電気料金滞納。真冬に電気を止められても明るく乗り切りました【体験談】

電気料金を滞納し、真冬に電気を止められたときのお話。
ろうそくやカイロを使用して5日間しのぎました。

ところが、ろうそくの炎で危うく火事になる寸前に。
テレビもないパソコンもない暗がりの中で、人生について考え直しました。
そのときの体験談をお話したいと思います。

体験者の情報

名前:戸田 正平(仮名)
性別:男性
当時の職業:なし
当時の年齢:31歳
お金に困った理由:働き口がない
何を滞納したのか:電気料金
滞納金額:8,820円

電気料金を滞納するに至った経緯

私は今から4年ほど前に電気料金を滞納して、電気の供給を止められた経験があります。

電気料金の滞納に至った経緯ですが、当時、私はバブリーなネット業界で広告関係の仕事に契約社員として携わっていました。

しかし...あの世界中を震撼させた経済的なカタストロフィー、リーマンショックに巻き込まれ、仕事を見つける前に契約満了という形で会社を去らなければなりませんでした。

株価は下がり、景気は悪くなる一方。仕事を3か月くらい探し続けましたが、まったく見つけることができません。

ハローワークに行けばよかったんでしょうけど、あそこへ行ったら負けだなと(失礼)思っていたんですね。

あくまで自力で仕事を探す、雇用保険なぞもらわんと固く誓っていた私。収入が途絶えてから約2か月後、公共料金が払えなくなってしまったんです。

電気料金の催促状が到着

電気料金は滞納してから1か月半くらいで滞納通知が届きます。電力会社の方が直接来て、通知を置いていくのです。

その通知には、「12月分の電気料金が支払われていないので、1月11日までに支払ってください。さもないと1月15日に電気の供給をストップします」と書かれています。

その時はちょうど1年で最も寒い1月。エアコンが欠かせない生活をしていましたから、電気料金が8,800円もかかっていました。無職の私にはとても払える金額ではありません。

仕方なくその通知を無視すると、5日後、Xデーがやってきました。電気が止まることを覚悟していた私、でも心のどこかでは、いやさすがにいきなり止めないだろうとも思っていました。

案の定、その時は電気が止まらなかったのです。しかし前回と同じように通知が来ていて、そこにはやはりこう書かれていました。

「1月16日までに支払ってください。さもないと1月18日に電気の供給をストップします」

お分かりになりますでしょうか。支払い期限日から供給をストップするまでの日数がだんだん短くなっていることが。

仕事早いなあと感心しながらも、やはり手持ちがないため支払いはできない。今度こそ止められるなあと思っているとやがて18日になりました。

が、やはり止まらず、ポストにはこんな通知が。

「1月19日までに支払ってください。さもないと1月20日に電気の供給をストップします」

ええ!?そんな短いスパンで料金を払ったことがわかるの?(あとで知ったことですが、コンビニで料金を支払った場合、すぐ分かるようです)

すごいなあ東京電力の情報網、と思いながらも、電気が近いうちに止まることを予見し、さすがにもう準備しないとまずいなと思いました。

まず当面の収入源を確保しようと日雇いのバイトに登録。つぎにホームセンターへ行き、なけなしの1000円をはたき、携帯用カイロと数本の電池、仏壇用のローソクを購入し、電気の止まるXデーに備えました。

そして、ついにその日がやって来たのです。

電気が止まる悲しい音

その日は家にいたのですが、玄関の近くでゴソゴソゴソと音がし、その1分くらい後、プツーンという悲しい音が部屋に鳴り響きました。

ん?何が起こったんだと一瞬思いましたが、エアコンもテレビも消えたため、、ついにXデーがやってきたんだなと確信。

すぐに東京電力に電話し「電気が止まっているけどどういうことなんだよ!」と逆切れ風にクレームを言ったのですが、冷静に「電気料金をお支払いいただければすぐに供給しますので」と言われ、ああなんて事務的な対応だろう、場数が違うわと妙に納得し、しぶしぶ電話を切りました。

昼間は明るいので本を読みながら悠々過ごしていましたが、夕方暗くなり始めると部屋の中も暗くなり始めます(笑)。

完全に日が落ちる18時ごろには1メートル先も見えない状態に。途端にさみしさと寒さがこみ上げてきました。

電気コンロを使用していたので料理もできず、食事は食パンとオートミールで済ませました。

明かりを確保する方法

とにかく明かりが必要だと思い、ローソクを皿の上に置き火を点けました。

しかし、明るさが保てるのはせいぜい半径30cmといったところ。1本ではまったく意味がないことに気づき、部屋の中に数本ローソクを立ててやり過ごそうとしたのですが、仏壇用のローソクって10~20分くらいで無くなっちゃうんです。

時間短すぎるやろと一人でツッコミを入れつつ、その日は20時にふとんに入り寝ました。

翌日は日雇いのバイトが入っていたので、わずかな電車賃と100円のパンを持って現場へ向かいます。

機材の搬入と搬出の仕事を6時間、たしか5,000円くらいの稼ぎだったと思いますが、なんとか生活費が確保できました。

ただ...電気料金を支払うにはあと1万円は必要でしたから3日連続で日雇いバイトに行くことにしました。

1日目、汗で身体がべとべとになって帰ってきた私、電気が止まっているのでボイラーを付けることができず、仕方なくローソクの灯るユニットバスで水のシャワーを浴びます。

新手の宗教の儀式か!とツッコミを入れながら、気合をいれつつ、いやむしろ叫びつつ、この冷たい水に勝つことこそわが人生!と悟りに似た、高揚した感情に包まれました。まあ死ぬ寸前だったんでしょうけども。よく考えたら禊(みそぎ)ですね。滝行です。

シャワー後はすぐにカイロを貼った服を着てほっと一息。

そうして2日、3日と時は過ぎ、明日給料をもらいに行って電気料金を払うぞ!と早めに風呂に入り寝ようと決意し、いつも通りローソクを風呂場にセットして、服を脱いでいた時、何か風呂場の方からもくもくと白いものが。

自分のまわりは真っ暗なので逆に目立つんですね、煙の白さって。

いやな焦げ臭いにおいも立ち込めてきたので、これはやばいと思って急いで風呂場へ行くと、鏡台のプラスチックの部分にローソクが横たわり、ジュルジュルと音を立てて溶けていたんです。ああ、よりによって燃えやすい素材なのねと。

すぐにシャワーの水をかけ鎮火、事なきを得たのですが...プラスチックは変形し、ボッコボコに。

もし電気が復活しなかったら

電気が止まってから5日後、支払い用紙をもってコンビニへ。

料金を払い込んだことを東京電力のサービスセンタに伝えると、遠隔操作で1時間後位に電気の供給を開始しますとのことでした。

そして...ひさびさに我が家に明るい灯がともったのです。感動しました。ユニットバスの鏡台をみて黒焦げやんと(笑)。

もしそのまま電気料金の支払いができず、我が家に光がともらなかったらたぶん、病気になっていたのではないかと思います。手持ちのお金もないので病院にも行けず、収入もなく、まさにジリ貧ですね。

東京に見切りをつけ、地元に帰っていたでしょう。

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

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