キャッシング業者の選び方と事前に整理しておくべきポイント

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この記事は、これからはじめてキャッシングやカードローンを利用される方や、あまりローンに詳しくない方向けにキャッシング業者の選び方をお伝えする内容になっています。

はじめてのキャッシングって、不安が尽きないですよね?
取り立てが怖いんじゃないかとか、いろいろと気になると思います。

でも、安心してください。最近は強引な取り立てを受けることはまずありません。テレビCMを流しているような金融機関なら100%ないといってもよいでしょう。危険な目に遭う心配をする必要はありません。

それなら、テレビCMを流しているような大手金融機関や、有名業者に申し込めばいいと思いますよね?

しかし、そうでもないのです。

キャッシングやカードローンは、どこを選んでも同じに見えるところに落とし穴があって、知らないうちに損をしている人が非常に多い。

損をしてから後悔しないためにも、ローンの選び方についてはきちんと学んでおくことをおすすめします。

今回はローン選びの手順や基準を解説したうえで、あなたに合ったローンの選び方をお伝えしていきます。

ローン選び前の問題!新規借入れが難しいのはこんな人

キャッシングやカードローンを選ぶ前に、まず確認しておくべきことがあります。

そもそも「あなたはお金を借りられる状態なのか」ということです。

下記の3つのうち、いずれかにあてはまる場合は、新規の借入れが難しいと思われます。つまり、どの業者のローンに申し込みしても審査に落ちる可能性が高いです。

総量規制にひっかかっている

総量規制(※1)により、 貸金業者からの借入額(合計)は年収の3分の1までに制限されています。

例)
貸金業者から合計100万円を借りたい場合、最低でも年収300万円以上でないとNG

すでに貸金業者からの借入れが年収の1/3を超えている場合は、新規で借入れることはできません。

※1 総量規制は、貸金業法による規制です。対象となるのは貸金業者(主に消費者金融やクレジットカード会社)のみ。銀行は総量規制の対象外となります。したがって、銀行のローンを利用する場合は総量規制に縛られることがありません。なお、総量規制の例外・対象外については別のページで特集していますので、あわせて読んでみてください。

他社借入件数が4件を超えている

他社借入(※2)件数がすでに4件を超えている場合、新規の借入れは難しいでしょう。4件がひとつの目安となっていますが、3件以上でNGのところもあります。

※2 記事中の「他社借入」とは、貸金業者(主に消費者金融やクレジットカード会社)からの借入れのこと。銀行のローンは含まれません。

過去のローンやクレジットカード利用に問題がある

過去のローン、クレジットカード利用歴に問題がある場合もNGです。いくつか例をあげましょう。

  • 過去5年以内に、ローンやクレジットカードの支払いを1ヶ月以上滞納したことがある
  • 過去5年以内に任意整理、自己破産、個人再生、特定調停など債務整理をしたことがある(自己破産の場合のみ過去10年以内)
  • 過去5年以内にローン、クレジットカードの契約を強制解約されたことがある

