万円 10万~30万円
その他
(100万円程度)(※7)
10~20万円 5~10万円
専業主婦 10~30万円 0円
学生 5~10万円 0円

※7
「その他」には、契約社員・派遣社員・パート・アルバイト・自営業・年金生活者が含まれます。

必ずしも上記の限度額となるわけではありませんので、参考程度にしていただければと思います。

在籍確認は不要?Jカードの手続きについて

在籍確認(※8)や必要書類など、Jカードの手続きに関するポイントも聞いてみました。

※8
在籍確認とは、申告した勤務先で実際に働いているかを確認する手続きのことです。原則、在籍確認は勤務先への電話によって行われます。

在籍確認は必須ではない!

― 勤務先への在籍確認は必ず行いますか?

2017年現在、在籍確認は必須ではありません。

ご本人に電話をするのは、書類や申告情報に不備がある場合や、確認したいことがある時だけですね。

― 反対に、こんな場合は在籍確認を行う・・・という例があれば教えてください。

たとえば、在籍確認を行うのは次のようなケースです。

  • 過去にクレジットカードの利用履歴がまったくない新規顧客の場合
  • ゴールドやプラチナなど、グレードの高いカードへ申込んだ場合
  • 申告の勤務先と信用情報に登録されている勤務先が異なる場合

また、審査を強化する時期(不定期)がありますので、そのときには在籍確認を行うことがあります。

本人確認書類は運転免許証がベスト

― 申込みには本人確認書類が必須だと思いますが、何かポイントはありますか?

本人確認書類としてご用意いただくのは、次のいずれかの書類ですね。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 在留カード
  • 住民票の写し
  • 健康保険証+保険証と同じ住所が記載されている書類(公共料金の領収書・納税証明書など)

ただし、J社ではお客様のニーズになるべく応えるようにしていまして、上記以外の書類も本人確認書類として受け付けています。

極端な話、「公的機関の発行した書類」であれば何でもいいので、すべてを挙げれば100種類くらいあるでしょうね。

そのため、あまりメジャーでない資格の証明書を出してくるお客様もいます(笑)。

でも、審査を早く済ませたいなら、運転免許証がベストですね。

信用情報を取寄せるには、運転免許証の番号で照会するのがもっとも手っ取り早いからです。

― ちなみに、収入証明書は必要ですか?

キャッシング枠を希望する場合は、次のような収入証明書の提出が必要となります。

  • 源泉徴収票(最新のもの)
  • 納税通知書(最新のもの)
  • 確定申告書(最新のもの)
  • 給与明細書(直近2ヶ月以内に発行されたものを2ヶ月分)

一方、ショッピング枠のみ希望の場合、収入証明書は不要です。

インタビューを終えて

今回はJカードの元社員の佐伯さんに、クレジットカードの審査について詳しくお話いただきました。

佐伯さんのお話から、Jカードの審査落ち条件を改めて抜粋してみたいと思います。

  • 2年以内に3回以上の延滞記録がある
  • 半年以内に2回以上の延滞記録がある
  • 申込時点でJカードの支払いを6営業日以上延滞している
  • 信用情報に金融事故(債務整理・強制解約・代位弁済)の記録がある
  • Jカードの会員情報に会員資格喪失またはカード回収の記録がある
  • 申込内容の複数箇所に虚偽がある

Jカードに限ったことではありませんが、延滞などの事故があると致命的です。

日頃から期日を守って返済や支払いを行うことを心がけましょう。

ちなみに、クレジットカードの審査については下記の記事でも紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

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