以上の項目にあてはまる場合は、新規借入れの審査に落ちる可能性が高いです。

なお、キャッシングの審査内容・基準については別記事で徹底調査していますので、あわせてご確認ください。

あなたが「利用できるローン」「利用できないローン」

ここまで問題がなければ、いよいよ実際に金融機関や業者を選んでいきますが、あなたの希望に合ったサービスを探す前にチェックすべき項目があります。

それは各ローンの利用条件です。

利用条件を満たしていないと、審査の前にはじかれてしまいます。たとえば、対象年齢がそれに当たりますね。

各ローンサービスには「年齢」「年収」「職業」などの利用条件が定められているのです。

下記に主要なローンサービスの利用条件を一覧にしてみました。

種類 業者名 総量規制 年齢 継続・安定収入 年収の条件 職業 外国人 その他
正社員 契約社員 派遣社員 パート・アルバイト 専業主婦(※3) 学生(※4) 年金生活者(※5) 自営業
消費者金融 アコム 対象 20歳~72歳 必要 なし × × 外国人の場合は永住権が必要  
プロミス 対象 18歳以上74歳以下(※) 必要 なし × × 外国人の場合は永住権が必要  
オリックス カードレスVIP 対象 18歳~69歳以下(※) 必要 なし × 外国人の場合は永住権が必要  
オリックスカードレスVIP 対象 20歳~69歳以下 必要 なし × 外国人の場合は永住権が必要  
SMBCモビット 対象 20歳以上74歳以下(※) 必要 なし × × 永住権のない外国人も可  
アイフル 対象 20歳~69歳以下 必要 なし × × 永住権のない外国人も可  
ノーローン 対象 20歳~69歳以下 必要 なし × 永住権のない外国人も可  
レイク 対象 20歳~70歳以下 必要 なし × 外国人の場合は永住権が必要  
クレジットカード会社 三井住友カード カードローン 対象 20~69歳以下 必要 150万円以上 × × × 永住権のない外国人も可  
銀行 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック - 満20歳~65歳未満 必要 なし × × 外国人の場合は永住権が必要  
楽天銀行スーパーローン 対象 20歳~62歳以下(※) 必要 なし × × 外国人の場合は永住権が必要
オリックス銀行カードローン - 満20歳~69歳未満 必要 毎月安定した収入のある人 × × × 外国人の場合は永住権が必要  
住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース) 対象外 20歳~60歳以下 必要 なし × × × 外国人の場合は永住権が必要 同社の普通預金口座が必要
住信SBIネット銀行MR.カードローン(スタンダードコース) 対象外 20歳~60歳以下 必要 なし × × × 外国人の場合は永住権が必要 同社の普通預金口座が必要
りそなプレミアムカードローン 対象外 20歳~60歳未満 必要 400万円以上 × × × 永住権のない外国人も可 限度額50万円までなら年収の条件なし
同社の普通預金口座が必要
りそなクイックカードローン 対象外 20歳~66歳未満 必要 なし × × 永住権のない外国人も可 同社の普通預金口座が必要
みずほ銀行カードローン 対象外 20歳~66歳未満 必要 なし 外国人の場合は永住権が必要 専業主婦は限度額30万円まで
同社の普通預金口座が必要
東京スター銀行スターカードローン 対象外 20歳~65歳未満 必要 なし 外国人の場合は永住権が必要 同社のスターワン口座が必要
専業主婦は配偶者の収入証明書が必要
東京スター銀行おまとめローン 対象外 20歳~65歳未満 必要 200万円以上 × × × × 外国人の場合は永住権が必要 同社のスターワン口座が必要
東京スター銀行のりかえローン 対象外 20歳~65歳未満 必要 200万円以上 × × × × 外国人の場合は永住権が必要 同社のスターワン口座が必要
じぶん銀行じぶんローン 対象外 20歳~70歳未満 必要 なし 外国人の場合は永住権が必要  
三井住友銀行カードローン × 満20歳以上満69歳以下 必要 なし × × × 永住権のない外国人も可  
イオン銀行カードローン - 20歳~65歳未満 必要 なし × 外国人の場合は永住権が必要 専業主婦は限度額30万~50万円
同社の普通預金口座が必要
PayPay銀行カードローン - 20歳~70歳未満 必要 なし × 外国人の場合は永住権が必要 同社の普通預金口座が必要

※ お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※ 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※ 収入が年金のみの場合は申し込みできません。
※ 外国人の場合、特別永住者証明書・在留カード・外国人登録証明書(アイフルのみ利用不可)などの提出が必要。また、日本語での契約ができることが条件。
※ パート・アルバイト、専業主婦は60歳以下
※3 自身に安定した収入がない専業主婦
※4 アルバイトなどで安定した収入がある学生
※5 年金以外で安定した収入がない方

年齢

たとえ収入があっても、未成年者は利用できません。

年齢制限はサービスによって異なりますが、上限60歳から69歳としているところが多いですね。

職業

安定・継続した収入があれば、正社員でなくても問題ありません(契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、自営業でもOK)。

ただ、東京スター銀行おまとめローン・のりかえローンのように、パート・アルバイトを不可としているところもあります。

専業主婦

専業主婦の申込みを受けている業者は、基本的に「配偶者に安定した収入があること」が必須条件となります(専業主婦のキャッシングについては、専業主婦がキャッシングするための条件・チェックリストをお読みください)。

学生

学生でも、20歳以上で安定収入があればOKとしているところが多いです。しかし、実際は社会人に比べて審査で不利になってしまいます。

年金生活者

年金生活者でも申込可のところもありますが、どこも年齢制限を設けています。だいたい「69歳以下」としているローンが多いようです。ただ、こちらも社会人に比べると審査で不利になってしまいます。

いよいよローン選び!あなたが重視するのは金利?スピード?

さて、あなたが申し込みしようとしているキャッシングやカードローンの利用条件をチェックしてみましょう。

そして、条件から外れているところは除外しましょう。

ここからが本番です。
次はあなたの希望する条件で絞り込んでいきましょう。

ただ、「希望の条件」といって細かいことを言いだすとキリがないので、ここでは代表的なものをいくつかあげたいと思います。

皆さん求められているのは、特にこのようなローンだと思います。

  • とにかく金利が低い(金利重視)
  • 低金利でスピード融資可能(スピード&金利重視)
  • 来店不要で即日融資可能(スピード&利便性重視)
  • 無利息期間サービスあり(無利息重視)
  • 自宅にいながら全ての手続きを完了できる(利便性重視)

これらの条件に合うローンを、筆者なりに集めてみました。それぞれ紹介していきましょう。

とにかく金利が低い(金利重視)

低金利のローンを紹介する前に、金利の見分け方を少し解説しましょう。

電車の中吊り広告などで、ローンの広告を見かけたことはありますか?

それらの広告のなかには、お金を借りたときにいくらの利息かかるのかが書かれていますよね。たとえば、4.7%~18.0%のような記載があります。

ここで重要なのは、一番高い金利(上限金利)を見ることです。

この例でいうなら、18%のほうを見ます。

なぜなら、あなたが新規で借入れの申込みすると、ほとんどのローンで上限金利かそれに近い利率が適用されるからです。

ではここで問題です。
A社のカードローンの金利が3.0%~18.0%、B社のカードローンの金利が12.0%~15.0%の場合、金利重視派のあなたはどちらを選ぶべきでしょうか?

上限金利が低いのはB社のほうですね。したがって、正解はB社です。

一般的に、消費者金融にくらべて銀行のほうが金利の低いことが多いです。消費者金融の金利相場が「~18%」なのに対し、銀行の相場は「~15%」程度なので、比べてみると明らかですね。

ここで、大手のなかでも特に金利の低いローンサービスを3つ紹介していきます。

  種類 金利 限度額 審査時間(最短) 融資までの時間
住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース) 銀行 1.59~7.99% 10~1,200万円 数日程度 数日
三井住友カード カードローン 信販 1.5%~15.0%(振込専用は1.5%~14.4%) 900万円 最短即日 4週間
りそなプレミアムカードローン 銀行 3.5~12.475% 10~800万円 最短当日 10日

住信SBIネット銀行Mr.カードローン(プレミアムコース)

金利は1.59~7.99%
今回調査した大手ローンのなかではナンバーワンの低金利でした。

また、初回は最大2ヵ月分の利息がキャッシュバックされるサービスもあります。

ただし、このローンを利用するには住信SBIネット銀行の口座が必要なので、持っていない場合は新たに開設する必要があります。

三井住友カード カードローン

三井住友カード カードローン はクレジットカード会社のローンです。

金利は1.5%~15.0%(振込専用は1.5%~14.4%)
住信SBIネット銀行のローンには負けますが、こちらもかなりの低金利です。

さらに、1年間遅れることなく返済を続ければ、翌年から利率が0.3%ずつ引き下げられる「金利引き下げサービス」もあります。

しかし、利用条件はやや厳しめです。

  • 年収:150万円以上
  • 年齢:20~69歳以下
  • 専業主婦、学生、年金生活者は申込不可

ちなみに、名前は似ていますが、三井住友銀行カードローンとは別物なのでご注意ください。

りそな銀行 りそなプレミアムカードローン

金利は3.5~12.475%
他の大手銀行カードローンよりも低めの水準です。

ただし、利用条件がちょっと厳しめですね。

  • 年収:400万円以上(利用限度額50万円以下の場合は年収の条件なし)
  • 年齢:20歳~60歳未満

また、りそな銀行の口座が必要なので、持っていない場合は新たに開設する必要があります。

なお、別記事で大手ローン各社の金利比較表を掲載しています。こちらもあわせて確認してみてください。

低金利ローン利用時の注意点

金利が低いと、それだけ審査も厳しくなりますし、審査時間・融資までの期間が長くなる傾向にあります。

上の表の「融資までの時間」の項目を見てみてください。3ローンとも融資まで数日から数週間かかってしまうようですね。急ぎの方には向いていないローンといえます。

また、いくら金利が低くても、返済期間が長引いてしまうと元も子もありません。最終的にたくさんの利息を支払うことになってしまいます。

繰上げ返済するなど、工夫してなるべく早く完済することが大切です。

消費者金融やキャッシングと比べて金利が低めで審査時間重視

「急いでいるけれど、できれば金利の低いローンがいい...!」
そんな要望に答えているローンを2つ紹介しましょう。

  金利 限度額 審査時間(最短) 即日融資 特徴
三菱UFJ銀行カードローン 年1.4%~年14.6% 10万円~800万円 最短即日 最短翌日 銀行カードローンではスピード審査
三井住友銀行カードローン 年1.5~14.5% 10~800万円 当日(※) 当日(※) 審査後すぐカード受け取り可

※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては変更になる場合もあります。

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック

金利は年1.4%~年14.6%
比較的、低金利の銀行カードローンです。

「テレビ窓口(※6)」に出向いて契約すればスピード融資可です。

※6 テレビ窓口とは、三菱UFJ銀行の店舗内に設置されている、ATMのような機械が入ったブースのこと。仕切りがあるので、外から中は見えないようになっています。なお、口座開設など、ローン以外の手続きにも使えるため、ローン専用の機械ではありません。

ただ、テレビ窓口は24時間営業ではないので注意してください。

平日は20時まで、土曜・祝日は18時まで、日曜は17時まで営業しています。ギリギリに行くと審査が間に合わず、契約やカード発行が翌日以降になってしまう可能性もあるので、時間に余裕を持って出かけましょう。

※2022年3月31日(木)をもって、テレビ窓口での新規申込受付は終了しました。

三井住友銀行カードローン

金利は、年1.5~14.5%
こちらも消費者金融やキャッシングと比べて金利が低めの銀行カードローンですね。

「ローン契約機(※7)を利用した方が、スムーズに契約できます。

※7 ローン契約機は、三井住友銀行の店舗内に設置されているATMのような機械。主にローンの手続きに使うためのものです。仕切りがあるので、外から中は見えないようになっています。

ホームページや電話から申込み、審査に通ったらローン契約機に出向いて契約し、カードを受け取ります。

もちろん、ローン契約機で申込むこともできるのですが、先に電話やホームページで申込みを済ませておくと後がラクです。

なお、ローン契約機の営業時間は土日祝含む18時(※)(12月31日から1月3日を除く)まで。

こちらも時間には余裕を持ってでかけましょう。

※店舗によって受付時間が異なることがあります

「即日融資可能」なローン利用時の注意点

「即日融資可能」としているローンでも、実際は"条件をクリアすれば可能"という条件付きのところが多いので注意が必要です。

たとえば、先ほど紹介した2つのローンは、いずれも店舗(正確には「テレビ窓口」や「ローン契約機」)に出向いて契約手続きをおこなえば、スピード融資可能ということでしたね。

また、みずほ銀行カードローンも即日融資可能とありますが、みずほ銀行の口座を持っている必要があります。

即日融資可能ローンとその条件については、本当に即日融資可能な金融機関の一覧と選び方をご確認ください。

来店不要で即日融資可能(スピード&利便性重視)

「急いでいるけど、店舗や契約機まで出向くのは面倒」もしくは「近くに店舗や契約機がない」という方のために、来店不要でなおかつ即日融資可能なローンを紹介しましょう。

  金利 限度額 審査時間(最短) 来店不要で即日融資 特徴
アコム 3.0~18.0% 1~800万円 最短30分 多彩な申込方法・書類提出方法
プロミス 4.5~17.8% 1~500万円 最短3分(※) 最短3分融資が可能(※)
SMBCモビット 3.0~18.0% 1~800万円 最短15分 申込後に電話すると審査が早くなる
レイク 4.5~18.0% 1~500万円 最短15秒 審査状況確認画面あり

※ 申込みの時間帯や審査の進行等により希望通りにならないことがあります。

各ローンとも申込方法は複数用意されていますが、なかでも来店不要で即日融資可能な方法を紹介していきます。

アコム

『申込み⇒必要書類の提出⇒契約⇒振込融資の依頼』まで、来店なしで手続きできます(ホームページや電話、メール、FAXを使います)。

振込みによる即日融資を希望する場合は、振込融資依頼の手続きまで、下記の時間帯に済ませる必要があります(振込先の銀行によってタイムリミットは異なります)。

振込先の銀行 タイムリミット
楽天銀行 土日祝含め24時間即時振込み
三菱UFJ銀行 平日24時間、土日祝日20時まで
三井住友銀行
ゆうちょ銀行
みずほ銀行
その他の銀行 平日17時30分まで

なお、審査にかかる時間は最短30分です。

プロミス

プロミスもアコムと同様、来店なしで(ホームページや電話、メールなどで)融資の手続きまで済ませることができます。

また、プロミスなら、ホームページから申込後、最短3分で契約可能額(利用限度額)が表示されます。正式な審査結果がでるまで最短3分かかりますが、それまでに目安がわかると助かりますよね。

そして、申込当日に振込んでほしい場合は、下記の時間までにすべての手続きを済ませなければなりません。

振込先の銀行 タイムリミット
三井住友銀行 土日祝含め24時間即時振込み
PayPay銀行
その他の銀行 原則24時間最短10秒でお振込

SMBCモビット

こちらも、アコムやプロミスと同様です。
融資を受けるまでの手続きは、すべてホームページや電話で済ませることができます。

ちなみに、ホームページから申込後、フリーダイヤルに電話すれば、その後すぐに審査が開始されます(審査時間は最短15分ですが、申込みの曜日や時間帯によってさらに時間のかかることはよくあります)。

そして、当日中の融資(振込)を希望する場合は、平日14時50分までにすべての手続きを完了させる必要があります。

ただし、この方法を利用するには、下記の条件をクリアしなければなりません。

  • 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行の普通預金口座を持っている
  • 社会保険証か組合保険証を持っている

レイクALSA

上記の3ローンと同じく、申込みから振込融資の依頼まで、すべての手続きをホームページや電話、メール、FAXで済ませることができます。

また、レイクALSAなら申込後、すぐに審査結果を教えてもらえます。

そして、振込みによる即日融資を希望する場合は、平日14時までに『申込み⇒必要書類の提出⇒確認(レイクALSA側)』を完了させなければなりません。

来店不要・即日融資対応ローンを利用するときの注意点

自宅にいながらお金を借りることができる。しかも、即日振込融資なんて、便利な世の中になりました。

しかし、上で紹介した4ローンは、軒並み 高めの金利設定になっています。どこも上限金利18%前後。低金利とはいえませんね。

一概には言えないものの、スピード・利便性に優れているローンは金利面で劣る傾向にあります。

無利息期間サービスあり(無利息重視)

一定期間、利息の発生しない「無利息サービス」のあるローンは、ぜひチェックしておきたいところです。特に短期完済予定の方にはおすすめしたいですね。

  金利 限度額 無利息内容 条件
プロミス 4.5~17.8% 1~500万円 30日間無利息 初回のみ
アコム 3.0~18.0% 1~800万円 30日間無利息 初回のみ
アイフル 3.0~18.0% 1~800万円 30日間無利息 初回のみ
ノーローン 4.9~18.0% 1~300万円 1週間無利息 制限なし
レイク 4.5~18.0% 1~500万円 30日間無利息 初回のみ
180日間無利息 初回のみ、5万円分のみ
住信SBIネット銀行MR.カードローン(プレミアムコース) 1.59~7.99% 10~1,200万円 2ヶ月無利息 初回のみ、キャッシュバック
PayPay銀行カードローン 1.59~18.0% 10~1,000万円 30日間無利息 初回のみ

プロミス

プロミスにメールアドレスとWeb明細に登録すれば、借入日翌日より30日間は無利息で利用できます(初回限定)。

これらの登録は、ホームページから簡単に登録できますし、手数料も無料です。

プロミスの無利息サービスについて解説しているページもありますので、こちらも参考にしてみてください。

アコム

契約日の翌日から30日間無利息となります(初回限定)。

アイフル

アイフルも、初回限定で、契約日の翌日から30日間無利息となります。

ノーローン

"初回のみ"という条件付きのローンが多いなか、ノーローンなら何度でも1週間無利息になります。

ただし、2度目以降は完済してからでないと利用できません。

レイクALSA

レイクALSAには、2種類の無利息サービスがあります。

  • 30日間無利息サービス
  • 5万円分に対する利息が180日かからない180日間無利息サービス(ただし、利用限度額が200万円以上の場合は利用不可)

180日間無利息サービスは、たとえば10万円を借りた場合、そのうちの半分の5万円に対して180日間利息がかからないということになります。

なお、どちらも初回利用時限定で、どちらか一方のサービスを選択することになります(両方を選択することはできません)。

住信SBIネット銀行Mr.カードローン(プレミアムコース)

あまり知られていませんが、住信SBIネット銀行のカードローンにも無利息サービスがあります。

初回借入月の翌々月の返済日まで、最大2ヶ月分の利息がキャッシュバックされます。

返済日は毎月5日と決まっているので、たとえば、3月5日に借りたら5月5日までの利息がもどってくる、ということですね。

実質2ヶ月分無利息になるローンは、これしかありません。

PayPay銀行カードローン

PayPay銀行カードローンは、初回利用時にかぎり、30日間無利息となります。

無利息サービス利用時の注意点

あたりまえですが、無利息期間が終わればそれぞれ通常どおりの金利が発生します。

はやめに返せそうな場合は、無利息期間内に完済してしまいましょう。そうすれば実質利息0で利用できることになります。

なお、各社の無利息サービスを徹底比較しているのでこっちもチェックしてみてくださいね。

自宅にいながら全ての手続きを完了できる(利便性重視)

キャッシングやカードローンの申込みにはいくつかの手順があります。大きく『申込み⇒必要書類提出⇒契約⇒借入⇒返済』に分けられます。

これらの手続きのたびに、契約機やATMに行くのは面倒ですから、ここでは申込みから返済までの手続きがすべて自宅で完結してしまうローンを紹介します。

  金利 限度額 インターネット申込 必要書類提出方法 振込み融資 インターネット返済
アコム 3.0~18.0% 1~800万円 メール、Webアップロード、スマホアプリ、Fax
プロミス 4.5~17.8% 1~500万円 メール、スマホアプリ、Fax
楽天銀行スーパーローン 年1.9%~14.5% 10~800万円 スマホアプリ

アコム、プロミス、楽天銀行スーパーローンの手続きは似ている部分も多いので、まとめて説明していきます。

申込み

ホームページ(パソコン、スマートフォン、携帯電話など)から申込可能です。

プロミスとアコムは電話からも申込めます。

必要書類の提出

デジカメやスマートフォン、携帯電話で撮影した画像をメール、またはスマートフォンアプリで提出できます。

アコムとプロミスに関しては、FAXでも送付可能です。

契約

ホームページ上で契約内容を確認し、同意すればOK。契約完了です。

借入れ

ホームページや電話から申込めば、指定の口座に振込みで融資してもらえます。もちろん手数料はかかりません。

返済

ホームページにログインし、そこから返済の手続きができます。手数料も無料です。

ただし、この方法はインターネットバンキングに対応した口座を持っていないと利用できません(プロミスの場合、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、PayPay銀行、みずほ銀行、楽天銀行のうちいずれかのインターネットバンキング口座を持っていないと利用不可)。

まとめ

最後になりましたが、今回の内容を少しおさらいしてみましょう。

  • 1ローン選びの前に、「自分は新規で借入れできる状態なのか?」チェックしよう
  • 2候補となるローンの利用条件をチェックし、あなたが申込みできないところを外す
  • 3こだわり(金利・利便性・スピードなど)でしぼりこむ

Excelなどに、候補となるローンのスペックをまとめてから選ぶとラクちんですね。

いかがでしたか?

「有名だから」「自分の利用している銀行のカードローンだから」など、安易な理由でローンを選ぶと、後悔することになるかもしれませんよ。

面倒くさがらず、自分にとってベストなローンを選びましょう。

この記事の筆者

正岡 さな(仮名)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元外資系経営コンサルタント、現在は2児の母をしながら在宅フリーランスで働く。得意分野は「お金」。好きなものも「お金」。売る側の論理ばかりが多いキャッシングに関する情報を、買う側の視点から徹底解説します。

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